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2017年3月30日木曜日

Core 2 Duo E8400 のオーバークロック まとめ

久しぶりに、以下に示す構成の古い PC をオーバークロック。

この設定なら、まだ、そこそこ使える。

逆にデフォルトの設定では、遅すぎて使いものにならない。(+_+

Advanced > JumperFree Configuration

  • Ai Overclocking : Manual
    • CPU Ratio Control : 9.0
    • FSB Frequency : 380 (400)
  • PCIE Frequency : 100
  • DRAM Frequency : DDR2-667MHz (DDR2-801MHz と表示される)
  • DRAM Timing Control : Manual
    • CAS# Latency : 7
    • RAS# to CAS# Delay : 7
    • RAS# Precharge : 5
    • RAS# Activate to Precharge : 19
  • CPU Voltage : 1.2375V
  • DRAM Voltage : 1.80V
  • Transaction Booster: Disabled
  • North Bridge Voltage : 1.4V
  • Intel SpeedStep Tech : Enabled

Power > Hardware Monitor

  • CPU Q-Fan Control : Enabled
    • CPU Fan Profile : Performance Mode
  • Chassis Q-Fan Control : Enabled
    • Chassis Fan Ratio : Auto
  • Chassis Target Temperature : 38

 

関連文書

  1. Windows で Core 2 Duo E8400 をオーバークロック - DRAM Frequency に気をつける。AI Suite でお手軽に Performance モードに設定。
  2. オーバークロックの基礎知識を仕入れる - Core 2 Duo E8400
  3. CPU のオーバークロック (3) - メモリに無理をさせない設定、Core 2 Duo E8400
  4. Core 2 Duo E8400 のオーバークロック (4) - メモリの電圧を少し上げる

2015年3月17日火曜日

AI SUITE 設定後に定期的に警告ダイアログが表示される場合、Ai Nap を起動しない

1. 古い PC を AI SUITE でカジュアルにオーバークロック

久しぶりに古い PC のオーバークロック。CPU は Core 2 Duo E8400。このデスクトップ PC は、TeamViewer を使って、ノートPC から利用している。

最近はずっと定格で運用していたが、あまりにも遅いので少し喝を入れてみた。ただし、AI Booster の Performance モードをお手軽に設定するに留める。なぜなら、BIOS を直接変更したかったが、キーボードが反応してくれなかったため。 (@_@;

SnapCrab_No-1623

AI Suite のダウンロードは以下より行う。

 

2. Ai Nap をスタートアップから外す

上記設定を行ったら、定期的に以下内容のダイアログが表示されるようになった。

"The power button configuration has been altered.  You are no longer able to enable AI Suite by pushing power button.  To enable the power button for AI Suite again, click the icon at the bottom right of the screen to enable this function."

もしかすると、Process Lasso の Energy Saverで節電のために「電源プロファイル」を自動的に切り替えているのが原因かもしれない。

これに対して、AINap をスタートアップから削除すれば良いとのこと。

ASUSTeK Computer Inc.-Forum- Asus AI Suite issue によると、

You could also run msconfig, and prevent the AINap from loading for your startup services.

そこで、スタートメニューより、msconfig.exe を起動し、「スタートアップ」タブから `Ai Nap’ を探し、チェックを外して再起動した。

SnapCrab_No-1620

この結果、ダイアログが表示されなくなった。 ^^

2015年3月15日日曜日

C1E, C-STATE を無効化してオーバークロック - Core i7 860

Core i7 の Turbo Boost を利用したオーバークロック (2013年2月5日) のつづき。

Core i7 860 の定格動作周波数は 2.80GHz。これに Turbo Boost を有効化し 3.6GHz で 2年ほど運用していた。

  • Advanced
    • Intel(R) SpeedStep(TM) Tech : Enabeld
    • Intel(R) TurboMode tech : Enabled

ただし、これ以上どうしても動作周波数を上げることができなかった。理由は C-STATE を有効化していたから。C-STATE は CPU の省電力化を行うための設定。

省電力の設定をやめたら、BCLK Frequency を 180 に設定してもブルースクリーンで落ちなくなった。

  • Advanced
    • C1E Support: disabled
    • Intel C-STATE: disabled

180 * 22 = 3960 。およそ 4GHz にオーバークロックしても問題なくなった。 ^^

C1E とは、DOS/V POWER REPORT | Impress Japan によると、

Intel CPUでCool'n'Quietに相当するのが、C1E(Enhanced HALT)ステート、EIST(Enhanced Intel SpeedStep Technology)である。

C1Eステートは、基本的にデスクトップPC向けの機能で、アイドル時のみクロックと電圧を下げる。また、EISTはデスクトップ/モバイル兼用の機能で、CPU負荷に応じてクロックと電圧を下げる。

C1EステートとEISTはアイドル時には同じ挙動を示すが、アイドル時とピーク時の中間の状態、CPU負荷が軽い状態では、C1Eステートではフルパワー、EISTでは負荷に応じた段階的な性能となる。…

C-STATE については、省電力機能 C ステートを有効無効にする を参照。

省電力のための設定は、以下を参照。

2013年2月5日火曜日

Core i7 の Turbo Boost を利用したオーバークロック

1. Turbo Boost を有効にしたまま、手軽にオーバークロックしたい

CPU クーラーを交換したので、定格で運用していた PC をオーバークロックすることにした。 リテールのクーラーでは、すぐに温度が上昇してしまうため、CPU が頑張り過ぎないように制限していた。

対象の CPU は インテル Core i7 860。マザー・ボードは ASUS P7P55D。

SnapCrab_NoName_2013-2-5_13-44-19_No-00このマザー・ボードには、自動でオーバークロックに適した値を探ってくれる Ai Overclock Tuner という機能が付いている。これを利用し、確実に動作する値に設定された後、微調整することにした。

電圧を盛り、ギリギリを目指すのではなく、実用的な範囲でカジュアルなオーバークロックを行う。その際、Core i7 で利用できる Turbo Boost を利用したい。

 

Turbo Boost が無効であることに気づいてなかった

Turbo Boost とは、一時的に CPU の動作を高速化する機能。

インテル® ターボ・ブースト・テクノロジーに関する FAQ によると、

インテル・ターボ・ブースト・テクノロジーとは、自動的に定格の動作周波数より高速でプロセッサーを動作させる機能です。ただし、プロセッサーが電源, 温度, 電流仕様の TDP (熱設計電力: Thermal Design Power) の限界未満で稼働している場合に限られます。この機能により、シングルスレッドとマルチスレッド双方のアプリケーションでパフォーマンスが向上します。

以下の表に、どのくらい周波数が上昇するか示されている。

SnapCrab_NoName_2013-2-5_12-28-37_No-00ターボ・ブースト・テクノロジー・モニター を利用すると、Windows 上で Turbo Boost が効いている様子がグラフで示される。

このアプリケーションをインストールしようとしたところ、エラーが表示された。

このコンピューターにはインテル(R) ターボ・ブースト・テクノロジー対応のプロセッサーが搭載されていないため、インストールを続行できません。

このとき、Turbo Boost が無効だったことに気がついた。

 

2. オーバークロックをするための準備

最新の BIOS に更新

予め、実際に設定する前に、最新の BIOS に更新した。

をダウンロード。 BIOS を起動し、

  • Tools >  ASUS EZ Flash 2

より、ダウンロードしたファイルを指定し、最新のバージョンにした。

 

デフォルトの設定値に戻す

設定を行う前に、BIOS の設定をに戻し、BIOS を再起動した。

  1. Exit > Load Setup Defaults を選択。
  2. Exit & Save Changes を選択。

 

3. Ai Overclock Tuner でオーバークロック

a. オーバークロックのモードを選択

次に、自動的でオーバークロックするための設定を行う。

BIOS の Ai Tweaker > OC Tuner には、以下の3つの設定がある。

  1. Good Performance
  2. Better Performance
  3. Turbo Profile

上記を選択した後、Start auto tunning を実行した。念のため、自動設定を行う前に各々 BIOS の値をデフォルトに戻してから行った。

設定の結果、選択するタイプにより、Turbo Boost が無効になることが分かった。Good Performance の設定で実行したときにだけ、Turbo Boost が有効になった。

Good Performance では、それほど CPU に負荷をかけないので、この設定で様子を見る。

 

b. Turbo Boost が有効であることを確認する

自動設定が行われた後、 OS が起動する。再起動して BIOS 画面に戻る。

チェックする対象は、以下の項目。

  • Ai Tweaker
    • CPU Ratio Setting : Auto
  • Advanced
    • Intel(R) SpeedStep(TM) Tech : Enabeld
    • Intel(R) TurboMode tech : Enabled

 

c. 省電力機能 C ステートを有効無効にする

省電力のための C ステート も有効にしておいた。

LGA1156版Core i7/i5を使いこなすBIOS設定法 | Core i7/i5全貌解明 | DOS/V POWER REPORT によると、

Core i7/i5では、アイドル時の消費電力を低減する省電力機能「Cステート」が改良され、C6まで用意されている。ただ、理由は分からないが大半のマザーボードでこの機能が無効化されており、有効化するにはBIOS設定を変える必要がある。

さらに明らかになったYonahの姿  ~拡張されたC4ステートでさらなる省電力を - 笠原一輝のユビキタス情報局

OSによるCPU利用率が低く、シングルスレッドの処理しか行なっていない場合には、2つあるCPUコアのうち1つは遊んでいる状態になるので、それをスリープさせることで、CPUの消費電力を少しでも下げよう、という試みだ。

ACPIではCPUの電力の状態をC0~C3の4段階で規定されている。それぞれどのような状態かと言えば、次のようになっている

・C0 通常動作状態:OSなどでアプリケーションなどが実行されている
・C1 Halt状態:Halt命令の実行によりCPUコアのクロックが停止
・C2 クロック停止:CPUコアとバスのクロックが停止
・C3 Deep Sleep:クロック生成機も停止
・C4 Deeper Sleep:Vcc(CPUへの供給電圧)を低減

CPUはC0>C1>C2>C3と徐々にステートを変更していくことで、CPU内部のクロックを停止していき、徐々にCPUの動作を止めていくことをやっている。

BIOS 画面において、以下の設定を行った。

  • Advanced
    • Intel(R) C-STATE Tech : Enabled
    • C State package limit setting : Auto

追記(2015/3/14): C1E, C-STATE を無効化してオーバークロック - Core i7 860

 

d. Q-Fan コントロールを有効にする

BIOS の値をデフォルトに戻したことにより、ファンの動作を自動調整する Q-Fan コントロールが無効になった。

BIOS の画面において、以下のように有効にした。

  • Power
    • CPU Q-Fan Control : Enabled
    • CPU Q-Fan Profile : Turbo
    • Chassis Q-Fan Control : Enabled
    • Chassis Fan Profile : Turbo

 

4. 自動設定後に微調整

a. オーバークロックの基礎知識

オーバークロックの基本は、ベースクロックを上げる際、メモリが動作できる範囲を超えないようにメモリクロックを下げておくこと。

 SnapCrab_NoName_2013-2-5_20-15-59_No-00ASCII.jp:メモリモジュールオーバークロック指南 (1/7)|Windows 7で行なうオーバークロック

メモリのバスクロックとCPUのベースクロックは密接な関係があり、通常、ベースクロックを変えると、メモリのバスクロックもそれに伴って変わる(…)。

CPUクロックと同様に、ベースクロックとメモリバスクロックは比例関係にあり、ベースクロックにメモリクロック比率をかけたものが、メモリバスクロックとなるのだ。…

CPUをオーバークロックしようとして、ベースクロックを上げていくと、メモリバスクロックも上がっていき、CPUよりも先にメモリがオーバークロックの限界に達して、システムが起動しなくなったり、ハングアップしてしまうこともよくある。そうした場合は、メモリクロック比率を下げることで、ベースクロックを高くしても、メモリの限界に達せずにすむわけだ。

右図は、「秘められたCPUの力を引き出そう! 1/6 | 眠れるCPUを覚醒させろ! オーバークロックの神髄 | DOS/V POWER REPORT」より引用した。

 

b. 「オフセット電圧」に設定

追記(2013/02/06): 上記の自動設定により、「固定電圧」となった。デフォルトの「オフセット電圧」に戻した。

  • Ai Tweaker
    • CPU Voltage Mode : Offset
    • Offset Voltage : Auto

「固定電圧」ではベースクロックをほとんど上げることができなかった。また、「オフセット電圧」のほうがアイドル時の電圧が低い。必要なときにグッと電圧を上げてくれる。

 

c. ベースクロックを少し上げる

ベースクロックの値は次のように設定された。

  • Ai Tweaker
    • BCLK Frequency : 160

 

d. メモリの設定

ベースクロックの変更に伴い、DRAM Frequency の設定を一段回下げた。

  • Ai Tweaker > DRAM Frequency

追記(2015/3/15): DRAM Frequeyncy は 1440MHz に設定した。

秘められたCPUの力を引き出そう! 2/6 | 眠れるCPUを覚醒させろ! オーバークロックの神髄 | DOS/V POWER REPORT によると、

ベースクロックが定まったら、[DRAM Frequency]項目でメモリクロックを上げていく。目安としては使用しているメモリの定格から+20%ほどの範囲であれば上げても問題が起きにくい。

 

e. CPU-Z で動作の確認

CPU の周波数は、ベースクロックと倍率により決まる。

CPUの周波数(クロック)・ベースクロック・倍率について | 自作パソコンの作り方 によると、

周波数(クロック)というのは、ベースクロックと倍率をかけることで導き出されます。

SnapCrab_NoName_2013-2-5_13-24-58_No-00CPU-Z で動作を確認すると、Turbo Boost により、倍率が 9.0 ~ 22.0 の間で変化していた。設定を変更したことによる変化を計算すると、

  • 146 * 22 = 3212
  • 160 * 22 = 3520

違いを少し体感できるかな。

 

f. メモリの電圧を固定する

追記(2013/02/06): BCLK Frequency を 170 に設定したら、OS は辛うじて起動した。しかし、動画を再生中にブルー・スクリーンになった。

そこで、メモリの電圧を少し上げ固定することにした。

メモリの種類は DDR3 SDRAM。DDR3 SDRAM – Wikipedia によると、

… 動作電源電圧は、DDR SDRAMの2.5V/2.6V、DDR2 SDRAMの1.8Vに対し、DDR3 SDRAMは1.5V、DDR3L SDRAMは1.35V動作となっており、より一層の消費電力の低減、低発熱が実現されている。

自動設定にしていると、BIOS には 1.54 V と表示されていたので、それよりも少し電圧を上げて固定した。

  • Ai Tweaker
    • DRAM Voltage : 1.5625 V

この設定により、BCLK Frequency を 170 に設定しても安定するようになった。電圧を上げたのは 10% 以内なので問題ないはず。

この設定だと、明らかに体感速度が違う。ただし、Prime95 で CPU に負荷をかけたら、すぐに CPU の温度は 60度を超えた。CPU を 100% 使い切ることはないので、この設定で様子を見ることにした。

追記(2013/02/12): DRAM Voltage を 1.5750 V に変更した。BIOS 上では数字が「黄色」の注意表示になった。

追記(2015/3/15): DRAM Voltage を 1.625 V に変更した。

 

g. IMC voltage を上げた

追記(2014/3/27): Process Lasso で電源プロファイルが変更されるタイミングを極端にメリハリを付けてみた。それに伴い、BCLK Frequency を 170 に設定。その結果、ブルースクリーンが頻発するようになった。

そこで、IMC voltage の値を固定し、1.225 とした。これにより、システムが安定した。

OVERCLOCK I7 860 - CPUs - Overclocking によると、

-VTT (also known as QPI/DRAM) is your processors IMC voltage (Integrated memory controller) Increasing this will supply the power needed for the IMC to operate at higher frequencies.

追記(2014/3/28): 上記の設定は常用できなかった。(+_+) BCLK Frequency を 160 に戻した。

IMC voltage は、黄色の警告表示となる手前の値で固定した。ついでに、DRAM Voltage も同じような設定にした。

 

h. オフセット電圧の値を上げる

追記(2014/3/29): Turbo Boost を有効にしていると、どうしても BCLK Frequency を 170 で安定させることができなかった。結局、以下の値で様子を見ることにした。

  • BCLK Frequency : 165
  • CPU Voltage Mode : Offset
    • Offset Voltage : + 0.1375
  •  IMC voltage : 1.15
  • DRAM Voltage : 1.575

追記(2014/3/30): もう一度、BCLK Frequency を 170 に挑戦。

  • BCLK Frequency : 165
  • CPU Voltage Mode : Offset
    • Offset Voltage : + 0.1575
  •  IMC voltage : 1.15
  • DRAM Voltage : 1.575

ただし、Process Lasso を利用して、PC を操作していないときは CPU の最大プロセッサの状態を抑えることにした。

追記(2014/5/23): 室温が上ってきたので、元に戻した。やはり、BCLK Frequency 160 以上は難しい。

  • BCLK Frequency : 160
  • CPU Voltage Mode : Offset
    • Offset Voltage : Auto
  •  IMC voltage : 1.3

C1E, C-STATE を無効化してオーバークロック - Core i7 860 につづく…

 

関連記事

参考記事

2011年8月17日水曜日

ブルースクリーンの原因は無線LAN子機だった

1. 再び BSOD が頻発

近頃まで、割と安定していた PC 。オーバークロックしても大丈夫なように BIOS を調整していた。

しかし、最近、また動画の再生中に、突然ブルースクリーンになることが頻発するようになった。

以下の対策をしたけれど、どれも効果なし。

  • オーバークロックをやめて、定格で運用。
  • Flash Player を再インストール。
  • グラフィックボードのドライバを、最新のものから、安定していると言われるバージョンまでを各々インストール。
  • Flash や Firefox のハードウェアアクセラレーションを切る。
  • デフラグとハードディスクのエラーチェック

 

2. BlueScreenView で BSOD の原因を探る

BlueScreenView を使うと、BSOD の原因を探ることができる。

ブルースクリーンで強制終了した原因を解析して教えてくれるフリーソフト「BlueScreenView」 – GIGAZINE によると、
大体どのドライバが原因でクラッシュしたかがわかるので、あまりにも何度も同じドライバが原因でブルースクリーンが起きる場合には、そのドライバをアンイ ンストールするか、アップデートして最新版にするか、あるいは旧バージョンで安定したドライバに置き換えるとたいていの場合、その問題が解決します。ピンク色になっているのがおそらく原因と思われるドライバです。

より、ダウンロードしてインストール。

BlueScreenView で調べた結果、

Caused By Driver

の列に何度も記載があるのは、以下の2つ。

  • nwifi.sys
  • ntoskrnl.exe

nwifi.sys は無線LAN に関係しているようだ。

 

3. 無線LAN子機が怪しい

自分が使っている無線LAN の機器は、BUFFALO の WLI-U2-KG54L 。

調べてみると、同じ無線LAN子機を使い、ブルースクリーンになる状況が自分とよく似ている人がいた。

6月20日のWindowsアップデート直後からブルースクリーン連発。。。

  • ブルースクリーンの発生は、100%がブラウジング中。
  • IE9またはFirefoxを起動、4~10ページブラウジングすると、急に回線が不安定になりだす。
  • 「あれ?Webページが開かなくなったぞ?」と思ったら、その10秒後くらいにブルースクリーン発生。
  • 自分の場合は、ブルースクリーンになる前、ブラウザの動画がおかしくなる。そして、マウスを動かしたときの感触から、直前に

    「ブルースクリーンの画面になる…!」

    ということがわかる。同じ型の無線LAN子機をもう一つ持っているが、同じ現象が生じる。

    上記のブログによると、

    「無線LAN機器を新調したら、通信環境が驚くほど改善しました。」

    と書かれていた。

     

    4. 新しい無線LAN子機にしたら、ブルースクリーンにならない

    価格.com - 無線LANアダプタ を確認すると、WLI-UC-G301N が価格が手頃で、評価も高く、売れ筋だった。

    このまま BSOD が続くようであれば、マザーボード、CPU、メモリを変えるしかない。それに比べれば、無線LAN子機を購入するだけなら出費が少なくて済む。

    半信半疑で無線LAN子機を購入。

    その結果、ブルースクリーンに全くならなくなった。複数の動画を同時に再生しても、何の問題もない。 ^^

    あまりにも劇的な変化に驚いた。ブルースクリーンの原因は、メモリかマザーボードにあると思い込んでいた。まさか、USB に接続していた無線LANが問題だったとは…。 (@_@;

     

    5. オーバークロックしても問題なし

    定格でブルースクリーンにならないので、再びオーバークロックすることにした。

    その結果、以前よりも低い電圧で、高いクロック周波数で動作させることができるようになった。

    BIOS の設定

    PC で利用しているパーツは以下のもの。

    BIOS の Advanced 設定。

    • Ai Overclock Tuner : Manual
    • CPU Ratio Setting : 9.0
    • FSB Strap to North Bridge : 400MHz
    • FSB Frequency : 420
    • PCIE Frequency : 100
    • DRAM Frequency : DDR2-840MHz

    CPU, DRAM, North Bridge の電圧。

    • CPU Voltage : 1.275V
    • NB Voltage : 1.40V

    ( cf. とりあえず基礎知識を, DRAM Frequency の設定に気をつける )

    上記の設定でもブルースクリーンにならなくなった。

    ただし、メモリのレイテンシと電圧を設定した方が動きが良いようだ。

    DRAM Timing Conrtol : Manual
    • CAS# Latency : 6 DRAM Clocks
    • RAS# to CAS# Delay : 6 DRAM Clocks
    • RAS# PRE Time : 6 DRAM Clocks
    • RAS# ACT Time : 20 DRAM Clocks

    (cf. メモリに無理をさせない設定 )

    • DRAM Voltage : 1.95V

    ( cf. メモリの電圧を少し上げる )

     

    6. その他、変わったこと

    以前は、USB セレクティブ サスペンドの設定を無効にしないと、スリープから復帰できなかった。

    無線LAN子機を変更してから、この設定を「有効」にしても問題なくなった。

    CPU は、Core 2 Duo E8400 を使っている。CPU の使用率を観察していると、以前より各々が独立して動いているように見える。

    マウスの動きも少し良くなった気がする。

    2011年7月9日土曜日

    Core 2 Duo E8400 のオーバークロック (4) - メモリの電圧を少し上げる

    1. メモリの負担を減らしたけれど、BSOS が頻発するようになった

    オーバークロックで FSB の値を大きくしたのに伴ない、メモリのレイテンシを増やしたり、その他メモリに負担をかける設定を無効にした。しかし、相変わらず Flash Player で動画の再生中に BSOD になる。割と安定しているときもあるけれど、最近頻繁に落ちるようになった。設定を見直すことに。

     

    2. CPU の電圧と、Flash Player のハードウェアアクセラレーションを調整しても効果なし

    1. CPU の電圧を上げたり、
    2. Flash Player の設定において「ハードウェアアクセラレーション」を無効にした

    けれどダメ。

     

    3. 許容されるメモリの電圧は、安全な運用では、定格の 1.5 割増し

    「ASCII.jp:低電圧メモリでPCをエコ化できるか?」によると、

    メモリやCPUなどのCMOS半導体は、動作電圧を上げるほど高速に動作するという特性がある。より低い電圧でも安定動作するということは、電圧を上げてオーバークロックの限界を狙う、いわゆる喝入れのマージンが大きいということになる。通常、定格電圧の10%~15%アップくらいまでなら、チップが壊れる可能性はほとんどない。

    (太字は引用者による)

    使っているメモリはオーバークロックに対する耐性のない安物なので、これまで定格で固定してきた。今回ちょっとだけ電圧を上げて試してみることに。

     

    4. BIOS における各種設定

    BIOS の画面において、

    • Advanced > JumperFree Configuration > DRAM Voltage

    定格電圧が 1.8V なので、0.1Vだけ上げる。5% くらいのアップなら問題ないかな。

    1.80V → 1.90V

    これにより安定するようになった感じ。

    FSB を 400 → 425 に変更した場合、メモリの電圧を 1.95V に上げたら安定した。 CPU の電圧は 1.325V。

    追記(2011/8/8):  CPU Voltatage 1.25V 。FSB は 420。

    追記(2011.12.17): CPU Voltage 1.25V, FSB 410, メモリの電圧 1.9V。これで安定しない場合は、FSB 400 にした。CPU とマザーボードの温度は、常に監視し、高くなった場合は、まず掃除をすること。

     

    メモリのレイテンシ等を元に戻す

    次に、メモリレイテンシやその他のメモリに関するう設定を戻す。以下の値を `Auto’ に変更。

    • DRAM Timing Control
    • DRAM Static Read Control
    • Transaction Booster

    この設定でも大丈夫のようだ。

     

    5. メモリの限界を最初にテストしておくのが良い

    追記(2011.8.5) : ここまで色々設定をいじってみたが、そもそもの話、最初に以下の事項を確認すべきだった。

    ・まずはメモリーの限界をチェックします。
    1.CPUのクロック倍率を低めに設定する
    (例.FSBX10のCPUならFSBX5くらいに設定)
    AMDのAthronなどはHTのクロックも下げておきます。
    2.FSBを徐々に上げてメモリーテストユーティリティでテスト
    これで大体はCPUの限界を超えずにメモリーの限界がチェックできます。
    ・CPUの限界チェック
    1.CPUのクロック倍率をデフォルト値に戻す
    2.FSBをまずはメモリーの限界値まで上げてテスト
    3.NGならFSBを徐々に下げていく
    先にメモリーの限界値を把握するのがみそです。

    (オーバークロックでCPU、メモリの限界を知るには? | OKWave より)

    2011年5月18日水曜日

    余ったファンをハンガーで吊して PC を冷却

    「Core 2 Duo E8400 のオーバークロック (3)」のつづき

    内部は埃まみれ

    最近暑くなってきた。そのためか、突然 PC が BSOD になることが増えた。

    BSOD の原因の一つは、筐体内に埃がたまり、冷却が効果的にできなかったこと。これには掃除で対処。エアダスターで埃を吹き飛ばす。特にファンへの付着がひどい。 (+_+)

     

    マザーボードの温度が高い

    掃除をしてもまだ ASUS PC Probe II で CPU, MB の温度を計測していると、許容範囲を超え突然警告音が鳴る。特にマザーボードの温度が高い。

    CPU ファンは CPU に付属のものを使い、メモリは耐性のない、性能差があるもの組み合わせている。このため、オーバークロックしたら BSOD が頻発しても不思議はない。

    追記 (2011.5.19) : CPU や MB の温度を知るには以下を参照。

     

    ハンガーでファンを吊し、マザーボードを冷却
    夏は熱対策をしなければいけないと思ってはいるけれど、CPU クーラーを買うのはもったいない。そこで、使ってないファンをハンガーで吊し、マザーボードに向けて風を送るようにした。ハンガーの太さは、ファンの四隅の穴に入れるのに丁度いい。

    都合が良いことに ANTEC SOLO のケースには補強のため?かファンを吊すのに適したバーが存在する。

    DSC01159

    ( 親父の自作 PC の組立て より )

    最初は下図のようにファンを 2 つ配置。効果は少しあった。

    DSC03236

    位置を右側に少しずらしてみたら、マザーボードの温度が 5 度くらい下がった。丁度センサーのある位置に送風されたのかな?

    DSC03239

    2011年4月10日日曜日

    CPU のオーバークロック (3) - メモリに無理をさせない設定、Core 2 Duo E8400

    1. オーバークロックしたら、ブルースクリーンが頻発

    BIOS でオーバークロックの設定をした後、PC に負荷がかかると、突然ブルースクリーンになる。

    特に、動画を再生中によく落ちる。そのため、最新の Flash Player をインストールして様子を見た。しかし、Flash Player はブルースクリーンと関係ないようだった。

    そこで、BIOS でオーバークロックの設定を見直すことにする。

     

    2. まずは PC 内部のホコリをチェック

    最初に、ブルースクリーンになる前の CPU の温度を確認しておく。

    ブルースクリーンになる直前、 CPU の温度を見て異常に高いときは、BIOS の設定をする前に PC 内部の掃除を行うこと。必要に応じて、冷却方法を考える。

     

    3. メモリの設定

    次に BIOS でメモリの設定を行う。

    ASUS のマザーボードでは、メモリのアクセスに関する設定は、

    • Advanced > JumperFree Configuration > DRAM Timing Control

    で行う。使用しているメモリに適した値は、メモリ本体に貼られたシールに書かれている。

    自分が使っているメモリは 2 種類あり、以下のように記載されていた。

    • 555-12
    • 555-13

    マニュアルには「同じ種類のものを使え」と書かれている。当然、メモリのアクセスのことを考えると、同じ種類のメモリを使うのが普通だろう。これが原因で BSOD が頻発しているかもしれない。

    そこで、なるべく メモリに負担がかからない設定を試みた。

     

    a. メモリのアクセスタイミングの調整

    上記のメモリに記載されている数字は、メモリのアクセスに関する数値。

    ASCII.jp:メモリモジュールオーバークロック指南|Windows 7で行なうオーバークロック によると、

    メモリアクセスの手順に必要な時間(クロック数)を表している。4つの数字は順に「CAS# Latency」「RAS# to CAS# Delay」「RAS# Precharge」「RAS# Activate to Precharge」(マザーボードによってそれぞれの表記は異なることがある)を表しており、数字が小さいほうが、メモリアクセスを開始してから、実際にデータの転送が行なわれるまでのレイテンシ(遅延)が小さくなる。 …

    通常は自動設定にしておけば問題はないのだが、メモリのバスクロックを定格よりも上げると(オーバークロック)、SPD情報の設定ではアクセスタイミングが短すぎて、間に合わなくなることがある。その場合、手動でアクセスタイミングを設定して、その数を増やす(レイテンシを増やす)ことで、動作が安定する場合がある。

    (装飾は引用者による)

    そこで、メモリのアクセスタイミングを、メモリ本体に書かれていた数値よりも大きい値に変更した。

    777-19

    メモリの設定を Auto にしていると、マザーボードがメモリの設定を読み取ってくれる。この時の値は、

    5-5-18

    だった。上記の設定は、この値よりも大きく設定した。

    その他、DRAM に関する設定は、Auto にしていたとき、

    3-52-6-3-3

    と表示されていた。 PC が安定しないときは、この値も、Auto にしたときよりも、大きな値となるように設定しておく。

     

    b. Transaction Booster

    Transaction Booster の設定をして、アクセスタイミングを調整する。

    DOS/V POWER REPORT | Impress Japan によると、

    「Transaction Booster」は、メモリの詳細なアクセスタイミングを高速化する設定。Enabledにするとメモリのデータ転送速度が向上するが、安定性やオーバークロック耐性の点では不利となる点に注意は必要だ。

    安定性を優先させるため、

    • Advanced > JumperFree Configuration > Transaction Booster

    の値を Disabled に変更。

    Transaction Booster と伴に表示される値の設定については、以下を参照した。

    ASUSTeK Computer Inc. -Support- FAQ P5K-E FAQ BIOS の「Transaction booster」について

    Transaction booster はASUSが開発したメモリレイテンシ調節機能です。
    Booster Level: 有効にした場合の設定範囲は 0 ~ 1 です。「1」を選択すると、レイテンシが小さくなりメモリのパフォーマンスが上がります。
    Relax Level: 無効に設定した場合の設定範囲は0 ~ 3 です。高く設定するほどレイテンシの範囲が高くなり、メモリの安定性が増します。

    • Relax Level を 1

    に設定した。

    とにかく、安定しないときは、メモリのアクセスするタイミングを調整して、レイテンシを増やすのが良い。

     

    c. FSB Strap to North Bridge

    FSB Strap to North Bridge を調整して、メモリの規格にある上限を超えないようにした。

    自分が使っているメモリの種類は、DDR2-800。

    DDR2-800とは、DDR2 SDRAMのチップの規格で、フロントサイドバス(FSB)のベースクロックが最大400MHzである規格のことである。

    DOS/V POWER REPORT | Impress Japan によると、

    「FSB Strap to North Bridge」では、CPUのシステムバスクロック(FSB)情報を上書きし、メモリクロック倍率やCPU-チップセット間のデータ転送のタイミングなどを変更できる。これはBSEL modと呼ばれるアルミホイルなどでの改造方法をBIOSで可能としたものだ。数値が大きいほどCPU-チップセット間の速度はわずかに下がるが、オーバークロック耐性は高くなる。

    (太字は引用者による)

    Advanced > JumperFree Configuration の値を

    • FSB Strap to North Bridge : 400MHz

    にした。

     

    4. 電圧の設定

    メモリ以外に、電圧の設定も行った。

    a. North Bridge Voltage を上げる

    よっちゃんのチラ裏 intel Core 2 Duo E8400 オーバークロック によると、

    OS起動のみでベンチはかけていないですが、
    ノースブリッジの電圧を+0.15V上げないと非常に不安定でした。

    以下のように電圧を設定。

    • North Bridge Voltage : 1.4V
    b. SpeedStep で省電力

    DOS/V POWER REPORT | Impress Japan には、

    SpeedStepテクノロジ(以下EIST)の設定も本メニューに用意されている…

    EISTを利用するにはWindows Vistaの電源オプションにも気を配りたい。「バランス」設定ではEISTが利用されるが、高パフォーマンスに設定するとBIOSでEISTが有効になっていても常に最大クロックで動作する。また、省電力に設定した場合は、負荷がかかっても動作クロックが上がらず、パフォーマンスも常に低い状態になってしまう。そのため、通常は標準設定のバランスに設定しておけば低消費電力とパフォーマンスの両立が可能になる。

    これより、Advanced > CPU Configuration で

    • Intel SpeedStep Tech : Enabled

    であることを確認し、コントロールパネル > 電源の設定で「バランス」を選択。

    c. Windows の電源オプション

    動作がもっさりしてる場合は、

    • コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > 電源オプション

    のプランが「高パフォーマンス」が選択されていることを確認する。

     

    5. その他

    不安定な USB を使わない

    複数ある USB ポートの中に、安定して利用できるものと、そうでないものがある。

    例えば、マウスのレシーバは動くのに、キーボードを挿すと反応がないポートがある。こういったポートを利用すると、システム全体が不安定になり、BSOD になるかも。

    AI Suite を削除

    Windows 上でオーバークロックを行うアプリケーションは削除した。

    マウスのドライバを更新

    利用しているマウスドライバ、SetPoint を最新にした。

     

    関連記事

    2010年7月28日水曜日

    オーバークロックの基礎知識を仕入れる - Core 2 Duo E8400 の

    Windows 上のユーティリティで CPU をオーバークロック のつづき

    1. AI SUITE によるオーバークロック

    Core 2 Duo E8400 をオーバークロックするために、Windows 上で設定を行うことができるツール AI SUITE を用いた。

    このとき、何によってオーバークロックすると、どこが変化するのかわからないまま適当に値を変えていた。最初はメモリの耐性も考えずに設定をしたので、すぐにブルースリーンとなった。 (+_+)

     

    2. BIOS における設定

    a. オーバークロックする環境

    自分が PC で利用しているパーツは以下の通り。

    相変わらず、オーバークロックに関して、何が正しい知識で、どう設定するのがベストなのかよくわからない。しかし、分からないなりに今回 BIOS でオーバークロックしてみる。

    目標値は 3.6 GHz で常用。

     

    b. CPU とメモリの設定

    BIOS で CPU とメモリを、以下のように設定した。

    Advanced > JumperFree Configuration

    • Ai Overclocking : Manual
      • CPU Ratio Control : 9.0
      • FSB Frequency : 400
    • PCIE Frequency : 100
    • DRAM Frequency : DDR2-667MHz (DDR2-801MHz と表示される)
    • DRAM Timing Control : Manual
      • CAS# Latency : 5
      • RAS# to CAS# Delay : 5
      • RAS# Precharge : 5
      • RAS# Activate to Precharge : 15
    • CPU Voltage : 1.2375V
    • DRAM Voltage : 1.80V

    ここで気をつけることは DRM Frequency で、オーバークロックによって規格以上の周波数になってしまうと、即ブルースクリーンになってしまうこと。使っているメモリは DDR2-800 だから、オーバークロックしたときに、メモリの耐性の上限を超えてしまうので、DDR2-667MHz を選択。FSB Frequency を 400 に設定した後は、800MHz 付近を大きく上まらないようにした。

    CPU の電圧を 1.2V に設定ときは、動画を再生中に、ブラウザのスクロールをするとビリビリとノイズがした。上記の設定であると、大分ノイズが減る。

     

    c. ファンの設定

    CPU に負荷がかかっていないときに、ファンがやかましくならないように設定した。

    Power > Hardware Monitor

    • CPU Q-Fan Control : Enabled
      • CPU Fan Profile : Performance Mode
    • Chassis Q-Fan Control : Enabled
      • Chassis Fan Ratio : Auto
    • Chassis Target Temperature : 38

     

    3. オーバークロックをするために参考にしたサイト

    上記の設定をしたとき、いろいろなサイトを参考にした。しかし、細かいところまでは結局分からず。 (@_@;

    参考にした記事を列挙しておく。

     

    a. オーバークロックの方法

    まずは、オーバークロックをする方法として押さえておくべきことは、

    低ランクのCPU(Celeron等)を高ランクのCPU(Pentium II等)と同じFSBで動作させる事で全体的な性能の底上げを期待する方法。BIOS画面等で簡単に設定できるため、現在のカジュアルなオーバークロックの主流となっている。この場合、使用するマザーボードには、PCIクロックを100MHzに固定できること、メモリクロックだけを落とせることが事実上必須となり、さらには、CPUの電圧を上げられることが望ましい。

    • 倍率変更・FSB向上の特徴

    同じ(あるいは近い)周波数になる組み合わせであっても、FSBを高くして倍率を小さくする設定の方が高性能に なる。FSBはCPU以外のメモリやチップセットといったシステムを構成する主要パーツにも供給されているからである。

    (オーバークロックの手法  より、太字は引用者による)

     

    b. 前提となるパーツの知識

    オーバークロックに関して、前提となる PC に関する大枠の知識は、

    【特集】魅惑のクロックアップ ~自作PCの限界チューニングにチャレンジ (2) クロックアップのしくみ | パソコン | マイコミジャーナル

    一般的なクロック供給の状態

    クロック供給において、その元となるのは「PLL(Phase Locked Loop)」と呼ばれる発信器であり、これがシステムが動作するために必要なほとんどのクロック(上図の青ライン) を供給している。…

    …クロックを上昇するとパソコンに組み込んでいる周辺機器へのクロックも同時に上昇するため、CPUほどにクロックアップの耐性がない周辺機器は誤動作を起こしやすくなってしまう…

    上図にある重要な部品について調べる。

    チップセット - Wikipedia

    チップセットにはメモリインタフェースやAGPなどの制御回路が搭載されているため、コンピュータの性能に重大な 影響を与える。すなわちマザーボード[2]は 特殊な場合を除き、CPUをターゲットに設計されるのではなく、直接の設計ターゲットはチップセットとなる。CPUの交換が想定されているシステムは必ず しも珍しくないが、チップセットのみの交換を想定しているシステムは存在しない。

    ノースブリッジ - Wikipedia

    PC/AT互換機における2チップ構成のチップセットを搭載したマザーボードにおいて、CPUに接続されている方のチップを言う。設計図(製品ではプリント基板)を地図に 見立てた場合、上方に位置し、データの橋渡しを担う部品であることからこう呼ばれる。

    ノースブリッジには、CPUインタフェース、メモリーインタフェース、AGP・PCI Expressなどの制御回路が入っている。その性格上、特定のCPU専用品となる。

    サウスブリッジ - Wikipedia

    サウスブリッジには、PCIバス、IDE、キーボードポート、マウスポート、USBなどの回路が含まれる。最近はサウンドやイーサネットなどを含むものも増えて、高機能化する傾向にある。

     

    c. FSB とベースクロックの関係

    ところで FSB / 4 がベースクロックになると説明されているのを見かけるが、これはどういうことか?

    図解 CPUのクロック周波数 - [ノートパソコン] All About によると、

    クロック周波数とは...

    処理のタイミングを取るためのテンポ

    単位はヘルツ(Hz)で、1ヘルツなら1秒間に1回の周波数と いう意味。

    1971年に登場した世界初のマイコンである Intel 4004は500kHzで動作していたと いう。

    FSB (Front Side Bus:フロント・サイド・バス)
    CPUとチップセットを接続するバス(伝送 路)
    FSBとベースクロックの周波数が異なっているが、これは1クロックで1つの信号を送るところ、クアッドパンプ(Quad Pumped)と いう技術を使い、1クロックで4つの信号を送っているためだ。
    クアッドパンプが使われ出したのは、2000 年に登場のPentium 4から。
    倍率とEnhanced Intel SpeedStep

    CPUの動作倍率は、Core 2 Duo T7300の場合なら6倍から10倍(11倍)程度の範囲で倍率 と電圧が変化する。一般的にバッテリ駆動時は倍率を低く、AC駆動時などパフォーマンスを重視する場合は倍率を高くする。この倍率と電圧を 可変させているのがEnhanced Intel SpeedStepだ。

     

    d. CPU の電圧

    CPU の電圧の設定で参考にしたのは、

    Core 2 Duo E8400 オーバークロックと性能、CPU温度 の説明。

    Fudzilla によれば、E8400は容易に 4.4GHzに達するようである。しかし、解説の中で最適なセッティングは動作クロック3.60GHz、コア電圧は1.2250V - 1.2750Vと述べていた。また4GHz辺りまではコア電圧を1.3250V - 1.4000Vにする必要があるようである。

    E8400 の電圧に関するスペックを確認しておく。

    Intel® Core™2 Duo Processor E8400 (6M Cache, 3.00 GHz, 1333 MHz FSB) with SPEC Code(s) SLAPL, SLB9J

    VID Voltage Range    0.8500V-1.3625V
    TCASE                      72.4°C
    VID

    ここでまた VID という分からない単語がでてきた。VID は Core Temp で確認できる。
    自分の PC では 1.2250v と表示された。

    VID の意味は、

    CPU とマザーは、連携してCPUへの供給電圧を決定しています。
    その関係は、CPUがVID信号で規定の電圧をマザーにしらせ、
    マザーはその VID信号の指示に基づいて電圧を生成し、CPUに供給する。
    CPUはマザーから供給される電圧を「指示した通りと信じて」受け取る。
    と いう仕組みです。

    (定格動作( より)

    CPU の電圧と消費電力の関係は、

    ワット チェッカーで自作マシンの消費電力計測 によると、

    CPU の電圧 (CPU VCore) を上げると消費電力が増えるのは有名な話。それを実験で試してみる。CPU の消費電力は周波数に比例し、電圧の 2 乗に比例する。たとえば、電圧が 1.2 倍になれば消費電力は 1.2 の 2 乗で 1.44 倍になる。
    では、CPU の最大電圧はどのくらいなのだろう?
    Max CPU voltage range and overclocking - CPUs - Overclocking  には、
    For 65nm: ABSOLUTE MAX is 1.5v.
    For 45nm: ABSOLUTE MAX is 1.45v.
    ABSOLUTE MAX is the point where the CPU starts to get physically damaged. It is the point of no return.
    VID Voltage Range - How does it affect overclocking? - XtremeSystems Forums
    The way I understand VID is that it is similar to SPD on ram. It tell the mobo how much voltage it requires to run at its defined speed. A low VID is considered better as it requires less voltage and theoretically can overclock higher due to there being less voltage required at a given overclock resulting in less heat. That dosn't mean to say 1.5 is 'officially' safe. It simply means some cpus require 1.5v to run correctly, while others do not.

    site:intel.com absolute max voltage - Google 検索 により、CPU に関する文書を見つけた。

    以下の節に電圧に関することが書かれているがよくわからなかった。 (+_+)

    2.6        Voltage and Current Specification
    2.6.2       DC Voltage and Current Specification

    とにかく、VID と BIOS で設定できる CPU Voltage Control は別物であると理解。

    TCASE

    オーバークロックしたときに気になるのは CPU の温度。

    PCが不安定 2/3 | PCトラブルバスターズ!!! | DOS/V POWER REPORT

    CPU の温度は、CPUメーカーが公開しているデータシートやサーマル デザインガイドに記載されているTcase MAXの値が参考になる。TcaseはCPUのヒートスプレッダ中央部分の温度のことで、Tcase MAXはその上限だ。つまり、この温度より低くなるように冷却すればよい。厳密には上にあるようなユーティリティ類が表示するCPU温度=Tcaseでは ないが、目安にはなる。
    ASCII.jp:パソコンがうるさいと思ったときの「最高動作温度」|ぱそぢえ~3分で分かるPCの基本

    CPUのデータシートで規定されている最高動作温度は「T-Junction(Tj)」「T-Case(Tc)」「T-Sink(Tsink)」「T-Ambient(Ta)」の4種類がある。具体的には下記の温度を示している。...
    Pentium 4以降のデスクトップ向けCPUは欠損などを防ぐため、コアの表面に金属製プレートを装着することが一般的になっている。そのためにT-Caseが用いられることが多い。

     

    e. メモリの設定

    使用するメモリの個数は、

    OC による負担はメモリーが一番多く被るので,2個以上のメモリーを用いるときは必ず同じクロック数のものに限定し,特に Dual Channel 設定の際は必ずそれが可能なメモリーの2枚挿しを行なおう.また,4枚挿しの メモリー OC は基本的に無理である.

    (パソコンのオーバーク ロック(OC)勉強中:BIOS を用いた OC 設定の基本 ― OC 初心者専用です より)

    2枚が無難そうだけれど、4 枚使うことにした。

    CPU の電圧を固定したので、メモリの電圧も固定することに。

    ASUSTeK Computer Inc. -Support- FAQ P5K-E FAQ メモリの電圧について

    JEDEC(半導体技術協会)が定義する標準的な電圧値は、 DDR2メモリ、DDR3メモリではそれぞれ 1.8V、1.5Vですが、それ以上の電圧が必要なメモリもあります。これらのメモリでは電圧供給が足りなくなり、このような症状が起こることがありま す。

    これらの症状が見られ る場合は、ご使用のメモリの動作電圧を確認し、それに応じてBIOSでメモリ電圧を手動で設定してください。

    ところで、メモリの種類については、DDR2 SDRAM - Wikipedia によると、

    4ビットのプリフェッチ機能(CPUがデータを必要とする前にメモリから先読みして取り出す機能)をもち、外部クロックに内部クロックの2倍のクロックを用いる。そのため理論上、同一クロックで動作するDDR SDRAMの2倍、SDRAMの4倍のデータ転送速度を得られる。...

    動作電源電圧は、DDR SDRAMの2.5V/2.6Vに対し、DDR2 SDRAMは1.8V動作

    メモリのアクセスタイムについては、

    アクセスタイムとは【access time】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典

    メモリチップのアクセスタイムは、行アドレス(CAS)信号から列アドレス(RAS)信号への切り換え遅延時間(RAS to CAS Delay)に、行アドレスを与えてからデータが読み出せるようになるまでの時間(CASレイテンシ)を加えた時間である。

    DDR3 SDRAM - Wikipedia

    JEDEC準拠のDDR2デバイスは5-5-5-15であった

    PCメンテナンス&リペア・ガイド:第3回 メモリ増設前の基礎知識(3)

    CAS Latency(Column Address Strobe Latency)

    「キャス・レイテンシ」と読む。メモリのスペックでは「CL2」や「CL3」などと表記される。SDRAMやDDR SDRAMなどのメモリ内部には、半導体記憶素子が格子状に並んでおり、データの読み書きを行う際には、対象となる記憶素子の位置を、行(Row)と列(Column)という2種類の位置情報(アドレス)で指定する必要がある。列を指定する信号をCAS(Column Address Strobe)信号というが、この信号が発行されてから、実際にデータの読み書きが行われるまでにかかる待ち時間(Latency)のことをCAS Latencyという。

    SDRAM RAS to CAS Delay

    SDRAMについて、RASの後にどれだけ時間を置いてCASに移行するかを設定する項目。間隔が短く(数字が小さく)なればメモリアクセスが高速になる。

    この辺になると何がなんだか本格的にわからなくなってきたので、標準的な値でありそうなところで固定した。

     

    関連記事

    2008年8月27日水曜日

    Explorer を再起動した後に EasyTune 5 Pro が起動しない

    最近、特定のアプリケーションが固まることがしばしばある。、タスクマネージャの「アプリケーション」タブで、そのアプリの状態が「応答なし」となっていることを確認した後、右クリックしてそのプロセスを表示させるとなぜか explorer.exe が表示される。仕方がないので、エクスプローラを再起動をして対処しているが、その後決まって EasyTune5 Pro を起動できなくなってしまう。

     

    対処

    アプリケーションが固まり explorer.exe を再起動する前に、タスクトレイにある 080827-001 EasyTune 5 Pro を終了させておく。これにより、後で EasyTune 5 Pro を起動できるようになる。

    それにしても、フリーズの原因に EasyTune 5 Pro は関係しているのだろうか? (@_@;) とりあえず、EasyTune 5 Pro を使って倍率を変更した後は、タスクトレイに常駐させないで様子を見ることにした。

    2008年5月3日土曜日

    Athlon 64 X2 5000+ Black Edition を EasyTune 5 Pro でオーバークロック

    自作 PC で、 CPU を Athlon 64 X2 5000+ Black Edition にした。 Black Edition と言えば、オーバークロック。GIGABYTE - Support - Motherboard - Utility から EasyTune5 Pro を Download してインストール。

     

    Black Edition のオーバークロック

    倍率変更可能な「Athlon 64 X2 5000+ Black Edition」でお手軽オーバークロック によると、

    通常のCPUはモデルナンバーに合わせてCPUの倍率上限が設定されているため、オーバークロックを行なう際は、FSBをアップさせていくことになる。 ...

    だがFSBを上げると、バスの速度上昇に伴うチップセット負荷の増加とメモリクロックの変化という副作用が出てくる。CPU より先にチップセットやメモリが耐えられなくなってしまうことも多く、極限を目指すにはより高速なメモリやチップセットの冷却強化が必要であった。

    実際に、上記のソフトでオーバークロックをさせている動画があった。

    YouTube - 高橋敏也の動く!改造バカ一台 AMD Athlon 64 X2 5000+ Black Edition オーバークロック

    動画の最後の方で、実際に使うのは、安定動作を狙って倍率14 で 2.8 GHz というように述べられていたので、それに従うことにした。

     

    オーバークロックしてみる

    EasyTune5 Pro を起動し、ADVANCED MODE ボタンを押す。 CPU の項目の Ratio を 14.00 に変更し、 Go ボタンを押した。設定を保存するために Save ボタンを押す。

    080503-30

     

    タスクトレイにある EasyTune5 Pro のアイコンを右クリック、 Always run on next reboot のチェックははずして、 Auto load last save on next reboot にチェックをつけた。

     

    結果

    気持ちレスポンスが良くなったかな(?) ただ、ファンの音が少しだけ大きくなったようだ。 EasyTune5 Pro には、PC Health > Hardware Monitor があり、ここにファンの回転数が表示されていた。だいたい 50 ~ 60  回転くらい上ったようだ。うーん、元に戻そうか、どうしようかなぁ (@_@;)

     

    追記(2008.5.5) : ファンの回転数を観察していたら、以前とそれほど変化がないかも。

    上記のツールで、設定を保存した場合、休止状態にすると設定が元に戻ってしまった。そこで、 BIOS 画面 > MB Intelligent Tweaker(M.I.T) > CPU Clock Ratio の値を、 Auto から 14.0 に変更して、設定を保存した。

     

    追記(2008.5.27) : BIOS で上記の倍率を 15.0 に設定し、3 GHz にした。特にこれでも問題ないようなので、このままの設定で様子を見ることにする。