フローとしてのブログ
2,3 年前に、次の文をを読んだことがある。
「ブログはフロー、Wikiはストック」 (Zopeジャンキー日記 より)
当時、ブログのことを「フロー」と表現していたことが新鮮であり、言い得て妙だったので、今でもずっと印象に残っている。そのときに「フローテキスト」という言葉にも出会った。
大雑把に言って、単位となるテキストのまとまりが、時系列で書かれ、管理されるのフロー・テキスト、そうではなく、テーマ志向で、いわば空間的に、ディレクトリ的、非時間的に管理されるのを、ストック・テキストと呼びたいと思います。
ブログはそのとき思い付いたことをなるべく早くチャチャとまとめて書きだしている。後で振り返ってみると、「こんなの書いたっけ?」 (@_@;) と思うこともしばしば。書きっぱなしで「流れていく」。まさにフローという言葉が自分にはぴったりとくる。
このブログのタイトルにあるように、「すぐに忘れる脳みそ」というのは伊達じゃない。自分の関心のあることを忘れないようにとの思いからメモ書きをしているのだけれど、その対象となるテーマが複数存在するので、あるテーマについて期間をあけるとすぐに前にやっていたことを忘れてしまう。本当に自分の脳みその容量の小ささと、作業領域の狭さについては辟易してしまうのだけれど、それについて文句ばかりを言っても、悲しいかな自分に返ってくるだけ。やり方を工夫をするしかない。人それぞれ能力も違えば与えられている環境も違う。ネットの世界を見ていると、自分との差に鬱々とすること多々あるけれど、上と比べず自分なりの方法で楽しく知識を伸ばしていきたいものだなぁ。 (+_+)
で、いろいろと考え、学習環境としてのブログを考える (2) で述べたように、ブログの機能として以下のような構造を実装してくれるとありがたいのだけれど、さすがに既存のブログシステムを自分の都合のいいように変更することは望むべくもなく、ブログを効率的に振り返ることができる代替手段として、「ストックとしての Wiki 」 を利用することを考えていた。
Google の Wiki
「ITmedia News:Google、WikiツールのJotSpotを買収」 という記事を 2006/11 に目にして以来、非常にワクワクとした気分で首を長くして Wiki の登場を待っていた。他にも Wiki のサービスはたくさんあるけれど、 Blogger を利用している身にとってみれば、 Google が参入してくるという意味は大きい。そして、2008/6 「Wiki以上! 『Google Sites』は情報統合プラットフォームだ」で、一般ユーザも無料で使えるということを知ってすぐに飛び付いた。試してみると、以前の Wiki のように独自の文法を覚えなくてすみ、 Google ドキュメントのようにブラウザ上でワープロ感覚で使うことができるという機能は、「まとめる」ために同じページを何度も更新する作業と相性が良く、自分の使う目的を十分に満たしていた。
少し前から、ブログの中で特に関心のあるテーマで、後で順を追って読み返したいものに限って Google Sites を使って記事を並べている。また、ブログの記事にするほどのことでもないこともメモっている。特にパソコンが壊れたときなどに、再びアプリをすぐにインストールするできるように、今使っているアプリを羅列してある。それが 「すぐに忘れる脳みそのための Wiki 」 。
Google Sites が表示されない
さて、すぐに忘れる脳みそのための Wiki を使うようになってからしばらく経ち、つい先日アクセスしたら、次のような表示がされるようになった。
あわわわわ (@_@;) 何も悪いことしてないはずなのに... 規約に違反しているみたいなことが書かれているけれど、どの項目に違反しているのか何も通知されずにバスンと閉じられてしまった。急いで上記に書かれていた連絡先に投稿して様子を見た。
今や一日のうちで Google を使わない日はない。完全に自分の生活は Google に依存してしまっている。他のサービスにしても、その安定性から Google ならば安心という意識がいつの間にか形成されている。そのため、今回の事態はびっくりしてしまった。
ちにみに同じような状態になっている人が Site Disabled - How-to for End Users | Google グループ に投稿していた。
連絡をして、2、3 日経って Google からメールが届いた。
あ~ よかったぁ~ ^^ サイトが復活してる!
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