ラベル 考える技術 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 考える技術 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2008年10月6日月曜日

Dropbox で Web のマーカーをポータブルに – Wired-Marker のデータをクラウドに保存

1. Web サイトを読むときも、マーカーは必需品

後で活用したい情報は、どこからでもアクセスできるようにしておきたい。だから、ブログをメモ代りに使っている。

Web 上のクリッピングには Google ノートブック を利用。ノート全体を検索できるし、いざ自分の HDD が壊れても情報がクラウドに保存されているから安心。Google ブックマークと統合されているので、メモを蓄積する場所としては最適。

 

Firefox のアドオン Wired-Marker

サイトの内容をしっかり理解したい場合、Firefox のアドオン Wired-Marker を使い、マーカーをつけながら読んでいる。

ただし、付けたマーカーは、ローカルに保存される。デフォルトでは以下の場所にデータが蓄積される。

  • C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\[ランダムな文字列]\WiredMarker\local.sqlite

マーカーをつけながら読むサイトは、繰り返し読み返すことが多い。そのため、以前に引いたマーカー情報がなくななったら大打撃。(+_+)

内容を読み返すとき、マーカーがついていれば、そこを中心に読みなおせばいい。情報の取得が早くなる。マーカーがなくなってしまったら、また一から読み直し。考えただけでぞっとする。大事なファイルを自分の手元にだけ置いておくというのは非常に不安。

 

2. Dropbox に Wired-Marker のデータを保存する

データを、ローカルではなく、クラウドに保存するためのサービスを探していた。オンラインストレージサービスはたくさんある。一番気になっていたのは、

ところで、オンラインにファイルを置くとなると、一番気になることはセキュリティ。

HDD以上に便利なオンラインストレージ“Dropbox” - @IT によると、

ファイルは通信経路上ではSSL、ストレージ上ではAESで暗号化されている。

Dropbox は、専用のクライアントを使い、ローカルにあるファイルを扱う方法と同じなので、使い勝手はよさそう。しかし、データをクラウドに保存するのだから、スピードの面が不安。また、インターネットに接続できない場所では、使えないということは避けたい。

404 Blog Not Found:これは一本とられた - Dropbox によると、

いわゆる共有フォルダーというのは、データはあくまでサーバーにのみ存在し、それにネットワーク経由で各クライアントがアクセスする。だからローカルフォルダーと同様の使い心地を得るには、まずサーバーが生きていなければならないし、回線も速くなければならない。

それに対して、このDropboxにおいては、フォルダーは同期される。ローカルのコピーはあくまでローカルのコピー。Dropboxに2GB入れるためには、ローカル側にも2GBの空き容量が必要。

あくまでも同期するという設計なので、スピードの面でも問題がなさそう。

そこで、Wired-Marker のデータを、Dropbox に保存することにした。これで、マーカーの情報をポータブルにできる。

 

3. Dropbox のインストールと設定

以下を参考にして、Dropbox をインストールし、設定を行った。

 

4. Wired-Marker の設定

  1. タスクトレイの Dropbox のアイコン 081006-003 をダブルクリックして、My Dropbox を開く。
  2. そこへ、上記の Wired-Marker のファイル (local.sqlite) を移動。ただし、Firefox が開いていると移動できないので、予め閉じておく。
  3. 次に、Firefox のメニューより 「Wired-Marker > 設定 > データファイル」 を選択。
  4. 「追加」ボタンを押し、My Dropbox 内に置いた local.sqlite ファイルを指定。
  5. これまで使っていた Wired-Marker のデータファイルは削除。 (My Dropbox フォルダは My Documents の直下にある。)

081005-001

 

5. Wired-Marker を使用しているときの、データファイルのアイコン表示

上記の設定で Wired-Marker を利用すると、マーカーを引いた後に、My Dropbox 上にあるファイルが、次のような表示に変化する。ただし、マーカーの操作性は悪くならなかった。

081006-002

Dropbox の使い勝手は、お手軽でシームレス。できれば自分が作成したファイルは、PC が壊れたときに備えて、全て Dropbox で管理しておきたい。

 

関連記事

2008年8月17日日曜日

気が重いタスクのこなし方 - 自己満足向上計画

バブルマップの使い道

バブルマップ、結局こんな風に使ってます」で、それなりに自分の中に定着しつつあるバブルマップ的な手法。特にどういったものに対して使うと決めていなかったけれど、最近この使い方に方向性が出てきた。

バブルマップと言えば、その一番の特徴は、こなしたタスクを塗り潰すときの爽快感。手書きだからいい。手を動かして考え、手を動かすことによってタスクの終了を告げる。コンピュータのクリックで完了とは違うダイレクトな感覚。これが気持ち良さの源泉。 ^^

「気持ちがいい」ということは、それは「気持ちが悪い」ことに対して使うといいかもしれないと考えた。「タスク」と言えば、与えられた仕事や、やらなくてはいけないこと、という負のイメージ的側面がある。自ら生成したタスクだけならいざ知らず、自分の目標をこなすことだけにタスク処理の時間を割くことができるという幸せな人はまれ。やらなくてはいけないこと、期日が決まっている仕事。思い出すだけで嫌な後回しにしたいことはうんざりするほどある。それらタスクを「後でやる」とラベル付けして一時的にストレスから開放されたとしても、いつかはそれと対峙しなくてはならないときが来る。そういうとき、どうすればその嫌な感じを少しでも払拭できるかということが自分にとって結構重要だった。 (@_@;)

 

チケット一枚に過剰に分割

さて、バブルマップ。以前に述べたように、自分の場合は A4 のプリント用紙を半分に切り、それをまた 3 等分して「チケット」のような形にし、キーボードの手前に常備している。いつでも書ける体制。書こうと思った瞬間に紙を探しているようではダメ。 ^^;

最近、ちょっと面倒で手をつけるのが嫌だなというタスクがあった。別にそれほど色々と難しいわけではないのだけれど、とにかく面倒だと感じる。それを一つのバブルマップにして眺めていると、「あれ?このバブルまたこなせなかったよ。」と先送りの毎日。

そこで考えた。「そんなに分割しなくてもいいのでは?」と思うくらいに、過剰にタスクを分割してやること。結果として、先ほど言ったチケット大の大きさの一枚の紙に、少し粒度の大き目のタスクを一つ対応させ、それをどんどん分割して複数のバブルを作る。やらなくてはいけないほんのささいなプロセスでも書き記してみた。そうしたらこれがよかったのか、気が思い面倒なタスクを少し前進させることができた。いや、全体から見れば本当に少しなのだけれど、やれたということが思ったよりも気分がいい。 ^^ タスクをこなせば、馬鹿みたいに簡単なタスクでも、ボールペンでグリグリと消すことができる。そこが爽快。 ^^

 

見通しと結果

で、結局この方法がなぜ良かったと考えたら、細かく書き出すことでやらなくてはいけないことの見通しがよくなったということ。やらなくてはいけないことは、「わかっちゃいるけど、やれない、やりたくない」と自分が認識しているにもかかわらず、意外にその内容をわかってないことがある。自分の中では「わかっちゃいる、わかっちゃいる」と頭の中で繰り返しているにもかかわらず。 ^^; そして、そのようなタスクを分割して書き出してみると、結構その中に簡単にこなせそうなハードルの低いものがあることを発見する。それを見つけたらしめたもの。そこから手をつけていく。こなした結果を塗り潰して結果として残せるところもいい。やったことの跡があれば、それを見て「やったぞ!」という実感がわく。

とにかく、やりだすキッカケを作るということが大事だと感じた。だから、気が思い面倒なタスクができたとき、「その内容本当に自分わかっているのか?」と問い、とりあえずアホみたいに書き出してバブルにするということをするようになった。

最後、タスクが完了したら、そのチケットをビリビリと破る。爽快! ^^ 自己満足、これ重要。

 

まとめ

  • タスクを書き出す紙を一枚のチケットと認識する。一枚のチケットがタスク全体。
  • なるべく細かく分割。わざと分割する。バブルを消すという作業を増やすため。
  • やることと、やったことを明確にする。見通しが立つこと、結果が見えること。
  • 最後にチケットを細かくちぎる。
  • やったぞ自分を褒めてやる。 ^^;

つまり、いかにして「自己満足」を得るかという仕組み。

2008年7月20日日曜日

PDF ファイルをマーカーを引きながら読む – PDF-XChange Viewer

1. PDF ファイルを Acrobat Reader で読まない理由

ある文書を PDF ファイルで読もうと思った。

Acrobat Reader で PDF ファイルを開いた場合、読みながら、重要な箇所にマーカーを付けることができない。そのため、まとまった文書を PDF で読むことはためらわれる。

HTML で書かれた文書なら、Firefox のアドオン

を使い、マーカーを引きながら読む。

PC で文書を読む場合に限らず、本を読むときも、色付きのボールペンやマーカーは欠かせない。線を引くと、内容が頭に入りやすい。学習するときも、効率良く吸収できる。

 

2. PDF を HTML  に変換しようか?

ウェブに公開されている文書の場合、PDF ファイルと伴に、 HTML として提供されていることが多し。しかし、自分が読もうとした PDF ファイルには HTML 版が存在しなかった。ただし、tex で書かれた文書は存在した。(cf. Index of /yaht)

latex2html

tex の文書の場合、latex2html により HTML に変換できる。しかし、Latex の環境を整えるのは、色々と面倒そうだ。

Pandoc
Pandoc は、PDF を HTML に変換してくれるアプリケーション。(via MOONGIFT

Pandoc is a Haskell library for converting from one markup format to another, and a command-line tool that uses this library. (Pandoc より)

ただし、これも設定が面倒そうだ。 (@_@;)

 

3. PDF-XChange Viewer でマーカーや線を引ける

PDF にマーカーを引くことができるフリーソフトはないか探してみた。

PDF-XChange Viewer  (via PDFの付箋で困っています - 教えて!goo )

閲覧中のPDF文書内へ、四角形や円の囲み線を描き込むことができ、プロパティ画面で線の色や太さを設定可能。また、任意の場所へ文字を入力したり注釈を埋め込む機能も備えている。 (上記サイトより)

アプリケーションの名前は Viewer だけれど、ある程度編集もできる。

 

マーカーを引く

文書にマーカーを引くには、

  1. ツールバーよりマーカーのボタンを選択し、
  2. ツールのプロパティで色を選んでおいてから、
  3. テキストを選択する。

ツールのプロパティで一度選択した色は、Custom Colors に配置される。再度、Custom Colors から選べば、色を素早く変更することができる。

また、「ツールの選択の維持」ボタンを押すと、マーカーを連続して引くことができる。

0807201245

ツールのプロパティは、「色」を選択するときに使用する。そのため、メニューバーから分離した方が使いやすい。もし、パレットを消してしまったら、

  • メニューより 表示 >ツールバー > プロパティツールバー

を選択すると、再度表示される。

2008年7月7日月曜日

粒度の小さいタスク管理 – Google の タスクガジェット と RTM の併用

頻繁に発生する短時間の「待ち」

素早くアクセスできるインターフェイスは何よりも勝る。例えば、調べたい事柄があり、ネットで検索しメモしておきたい場合、すぐに Google ノートブックを使う。なぜなら、ブラウザのアドオン経由で即座にメモできるためだ。 Tumblr の場合、タンブりたい内容があったら Tomboo を使う。いちいち 本家のブックマークレットなんて使ってられない。ネットを見ていると表示されるのが遅いサイトがある。そういうサイトへは足が向かなくなる。ほんの 2, 3 秒だけれど、人間において処理の流れを中断させる「待ち」というのは「悪」である。「 8 秒ルール」という言葉があったが、

8秒ルール(はちびょうルール)とはウェブサイトを構築する際のガイドライン・経験則の1つ。利用者がそのサイトを訪れてから、ページ全体の内容が表示されるまでに8秒以上を要すると、利用者は待ちきれずに他のサイトに行ってしまい、再び戻ってくることが非常に少ないとされる。

(8秒ルール – Wikipedia より)

はっきり言って、 8 秒も待つほど暇でない。というか、頻繁に遭遇する短かい「待ち」というものが、かなり心理的なストレスになる。

しかし、世の中自分の思うようにいかないことはたくさんある。人間関係しかり、また、コンピュータもしかり。そういう場合、なんとかして折合いをつけなければならない。だから、そういったことを回避するための便利なツールはないかと探すことに結構時間を費す。手段が目的と転倒しそうなほど熱心になってしまう。 ^^;

 

後でやる「待ち」

PC を使っていて、「待ち時間」はいたるところで発生する。先に挙げたようにサイトの表示が遅かったり、PC に負荷のかかる処理をさせたり。しかし、それ以外にも「待ち」は発生する。「思い付き」という割り込みによる思考の「待ち」だ。

何か作業をしていると、その作業だけで完結する場合もあれば、やりながら「あれもやりたいこれもやりたい」というように TODO が樹状的に広がることがある。本質的な作業が、枝葉末節の副次的な作業によって、また、ちょっとだけと思ったら意外にやることが多かった派生作業によって、「待ち」の状態になってしまうことはよくあることだ。そういった思い付きの声に従い全部こなしていると、作業はいつまでたっても終わらない。終いにはそもそも自分が何をやっていたのか忘れてしまうこともある。そういうとき、後回しにできるものがあったら、可能な限りどんどん先送りするのがよい。しかし、これが本当に曲者だ。

「えーと、これが終ったら、後であれをやろう ...」

… 3 分後 …

「あれ、何やるんだっけ?」 ^^;

思い付いたときは、絶対に後でやることを忘れない自信がある。「絶対に忘れるわけない」と思うことを忘れる。老化現象? ^^; いや、まぁ、そうかもしれないけど ... しかし、老化現象で片付けていてはおもしろくない。

これまでそういったことに対して色々と工夫をして対処しようとしてきた。RTM を使ったり、手書きのメモを使ったり。 (cf. バブルマップ、結局こんな風に使ってます) しかし、どうも 100 % しっくりくることがなく、今一長続きしない。ある一定期間「これいいわぁ~」と思って試したりするんだけれど。なぜだろうか?

 

RTM の向いてないところ

まず、RTM について。これはオンラインで TODO を管理するためのツール。 Google ガジェットを使えば素早く入力できる。しかし、上記の「後でやる待ち」の管理には向いてない。なぜなら、 RTM は TODO リストをタグ付けしたり、グループ化したりなど、中長期的なタスク管理はしやすいが、作業をしながら数分後にやることを、ちょっとメモしておくことにわざわざ使おうという気にはなれない。ここに記入するには、おおげさに感じるためだ。

そして、RTM が「後でやる待ち」の用途に決定的に不足していることは、リストの並び換えを自由にできないことだ。 RTM 上ではリスト内の項目を「優先度、期日、タスク名」でしか並び換えることができない。リストの各項目をつかんで移動させるという直観的な操作が提供されていない。

 

バブルマップですべててきなかった理由

オンラインのツールではなくて、アナログなツールの利点は、書くときの書式の自由度。しかし、反面、同一紙面上では並び換えはできないし、完了できない項目があった場合、それを転記しておかないと管理がしにくくなっていく。そして、アナログなツールでもっともやっかいなのは、物理的な場所をとってしまうこと。それと、普段キーボードに手をのせて作業をしていることが多いので、そこからペンを持って書くという行為をしなくてはいけないことは手間。ちょっとしたことでも、これが結構面倒。 (机の上が広くて綺麗なら、問題にならないかも。 ^^; )

まぁ、そもそもバブルマップを管理する TODO の粒度が大きいものに使う分には問題ない。これを「後でやること」という比較的粒度の小さいものまで書き留めて管理しようとしたのが間違いなのかもしれない。

 

要件

さて、自分に必要なことが徐々に見えてきた。やりたいことをまとめると次のようになる。

  • 比較的粒度の小さいタスクを管理したい。
  • 素早くアクセスしたい。
  • TODO リストの並び換えを簡単に行いたい。

逆にやらないこと。

  • すぐにやる必要のないことの管理。
  • 粒度の大きなタスクの管理。
  • タスクの細かな分類。

 

Google デスクトップ タスク ガジェット

上記の目的に対してシンプルなツールがある。 「Google デスクトップ タスク ガジェット」。当初、「こんな単純なツール使えないな」と思っていたけれど、使い始めたらいい感じ。 ^^

ガジェットを利用するためには、予め Google デスクトップがインストールされていること。ガジェットを追加する方法はこちらを参照。ガジェットの追加画面が表示されたら、ガジェットを追加 > Google 作成 > タスク を追加。

サイドバーで使ってもよいが、素早くアクセスするためには、できるだけ画面中央の文字を入力しやすいところに置いておくのがよい。ガジェットをサイドバーから切離すためには、ガジェットで右クリック > サイドバーからロックを解除 を選択する。

自分の場合、 RTM のガジェットの横に タスクガジェット を配置している。タスクを追加するときは、

  1. Shift 2 回押す。
  2. 「新しいタスクを追加」をクリック

080707-001

タスクの順序を入れ替えたいときは、マウスで上下に移動させることができる。完了のチェックを入れたものは、未完の下へと移動する。

 

タスクガジェットに入力して、なかなか完了しないものや、やる時期を決めたものに関しては、 RTM の方へ転記するという運用にしている。

2008年6月5日木曜日

TODO を忘れずに素早くメモに書き出す方法 - 複数の事柄、曖昧な対象を取りこぼさないために

1. 一つの TODO を書きだすと、他のやるべきことを忘れる

何かやらなくてはいけないことが、頭に思い浮かぶと、

  1. まずメモに書き出す。
  2. それを一つ一つこなし、
  3. ペンで塗り潰していく

というのが習慣となっている。( cf. 増殖するバブルを使った、バブルマップの利用法

しかし、この方法には一つ問題がある。

ひょっとすると、若い脳みそなら問題なかもしれない。しかし、年をとると、忘れっぽくなる。信じられないくら思い出せなくなる。

例えば、今、やらなくてはいけないことが 3 つあるとする。頭の中には、ぼんやりとその 3 つを意識している状態。さて、これをメモに書き出すとしよう。一つ目の TODO を、ぼんやりとしたイメージの中から取り出そうとするとき、頭の中で、割と負荷のかかる処理が必要となる。

なぜなら、頭の中にぼんやりと対象が浮かんでいる状態は、言語化されていない部分が多い。これを明確な形に書き出すには、短期的な集中が必要となる。そして、問題なのは、結果として、書き出した内容以外のことを思い出せなくなってしまうこと。

 

記憶の抑制に対処するには、大雑把に出力する段階を設ける

TODO をメモに書き出しているときに、気がついたことがある。後で思い出せなくなるとき、たいてい

  1. 書き出している内容に集中し過ぎているか、
  2. 精緻に言語化しようとしている。

これは、一つのことを書き出すことによって、他に対する記憶に対して、抑制がかかっているのだと思う。例えば、英単語を記憶するとき、以前に覚えた単語が、新しく覚えた単語によって抑制され、思い出せないという

「逆行抑制」

に近い状態。 (cf. 忘却と検索 )

これに対処するため、複数の TODO を書き出すときは、次の二つの段階を意識的に分けるようにした。

  1. とりあえず 「大雑把に出力」 する段階
  2. それぞれの 「項目を精緻化」 する段階

 

2. 曖昧なタスクを書きだすのは難しい

一つの TODO を書き出すときですら、複数の TODO を書きだすときと、似たような状態になることがある。 TODO の内容が、単純で明確であれば、問題はない。しかし、

  • 対象が曖昧で、
  • 自分にとっては未知で、
  • 不確定な要素が多い

ような TODO を言語化するとき、頭の中にあったものを書き出せなくなってしまうときがある。

また、普通に文章を書くようにして、TODO を書き出していくと、もどかしい感じがしないだろうか?考えている内容は、既に頭の中にあるけれど、指の運動速度の限界によるボトルネックが、ストレスになり、更に悪いことにメモとして書き出せない。

 

書き出せる部分を先にしてしまう

上記のような場合、次のように対処することにした。

例えば、頭の中にこれから調べたい内容として、以下の事項があったとする。

「Ruby の高階関数の制約」

内容自体は、書き出してしまえば、何ということはない。しかし、これを書き出す前は、自分が何について調べたいのか、漠然としている状態があった。そのようなとき、ちまちまと文章を書くように、前から後ろへと順番に書き出していては、後の内容が出てこなくなってしまう。

この例の場合、はじめに頭の中に、

  • Ruby
  • 階関数

という単語が漠然と存在した。

これを次のように、単語単位に、頭文字を書き出すと良い。

R      高       制

次に、文字の穴埋めのようにして、文章にしていく。

Rubyの  階関数の    

 

部分的に書きだすのは、縦書きにする

上記の方法で十分だと思っていた。しかし、この方法は、「頭にあることを書きだす処理」の他に、もう一つ余分に処理を頭の中でしなくてはいけない。それは、文章を横一列に書き出すため、後で文を埋めるためのスペースを考慮しなくてはならないこと。

これが意外に頭にとっては負担となる。曖昧な事柄を書き出す作業をしているときは、書き出す作業以外のことを考えないほうが良い。思考のリソースは限られているので、有効に使うべき。

最終的に、自分は、次のような形式で書き出すようになった。

R
高
制

浮んだ単語の頭文字を縦に書いていく。これなら、文章にするための穴埋めのスペースを考慮せず、書き出す作業に集中できる。

Ruby の
階関数の

とても単純な違いだけれど、この方法にしてから、書き出したいことの、取りこぼしが少なくなったような気がする。 ^^

2008年5月13日火曜日

飽きたら、別のことを徹底的にやる

A:

「どうも、今やっていることがつまらなく感じようになってしまった。

同じことを繰返しているだけだ。

はじめに取り掛かったときの新鮮さがない。

いつも同じところをループしている感じと言えばいいのか...

どうすればいいのだろう?」

B:

「飽きたら、それをやめる。

多分、頭の中が飽和してるんだ。

同じことを同じ方向でばかり見ているから、視点が固定される。

 

そういったものを、意識化しようとしたり、また、意識的にずらそうとしても無駄だよ。

想像している以上に、自分の思考というものはコントロールできない。

思考が自分のものだと思っているのなら、それはあまりにもオメデタイ。

言語の流れの上に乗っている帆船のように思った方がいい。

 

思考が飽和している状態で進めても、よい結果は得られない。

だから、全く別のことをするんだ。

それも、徹底的にね。

「何か今やっていることにつながるかもしれないから」なんて欲を出してやらない方がいい。

 

新しいことに飽きたら、多分、また同じ場所に戻ってきたくなるさ。

あくまで、自然に戻りたくなるのを待つこと。

そうすれば、別の風景が見えてくる。

そして、そこが同じ場所ではないことに気がつくのではないかな。」

2008年4月10日木曜日

会議・提案のためのテンプレート - 議事録を予め作りこみ、事後条件を明確にしておく

1. 話し合う前に、フォーマットを決めておく

何らかの作業を共同で行い、「話し合い」が必要なとき、ダラダラとした雰囲気で進行しまうことがある。特に、小さなプロジェクトにおいて、話し合いの内容が不明確なときに生じやすい。

話しあうべき内容が明確なときは、話し合いもスムーズにいく。解決すべき対象がはっきりしているから、ゴールが見えやすい。

しかし、話し合いというのは、お互いに先が見えないから、

「どうしようか?」

と相談する場合が多い。

こういうとき、予め「話し合いの流れとなるフォーマット」を意識していないと、話し合いのテンションを維持できない。

  1. 話し合いで、「決める作業」と、
  2. 話し合いの結果、「行うべき作業」

が同時進行してしまい、迷走することがよくある。

 

2. 議事録は、予め、穴埋めするだけの状態まで作り込んでおく

「議事録」とは、話し合いをするときに、その内容を記録するための手段。

議事録は、会議の記録であり、結果を残すためのツ-ルという意味合いが強い。その形式は、組織や個人により異なり、バラエティに富んでいる。

どういった記録の取り方が、効果的なのだろう?

議事録のプロ:ITpro によると、

... 「決まったことだけ書いてください。それ以外は基本的にいらないといっていいでしょう」

書き方について、次のように述べられている。

会議が始まる前に既に議事録のフォームが用意されていて,その日の会議で決定すべき項目が列挙してあり,どう決まったかを書くところだけが空欄になっていた。

(同上より。太字は引用者による)

整理すると、

  1. 書き方の形式が決まっており、
  2. 会議で、決めるべきことが、列挙されていて、
  3. 決定されたことを埋める欄がある。

 

テスト ドリブンなソフトウェア開発との類似性

この議事録の取り方から、

テスト ドリブン

という言葉を連想した。

テストドリブン (TDD) とは、

  1. 予め、開発対象のモジュールに対して、仕様を満たすためのテストを書き、
  2. その後、テストを満たすように、仕様を実装する

というスタイルをとる、ソフトウェアの開発手法。テストが、満たすべき仕様の外観を示し、実装は仕様を満たすように記述する。

この類比として、上記の議事録の書き方を理解した。

会議に先だち、予め話し合いで決めるべきこと、つまり、外観を記述する。これがテストドリブンな開発スタイルにおける、「テスト」に相当する。具体的な手順 (how) を示すのではなく、何 (What) が必要なのかを列挙しておく。

会議では、列挙された内容について話し合う。これは、具体的な内容・手順を実装するすることに相当する。

 

3. 変化に対応するために、議事録はその場で共有し、会議を方向付ける

テストドリブンで重要なのは、上記に加え、リファクタリングと、一連のプロセスを繰り返し適用していくこと。

リファクタリングとは、仕様を満たしながら、実装を、後で変更しやすいように、実装を変更するための方法。実装を、理解のしやすさの視点から整理することにも用いられる。仕様が明確に宣言されていれば、リファクタリングの結果は、仕様によって妥当性が保証される。仕様が、検討している内容の道標となる。

ソフトウェアの開発において、仕様は頻繁に変更される。これは、話し合いにおいて、話し合う内容が変化していくことに類似している。話し合うことによって、それまで必要と思われなかったことが明らかにされたり、逆に、必要だと思われていたものが必要でなくなったり、優先順位が変化したりする。

そのような変化は、話し合う内容が迷走しないために、記録し、その内容が話し合いの場に反映されなければならない。そのため、話し合いに参加している人の間で、議事録はリアルタイムに共有される必要がある。

手法を明確にし、その手順に添っていくということが重要になる。人は、一定の手順を踏まないと、習慣化されるまでは、脱線し、思考が拡散し、迷走してしまう。ただし、脱線し、はみ出ることは、重要。はみでたものをうまくすくいあげる技法を整備しておけば、新しいものを産み出す萌芽となる。

第1回 会議の何が問題なのか? には、「議事録ドリブン」という言葉が用いらている。

議事録ドリブンでは、会議中に議事録を書いてしまい、会議終了時点では参加者全員の合意がとれた議事録が完成しているという状態を作ってしまいます。

先ほどの、議事録の書き方も、議事録ドリブンと言える。議事録が話し合いの方向を決め、テーマを拡散・収束させていく手段となる。

 

4. 会議のためのテンプレート

上記を実行するために、シンプルなテンプレートを作成しておくことにした。

以下を、話し合いの前に作成しておき、話し合いは、これを元にして行う。そして、リアルタイムに議事録を取り、その内容を見ることができるように、Google Docs を利用することにした。

Read this doc on Scribd: 会議・提案テンプレート

 

テンプレートの内容

内容は、以下の 5 つから成っている。

  1. 目的
  2. 時間
  3. 検討内容
  4. 事後条件
  5. アイディア

目的」は、簡潔に話し合いの目的を書く。できれば、一行で集約される文が望ましい。数行に渡って記述されていては、目的を把握するのが難しくなる。もし、それ以上になるようであれば、内容を分割する必要がある。

時間」は、話し合いに制限時間を設けるために必要な項目。時間内に済ませるというプレッシャーを刺激として利用する。

検討内容」には、「目的」を満たすのに必要な事柄を列挙する。話し合いでは、この内容をどのようにして実現するかについて話し合う。話し合いの結果、検討内容が増えることもあるだろうし、また、逆に減ることもある。場合によっては、別の「目的」が立てられ、後日、話し合うことになることもあるだろう。

事後条件」は、「目的」を満たすべく提案された「検討内容」を話し合った結果、どのような状態が実現されていなければならないかを予め書いておく。

この文書は、作成されたと同時に、話し合いに参加する人の間で共有しておくのがよい。会議の前に、予め読んでおくいてもらう。検討内容に対して、「アイディア」があれば、予め加えてもらっておく。話し合いをしている中で、ひらめいたことは、どんどん書いていく。

 

後で読む

2008年4月5日土曜日

4色ボールペンで下線を引きながら内容を理解すると効果的 - 色を付けて情報を構造化

1. 以前はシャープペンシルで本に線を引いていた

昔から本を読むとき、ペンを片手に「重要だ」と思うところに、線を引く習慣がある。自分の所有している本を見ると、どこまで読んであり、どこを読み飛ばしているかが一目瞭然。

「本に、書きこむことはしたくない」

と思う人もいるようだが、本は読んだ跡があってこそ、価値が高まる。後で、再び読む価値が出る。

当初、本に書き込むためのペンは、「シャープペンシル」だった。シャープは黒の一色しかない。そのため、線を引くとき、引く内容によって、

  1. 重要だと思うところは、「濃い線」
  2. 少し重要だと思ったところは、「薄い線」
  3. 「注意をしたい内容」は「波線」

とした。一見して普通の線と区別できるようにしたり、線の形状も工夫した。

しかし、さすがに黒一色では限界がある。重要だと思うことがたくさんあるページでは、ほとんど線が引かれることになり、線を引いた意味がなくなる。時間が経過してから、同じページを見ても、結局全部を読むことになる。

 

2. 線を引くために4 色ボールペンを使うことにした

あるとき、

「三色ボールペンを活用して情報を整理する」

という内容の本が紹介されているのを目にした。本の内容を、読んだことはない。

このタイトルを見たとき、

「本を読むとき、シャープの変わりに、三色ボールペンを使ったらいいかも。」

と思った。

では、今まで、なぜシャープのみにこだわってきたのだろう?理由は、本に、ボールペンで書き込むことに抵抗を感じていたため。

「シャープで引いた線なら、いざとなったら消せる」

という妙な安心感があった。しかし、実際に消したことは、ほとんどない。

今では、本を読むとき、ボールペンを片手に読むのが癖になった。ボールペンがないと、何となく本を読む気がしない。もし、本を読んでいて、重要だと思ったところに線を引けなかったら、もう一度読むのが面倒くさい。

 

TOMBOW の REPORTER 4

最近使っているボールペンは、TOMBOW の  REPORTER 4

 

このボールペンの特徴は、芯を出すスイッチの形が、色ごとに違っていること。これにより、触るだけで何色か判断できる。

多色ボールペンREPORTER|トンボ鉛筆 によると、

ブラインドタッチで選色できる ノックボタンの形が色ごとに異なるので、指先の感覚で色の判別ができます。筆記ミス・選色ミスを低減し、筆記効率が向上します。(特許出願中)

線を引きとき、色を多用するため、この機能が気に入っている。そのため、ボールペンを買うときは、いつもこの製品にしている。

 

手帳には、REPORTER 4 COMPACT が最適

最近では、ミニサイズの REPORTER 4 COMPACT も発売された。

グリップがラバーではないので、最初扱いづらかった。しかし、今では慣れて、逆にラバーの方がベタつく感じがして、あまりいい感触と感じない。また、コンパクトであるため、ペンの重さを感じることがない。久しぶりに、普通サイズの REPORTER 4 を使うと、重心の位置が違い、書きずらい。

コンパクトなので、手帳との相性も良い。

http://www.tombow.com/products/reporter4/index.html

リポーターコンパクト|トンボ鉛筆 via kwout

 

3. 色を使い分ける際の工夫

自分は、本に線を引くとき、色ごとに意味を考え、使い分けている。4 色 (赤、青、緑、黒) という限られた色で、複数の意味を表現しなければならない。「色」と「意味」に、明確な対応付けをしているものもあれば、微妙なグレーゾーンもある。

普段、色付けをしているとき、既に体に染み込んでいるルールが自動的に適用される。意外なことに、

「どういう意図で、線の色分けをしているのか?」

と問われても、すぐには答えられない。

そこで、自分がどのような色分け方略をとっているのか、整理をしてみた。

まず、大きなルールの枠として、色に対して「順位」を持たせている。おおよそ次の通りだけれど、例外もある。

> > > 黒

この色の順位と、以下の 3 つの視点を組み合わせて、色分けをしている。

  1. 重要性
  2. 具体的な例示
  3. 並列の関係

以下、具体的に述べる。

 

a. 重要性

「重要性」については、

「とても重要だ」

と思ったところに、赤色で線を引く。

「やや重要だ」

と思ったところは、青色と、以下続く。

このため、本の中で重要なことが述べられているところは、カラフルになる傾向がある。単独で赤色が存在するのではなく、重要な文に続いて、さらに重要な文が続くと、それに伴って「赤、青、緑」と、線がその近辺に引かれる。

目立つので、後になって本をパラパラとめくるだけで、重要な箇所に簡単に辿りつける。

色の「濃さ」も重要性を表わす指標となる。特に、二度目に本を読むとき、重要だと思って線を引いた文中に、キーワードとなる単語がある場合、その線を太くする。また、重要かどうか今一判断ができないけれど、何となく気にかかるものに対して、細くて薄い線を引いておく。

 

b. 具体的な例示

「具体的な例示」とは、文章の中の説明で、「例示」として表現されている箇所に対して、緑色の線を引く。

本を読んでいると、抽象的に書かれている文の前後には、具体的な「例」が書かれていることが多い。物事を考えるとき、抽象的な思考の前には必ず具体的な事柄が先行する。具体的な例が伴わない抽象的な文は、理解をすることが難しい。

そういった点から、具体的な例を浮び上がらせ、後で理解しやすいようにするために、赤色とは対照的な緑色を使うことにしている。

一つ注意しなくてはいけないのは、「重要性」の軸において、緑色の線を引いた文が「具体的な例示」であるとは限らないこと。緑色の線を探せば、必ずしも具体例が書かれているわけではない。しかし、線を引いてみるとわかるが、「重要性」の軸において、緑色の線を引く対象は「具体例」であることが多い。

 

c. 並列の関係

「並列の関係」とは、説明を読んでいて、見慣れない言葉が羅列してある場合、言葉の区切りを明確にするために色を変え、線を引く。多くの場合、線を引く距離が短かく、「赤 ~ 黒」の4色を使う。このため、「重要性」によって付けた線とは異なることが、一目見てすぐにわかる。この場合、色は順序を表わす意味が薄れ、区別するためにのみ用いる。

ちなみに、並列の関係を表わすのに、色を使わず、同色で、線の頭に「丸印」を付けることによって、区別する場合もある。

2008年3月28日金曜日

本棚の整頓

デスクトップの整頓 に引き続き、今回は本棚の整頓。

 

現状の問題点

  • 本を読んだら、その場に放置する

これは、デスクトップが片付けられないことと類似した問題を孕んでいた。コンピュータの中と、現実な物理的なものの整頓。類似点もあれば、相違点もある。相違点として、一番大きいのは、当然ながら、物理的なものは場所をとるし、また、コンピュータと違って、検索にも時間がかかるということ。

「場所をとる」ということに関連して、「大きさがある」というのも問題。本によって、大きさが異なるという、この当り前の事実が障壁となる。こういうことを経験したことはないだろうか?本棚を効率的に利用としようとして、本棚の一区画の高さを経済的に設定した結果、本が大きすぎて、入れたい位置に配置できないということが。これは避けなければいけない。分類に例外を設けると、そこでワンクッション考えなくてはならないことが増える。ほんのささいなことだけれど、意外にストレスになる。

 

本棚の高さの単位化

080328-002これを解消するために、本棚の高さを単位化することにした。どのくらいの大きさにするかと言えば、

A4 の紙が縦に入る大きさ

である。この高さは、通常の本にとってみて、やや大き目のサイズ。しかし、この大きさにしておけば、大きさによって、例外的に別の場所に置かなくてはならないということがなくなる。このサイズで棚の高さを揃えていくと、本を置くには全く適さないサイズの段ができることがある。そういうときは、本以外の小物を置いておく場所として活用すればよい。

本棚を「資料を置く場所」という使い方をしている。普段書いているメモなどを、A4 の大きさのクリアフォルダに入れ、メモの内容と一致した、本の分類と同じ場所に置いておくことができる。関心のある事柄は、たいていそれに関する本を買っている。そのため、その近くに、思い付いたメモを入れておくと、メモ自体も活用しやすくなる。本棚は、本を置いておく場所ではなく、資料を活用する場所。本は、飾っておくためのものではなく、絶えず刺激を受け、考えるための材料である。

ちなみに、この方式は、知的生産の技術 に書かれていた、 

すべて一定の型のフォルダーにはさみこんで、それをふつうの本棚のような棚にたてるのである。 (p69)

に由来する。メモなどの資料は、上記の本では紙でできたフォルダを利用して整理していた。自分はクリアフォルダを使っている。コスト的な面と、中身が透けて見えるというメリットがあるからだ。また、クリアフォルダには、テプラでタイトルをつけておくと、綺麗で見やすくてよい。

 

分類基準の設定

収納する場所を確保したら、今度は分類基準について考える。この作業は、本を本棚に入れる行為とは、独立して行うのがよい。たいていの場合、分類を考えながら収納を行うと、「これをどこに入れようか?」と迷ってしまうことがある。その場合、最悪、多くの本を移動しなくてはならない事態となる。これでは非常に効率が悪い。だから、本を整頓する前に、メモを片手に、どのような本があるかチェックし、分類の設計を行う必要がある。調べてみると、いろいろな種類の本があることがわかる。予め、大雑把にグループ化しておき、どの棚にどの種類の本を置くか、特定の分類に属する本の量と相談して決めておく。最初にこれをやっておけば、本を収納する作業は、機械的に行うことができる。ちなみに、分類はあまり細かくすると、本を返すときに面倒になるので、ほどほどの分類にしておくのがコツ。必要なときに、ちょっと探すコストよりも、本を棚に戻せないことによる弊害の方が大きい。

分類ができない場合、「その他」の棚を利用する。分類に迷ったら、迷わずここにブチ込む。自分の関心は、絶えず変化していく。それに合わせて、「その他」から独立させ、分類を成長させていけばよい。「その他」というのは結構おもしろいところで、自分の関心の中でも、「薄い」ものがここに集約される。しかし、どこかひっかかるために、このような場所ができるのだろう。ここから生まれるアイディアを大切にするとよいかもしれない。

 

時系列の棚

080328-003上記までで、本を片付けることができた。さて、次は運用における問題。本の整頓の最初の問題に戻ると、「元に戻さない」ということだった。この理由として、「また、近いうちに読むから、そこに置いておこう」という心理が大きく影響している。いくら緩やかな分類基準を設定して、本棚に戻しやすくしても、この考えに抵抗するのは容易ではない。

そこで、それを逆手にとって、「近いうちにまた読む」であろう本を収納する、例外的なスペースを確保することにした。場所としては、本棚の中で一番手に取りやすい位置にある一区画を利用。

利用方法は、最近使った本は、一度この棚へ、「右から左へ、使った時間順に入れてしまう」ことだ。この区画だけ、最近読んだ本が分類に関係なく並ぶことになる。分類がぐちゃぐちゃでも、範囲が狭いので、探すのに迷うことがない。加えて、最近のものほど、左へ並んでくるので、アクセスが容易になる。この方法は、「超」整理法 に由来している。

棚の区画は、結構狭い。入れることができなくなったら、右側の方から、つまり、古いものを適当な数だけ、分類の棚に入れていく。

この「時系列の棚」というのが結構よかった。以前は、机の上に山積みにされていた本が、机を占拠し、作業スペースを侵食していたが、これによりポンポンと気軽に本を投げ込んで置くことができるようになった。机の上が片付くようになった。おかげで作業がしやすい。 ^^

2008年3月24日月曜日

デスクトップの整頓

ぐちゃぐちゃなデスクトップ

もう 10年以上も前のことになるが、はじめて Mac を触ったとき、「デスクトップ」って何だろ (?_?) と思った記憶がある。ここにいったい何を置けばいいのだろうか?よく聞いたのは、

「作業中のファイルを置いておく場所」

ということ。はじめは、よく使うアプリケーションのエイリアス (Windows でいうショートカットのこと) を作成し、ランチャー変わりに使っていた。また、ダウンロードしたものを一時的に置いたり、試しに作ったファイルをとりあえず置いたりもした。結果、いつもデスクトップはぐちゃぐちゃ。。。(@_@;) どこに何が置いてあるのかわからなくなってしまった。

「とりあえず」な誘惑

080320-006この「とりあえず」という言葉がいけない。心の中では、

「後でちゃんと片付けよう!」

と考えているのだけれど、結局いつまで経っても、その「」は来ない。(o_ _)o~† 段々嫌になってくると、ゴミ箱ではなくて、「ごみ袋」という名前のフォルダを作成して、全部一気にそこの放り込み、必要なもをそこから取り出すということを何度も繰り返していた。ゴミ箱には捨てることができない、このイサギの悪さ。実質、ゴミ箱なのに「ゴミ袋」。「ごみ袋」に入れていることにより、なくならないという安心感と、デスクトップがスッキリしたという解放感に一時爽快を覚え、何の問題解決にもなっていないことを忘れることができた。

 

ぐちゃぐちゃな理由

性格と習慣の問題

さて、あれから 10年以上の年月が経過しているが、今自分のデスクトップはどうであろうか?はい、もちろん、ぐちゃぐちゃです ^^; 結局、デスクトップというメタファーを全く有効に利用できていない。進歩なし。パソコンがいくら性能がよくなっていても、結局、運用が変わらなくては、同じような問題は繰り返される。

なぜ、デスクトップがぐちゃぐちゃになってしまうのだろうか?理由を考えてみた。まず、根本的なところ。

  • 整理・整頓の習慣がない。

これは言わずもがな。そもそも性格的にズボラで、几帳面ではない。 (変なところで神経質ではあるが。^^;) 世の中には、潔癖症で、常に身の周りを綺麗にしていないと落着かないという人もいるようだが、全くあてはまらない。パソコンのデスクトップならぬ、実際の机の上も、同様にいつもぐちゃぐちゃ。作業効率の高い人の中には、一件乱雑なように見える机でも、実は検索にとって効率的に配置されているという話も聞くが、自分の場合は違う。ものすごく検索効率は落ちているし、作業がしにくい。では片付ければいいじゃん!という話だが、これまた、そう簡単にできるものではない。 「ここに置いておかないと、続きができない」という感覚に捕われてしまうからだ。

一時的なはずなのに...

ちなみに、机の上だけではなく、部屋の中も同様にぐちゃぐちゃ。読みかけの本が散乱している。パソコンのデスクトップがぐちゃぐちゃな理由と、部屋が乱雑であるのは、同じ理由のような気がしてくる。そう、それは、場所を個々の作業場の「しおり」とし、作業状態を明確に管理していないのである。では、ちゃんと作業状態を管理すればいいと思うのだが、それができない。面倒だからという理由が一番大きい。

何が面倒なのだろうか?思うに、管理するコストが高いと考えてしまうからだ。例えば、興味のある事柄に関する本を数冊読んでいたとする。そうすると、そこから別の本を読みたくなってしまうのが常。最初から最後まで通して読むのならいいのだけれど、たいてい途中で興味を失い、また読みたくなるのを待つことが多い。で、そのとき、わざわざ本棚に戻すことをしない。戻してしまったら、二度と読まない気がするからだ。だから、その場に放置する。そして、放置された本で部屋が埋めつくされ、作業場が圧迫される。これをスッキリさせるには、どうしたらいいか... あれを読んで、これを読んでという履歴をどこかに書いておくのがいいのだろうか?でも、それは面倒だ。

結局、これはどういう問題かと言うと、

一時的だと思って試したものを放置し、新たに別の作業をはじめる。

「一時的に...」と思っているのだけれど、結局、その場で半永久的に留まっている。埃がかぶっているのにもかかわらず、それを見ると、

「近々手をつけるから、そこに置いておこう」

と思ってしまう。毎回思う。「あぁ、見てしまった。見なければ、片付けられたのに...」と矛盾することを考える。

分類できない

更にもう一つ問題が。それは、

散らかした物を分類できない

散らかっている状態。そこには、散らかしたときの文脈がある。あれを読んで、これを読んで... あれをやって、これをやって。そこには目に見えないつながりがある。散らかされ方に重要な情報の痕跡がある。これを保存しておきたいと、つい考えてしまう。分類して元に戻すとき、そういった文脈を分解せざる終えないことがある。それでは、自分にとって大事だと思う情報が失われてしまう。物事は、一気に解決できない。だから、そのとき作業している状態がそのまま再現されていた方が、後で同じ問題を解決しようとするとき都合が良い。だから、余計に片付けられない。

 

対策を考える

さて、どうしたものか... ^^;

習慣付けること。これが多分一番難しい。できる人なら、何も自分のように困ることはない。自分としては、GTD を使い、「整頓する」という項目を作り、定期的に実施したいところ...

ところで、 GTD で一番自分にとって難しいと思うのが、定期的なレビュー。なぜかできない。やると絶対に良いはずだと思っていているのだけれど、できていない。習慣化されていない。

なぜ、定期的なレビューをしないのだろうか?レビューしようとするとき、何をしているのだ自分よ?考えてみると、目新しい情報に目移りし、新なタスクをはじめている。やりかけのものは、放置され、別の関心にエネルギーがシフトしてしまっている。どこか、デスクトップがぐちゃぐちゃになる理由に似ている。一時的なやりかけのものを放置し、別のことをしてしまう...

では、なぜ目移りするのだろうか?それは、それまでやっていたこと、調べていたことが行きずまり、そこで達成感を得られない状態になっていることが根底にある。この状態が続いていると、非常にストレスフル。思うような結果がなかなか得られないからだ。そこで、それを代償するために、新しいことをはじめ、達成感を得ようとする。一番お手軽なのは、未知の事柄について興味を広げること。情報のインプットに始終すること。新しい情報を読むのは楽しいし、何よりもあまり考えなくていいから、楽。惰性で読める。新しい事柄を読めば、そこから派生して更に新しい事柄を調べたくなる。こうして、古い事柄、やりかけのものは奥の方の地層に埋もれてしまう。

これをどうにかするには、新しい事柄に目移りするを意識的にやめるようにしなければならない。情報のシャットアウト。興味を拡散させない時間。そういう期間が必要だ。ぐっと我慢。今、目の前のものを、とりあえず、片付ければ、それはそれでストレスか開放されることを体に覚え込ませなければならない。

大雑把に分類する

「楽で楽しい」と感じることは習慣化される。とすると、整頓が楽で楽しいと感じるものになればいいはずだ。整頓できない最大の理由は、うまく分類できないことによる。分類は、厳密に分類しようとすればするほど、それがストレスとなる。だから、「ほどほどに分類する」ことを心掛けることにする。それが何であるか、どこに分類されるかは、あまり悩まない。どこにいったかわからなくなったら、また探せばいいくらに考えておく。

マイドキュメントの整理については、部類しないでどんどん放り込むということを実践している。しかし、これでも、デスクトップは汚れていく。なぜか?

  1. 試したアプリを放置。
  2. マイドキュメントの整理を徹底していない。

「いつかやる」という名前のフォルダ新し物好きで、何か便利そうなものがあると、とりあえずダウンロードして試してみたくなる。そのため、デスクトップは圧縮ファイルと、その解凍したもので氾濫する。常時使うと決めたもの関しては、ちゃんと整理している。そうでないものが問題だ。今後、使うかどうかわからない微妙なものが困る。 Program Files に入れるわけにもいかず、デスクトップに放置。ゴミ箱に入れてしまったら、二度とそのアプリを探せなくなるかもしれないという危惧があるからだ。

「よし!これに GTD を適用しよう」と考えた。そこで、こんな名前のフォルダをデスクトップに作った。「いつかやる」 ^^;

「本当にやるのか?」という思いもあるけれど、デスクトップを綺麗にするという目的には叶っている。

080324-014さて、全部、ここにブチ込んでみた。いや~スッキリデスクトップ!しかし、まだ残っているものがあった。それは、マイドキュメントに入れるにも入られない微妙な資料。調べてみると、これには種類があることがわかった。それは、「いつかやる」に入れておいて問題のないものと、「近々考えたい」というものだ。そこで、これに対して 「近々やる」というフォルダを作成した。

これでとりあえず、デスクトップ上はスッキリし、作業場としての機能が回復した。必要でないものが置いてないデスクトップの心地良さ。この気分をしっかりと覚えておくことにしよう。汚れたら、整理したくなるように。 ^^;

 

関連記事

2008年2月22日金曜日

タスクに対する優先順位の付け方 - どれもが同じくらいに見えて、手を付けられないとき

1. どのタスクを選択して行えば良いのか分からない

緊急にやることがなくて、今一、何から手をつけていいかわからない。

どのタスクからこなそうか?いずれの課題も、重要度が同じように見える。

どれでもいいから順番に一つづつ処理していけば良いと思える。しかし、そう思えるからこそ、逆に選択できない。 (@_@;)

 

2. 評価方法

このような状況のとき、次の 4 つの基準を、5 段階で、素早く・直観的に評価して、意思決定を行なっている。

  1. 重要度
  2. すぐにできるか
  3. リスク
  4. 成果

5 段階評価の内容は、次の通り。例えば、重要度を1点から5点で評価する場合、

  • 5 : とても重要だ
  • 4 : やや重要だ
  • 3 : どちらとも言えない
  • 2 : あまり重要ではない
  • 1 : 重要でない

重要度以外の基準も、上記と同様につける。

`3’ が「どちらでもない」というように、点数が真ん中に来るようにすればよい。

計算が面倒だと感じたら、3 段階評価にする。

 

3. 評価基準

  1. 重要度」: 自分が、どのくらいそのタスクを重要だと思うか直感的に判断する。
  2. すぐにできるか」: タスクの複雑性を問題にしている。簡単な作業から手を付けるための基準。
  3. リスク」: タスクを処理しなかった場合、どのような面倒なことが生じるか?で判断する。
  4. 成果」は、ちょっと曖昧な評価基準。
    • そのタスクをこなした場合、どのくらいの報酬が得られるか?
    • どのくらい達成感を得られるか?
    • プロジェクト全体に対して、そのタスクできた場合、どのくらい良い影響を与えるか?

というようなところから評定する。

 

4. 計算方法

各タスクごとに評価をしたら、評定値をかけ算して得点を出す。そして、得点の高いものから順に消化していく。

評価値を「かけ算」にした理由は、足し算するよりも、点数がハッキリとバラつくので判断しやすいため。

「得点を変換」の列は、得点を 0 ~ 1 の間になるように、

得点 / 最大の得点

を計算する。

もし、4項目全てに答えるのが難しい場合、「成果」を省くことにしている。

2008年2月17日日曜日

画像検索でセレンディピティ - 思考を拡散させるツールとして

普通の画像検索の利用

080216-001有名人の顔がわからないとき、Google 画像検索 を使う。イメージ検索 オプション で、コンテンツ タイプに「顔」を指定できるので、名前を言われても芸能人の顔が思い浮かばないとき、重宝している。

例えば、福田康夫 - Google イメージ検索

 

その他、最近では、「法隆寺って、どんな形だったかな?」「椿ってどんな花だったかな?」と思ったときにも使った。

 

このように、画像検索するときは、人物や建物など、形があるもの特定のものを検索するときが多い。文字情報を検索をするときよりも、良い情報に出会ったり、的確な説明があったりする。画像があることによって、書いてある文章がわかりやすくなるためだ。また、書き手にとってみれば、画像を載せるのことは、文章のみを書くよりも多少手間がかかるので、その分説明に力が入るのかもしれない。

画像検索のコツは、検索した画像の一覧をパッと見渡して、「なかないい写真だな」と思ったサイトを見ることである。たいてい良い説明が書かれている。

 

セレンディピティ

画像検索でおもしろいのは、上記のような対象以外を検索するとき。

形があって不特定なもの。一般的な名詞を検索してみる。例えば、いろいろと種類があるようなグッズを検索すると、他の人が使っているものがわかる。思いがけないものが見つかるかも。

 

では、形のはっきりしない、特定的なものを検索したら、どうだろうか?例えば、場所。

並んでいる写真を見ると、なんとなくその都市を構成するイメージが把握できる。自分の出身地で検索してみてもおもしろい ^^;

 

次に、対象の漠然としたイメージはあるけれど、形がはっきりしていなくて、一般的なものを検索。

各地の画像に出会える。 ^^ 絵を描くときに、インスピレーションを得たい場合にいいかもしれない。

 

抽象的な言葉だとどうだろうか?

うーむ、やはり、検索結果に幅がある。

 

コンピュータのアプリケーションのように、形がない製品はどうだろうか?

知らなかったツールや、解説図がでてきて興味深い。試してみたいものが見つかった。(形がないと言っても、ユーザインターフェイスの部分が、形になるか ^^; )

 

実際にどんなものがあるかサンプルを見たいとき。

 

作者はわかるけれど、作品名がわからないとき。

 

料理が食べたいとき。

 

感想

画像検索のメリットは、対象がどんなものかわかるということはもちろんのことだが、それに加えて、文字ではすぐにわからないこと、つまり、視覚情報によって、一瞬に把握することができる人間の特性を利用して、検索対象に迫っていくことができることだと実感した。また、検索対象に関連した画像があった場合、文字情報よりも、そちらに注意が向きやすい。そのため、思ってもみなかった事柄に出会える。思考の拡散のためのツールとして活用できると思った。

 

追記(2008.4.29): 今では、画像を眺めるとき、PicLens | Immersive Views Across the Web が欠かせない。

2008年2月10日日曜日

マインドマップ、どのツールを使うか検討 - Mind42 と Mindomo

 

1. マインドマップを共有したい

2,3人で企画を練るために、マインドマップを使うことにした。

 

箇条書きはアイディアを膨らませにくい

はじめは、Google Docs でアイディアを「箇条書き」にしていた。しかし、「箇条書き」はアイディアを膨らましづらい。なぜなら、箇条書は「下方向」と「横方向」にしか伸びていかないから。

マインドマップも基本的には「ツリー構造」なので同じはずだけれど、なぜかアイディアを膨らましていく感覚が違う。放射状に見渡せること人間の思考にとって重要なようだ。

 

ウェブベースのマインドマップを使いたい

080209-009マインドマップを描くときは、「手書き」か、FreeMind を利用している。市販では MindManagerがあるが、高くてとても手が出せない。

今回は、複数の人でマインドマップを共有したい。そのため、Web ベースのマインドマップを利用したい。

以前、bubbl.us を使ったことがある。UI が Flash でできているのでサクサクと動く。共有もできそうだったので、試してみた。しかし、1 人がマップを書きはじめると、他の人はロックがかかってしまい使いものにならない。 (@_@;)

マインドマップフリーソフト5つまとめて比較 を参考にしたが、どれを使えばよいのか迷う。

 

条件

必要最小限の機能・条件を考え、それを基にどのツールを使うか決めることにした。条件は、以下の通り。

  1. フリーで使える
  2. リアルタイムにマップを共有できる
  3. FreeMind と互換性がある

 

2. Mind42

条件に一番近かったのは、Mind42.com

SnapCrab_No-0140

 

マインドマップの共有がスムーズ

Mind42 でマインドマップを作成し、同時に二人で書き込みをしてみた。驚いたことに、Google ドキュメントのように同期が早い。

 

アカウントの登録がシンプル

利用するための登録がシンプルでいい!入力項目が少なくて、好感が持てる。

他人にサービスを勧めるとき、入力項目がたくさんあると、登録してとは言いずらい。

SnapCrab_No-0141

 

フリーで利用できる

一番良い点は、フリーでも機能に関して制限がないこと。他のサービスは、料金を支払うことで全機能を使える運営形態になっているところが多い。

今後、有料になる可能性があるか調べてみた。

FAQ - Mind42 | Google グループ によると、

Mind42 offers its service for free on an as-it-is basis. So every feature available can be used for free and probably will stay free (no guarantee on that, but if we ever change our mind, we will announce this long before access to the mind maps get disabled).(...)

とりあえず、基本的にフリーだけれど、将来はどうなるか何とも言ない。しかし、もし、フリーじゃなくなるとしても、そうなる結構前にアナウンスする、と。

最後が重要。 Mind42 では、マインドマップのエクスポートが FreeMind の形式でできる。いざとなったら、全部エクスポートして引きあげればいい。 (内容の全て FreeMind に出力できるわけではないけれど ^^; )

ライセンスに関しては、セキュリティを高めたエンタープライズ向けへの展開を考えているようだ。

We plan to offer licenses for an enhanced enterprise edition of Mind42, which can be hosted at the clients site, integrate with available authentication systems, offers file attachments, and higher security (SSL).

(同上より)

 

機能

作成できるマップの制限がないのでありがたい。 ^^

No, currently we don't have such limitations.

(同上より)

先に述べたように、FreeMind のインポートだけでなく、エクスポートもできる。

マップは自動的に保存がされ、履歴も残るので特定の時点へ戻すことも可能。

080209-011画像の URL を指定して、画像を表示することができる。更に、リサイズして表示することも可能。 (表示された画像をダブルクリックすると、大きさを変更できる。)

キーボードショットカットもある。

  • 子どものノードを作るには、Tab。
  • 兄弟のノードを作るには、Shift + Tab

各ノードに、TODO や Note を貼れる。ただし、作ったもの全てを管理するインターフェイスはないようだ。

作成したマインドマップ間にリンクを貼ることができる。

残念ながら、特定のノード間に、矢印を引く機能は実装されてない。FreeMind で作っておいたものをインポートしたら、消えてしまった。

 

作成例

0a581f43-7296-4d61-b59d-4e1cb1369992

 

3. Mindomo

080209-016Mindomo は、高機能でサクサク動き、表示が綺麗。

Mind42 ではできなかった、特定のノード間にリンクを引くこともできる。

ただし、フリーのアカウントでは、非公開のマップを 7 つまでしか作成できない。

The Free version of Mindomo will let you save 7 private maps and an unlimited number of public maps.
The other versions do not contain any limitation regarding the number of stored maps.

(Mindomo - Start Working より)

しかし、公開するマップであるなら、数に制限はないようだ。

非公開のマップは、Mind42 で作成し、公開用のマップで、Mindomo を利用するという使い分けをするといいかもしれない。

ちなみに、フリーとプレミアムとの比較はこちら → Mindomo - Comparison Chart

 

作成例

2008年2月9日土曜日

「あとちょっとだけ調べる...」をやめるには - 予定通りにタスクがこなせい場合に

調べごとに夢中になると、悪循環にハマる

080209-050時間を忘れ、調べごとに夢中になることがある。…と言えば聞こえはいいが、そういう話ではない。

  1. 問題を解決できないために、
  2. 方法をいろいろと考え、
  3. 試し、
  4. さらに考え、試し...

そんな繰り返しによって、やめどころ、切り上げるタイミングを逃している状態。

ネットが発達したことによって、わからないこと、気になることはすぐ調べることができる。便利な反面、どこまでも深く潜っていけてしまう。誰かがそれを外から眺めていて、辿っている方向が正しいのか、そうではないのか教えてくれるなら、何の問題もない。しかし、そんな都合のいいエージェントはいない。

 

「もう少しでわかりそう…」の罠

ブラウザは、通常複数のウィンドウ、タブを開くことができる。そのため、

  1. 何か気になる言葉があれば、
  2. 今見ているウィンドウから離れなくても、別のウィンドウで検索だけさせておき、保留する。
  3. ある一つの単語から、調べたいこと、深めたいことが樹状に広がっていく。

これには際限がない。

そこに罠がある。いつでも、もう少しでわかりそうな気がする。

「あの一つさえクリアできれば、全てうまくいくはずなのに...」

そんな誘惑になかなか勝てない。現実は、一つクリアしても、次の問題が見えてくることの方が多い。早めにキリをつけ、頭を休めた方が良い。無理をして我慢して続けているも、トータルで効率がいいと思う。

 

悪循環を断ち切る方法

目的は、方向の定まらない、回りだした歯車を止めること。

「もうちょっとで...」

という誘惑に負けないようにしなければならない。

そのためにはどうするか?

1. 集中していると、時間がすぐに過ぎてしまう。まず、これを自覚させる。

かけている時間の割には、成果が上っていないことは、往々にしてある。他のやらなくてはならないことと天秤にかけ、時間に対するコスト意識を呼び覚ます。

2. 先送りするための手順を踏む

ただし、問題を放置するわけではない。 GTD であれば、粒度に応じて「プロジェクト」にしたり、「アクション」にしたりする。当分できそうにない、または、見たくないと思ったら、「いつかやる」。未来のある時点で、再度考えるということをスケジュールしておくことによって、できなかったことに対するストレス緩和させ、「やめれない症状」を抑える。

3. 先送りしたら、どこまでやったかを簡単に書く

詳細に書こうと思うと面倒になり、「もうちょっと」という気持ちを抑えられなくなる。この点に注意。

4. 解決できなかった理由を考える。

その中で、自分だけでは解決できない要素が、どのくらい含まれていたのか、また、不確定な要素がどのくらいあったのか考える。これにより、できなかった原因を、不当に自分に帰属させるのを回避する。

080209-049

最後に、やばそうな悪循環にはまりつつあるとき、上記 1 ~ 4 を実行することを思い出す。 (すぐに忘れる... ^^; )

追記 (2011.10.25) : この記事、書いたの忘れてた。

2008年2月2日土曜日

増殖するバブルを使った、バブルマップの利用法 - 消せないバブルに対処するには

1. タスクを丸で囲み、終わったら消していくバブルマップ

シンプルなものは継続しやすい。継続しやすいものは習慣になる。

「バブルマップ」もそんな手法の一つ。Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~ で紹介されていた。

バブルマップの手法は極めてシンプル。方法も、普段行っていることから、それほどかけ離れていない。これまで、メモ帳に、やることを箇条書にしていたことを、項目ごとにバブルで囲むだけ。

デジタルなツールを使わず、紙と鉛筆があれば実践できる。やることがわかりやすい。ツールとして、複雑になる恐れがなかったので、読んですぐにはじめるようになった。

丁度その頃、RTM を使ってタスクを管理を試みていた。しかし、

一つのツールで全てを賄おう

と欲を出したために、使用方法 (ルール) が複雑になり、使うのをやめてしまった。

 

2. 消せないバブルがストレスになる

バブルマップのすすめ ~ ストレスすっきり解消型ToDo管理手法 ~ | IDEA*IDEA」 の使い方を参考に、実際にバブルマップでタスク管理してみた。

「いやーな感じがするToDoは大きく、そうでないToDoは小さく」バブル形式で書いていくのだ。これを朝につくってその日の終わりにレビューする。...

大きなバブルを消したときは自分の頭の中まで実にすっきりする。...

080202-002確かに、大きなバブルを消すときは爽快。しかし、やっているうちに一つ問題がでてきた。それは、大きめに書いたバブルを、タスクが完了しないために、なかなか消せないこと。 (^^;

しばらく続けていると、でかいバブルを消せずに、居座られているのを見ることがストレスになった。なかなか消せないので、スッキリしない。

 

3. バブルの大きさを等しくし、タスクが見つかったら、増殖させる

そこで方針を変更した。

  • バブルは、タスクの内容にかかわらず、大きさを全部同じにすること

いやーな感じのするバブル」は、たいていやることが、色々と含まれている。これを、他のタスクから少し離して書いておき、

  • タスクを分割させることができたら、そのバブルの近くに書き加えてやる。

080202-003ちょうど、嫌な感じのするバブルが、ボコボコと増殖していくイメージ。

この方法でバブルを少しずつ消していくと、つまらないタスクでも、終えると「やったぞ!」という気になる。

そして、攻めるべき「敵」、つまり、嫌なバブルを、徐々に後略する感じが、視覚的に把握でるようになった。これが意外によかった。

 

4. バブルマップを書く用紙

バブルマップのテンプレートは、

を利用することができる。

このテンプレートは、左上に日付があり、用紙の下の部分は、以下のことを書く。

その日にやらなくていいもの、小さすぎるバブルになるものは紙の下部1/5ぐらいを使って普通にリストで書いている。それは終わったら普通に線を引いて消すことにする。...

(同上 より)

自分の場合は、日付と用紙の下の部分は使わず、バブルだけを書くことにした。

また、やることがあったら、すぐに書き込めるように、キーボードの手前においても邪魔にならない大きさにした。 A4 の用紙を半分に切り、それを三等分にした大きさを使っている。

DSC00545-2

 

5. なかなか消せないバブルは、別に転記する

バブルは、早く消すことができるものあれば、そうでないものある。そこで、

  • 2、3日たっても消すことができないバブルは、RTM に転記する

ようにした。これにより、タスクの用紙が、たまり過ぎることはなくなる。

嫌なことは、目の前から消す。かと言って、どこかにやってしまわないように管理しているから、なんとなく安心できるところがいい ^^

 

関連記事

2008年1月17日木曜日

RTM (Remeber The Milk) を Google デスクトップ ガジェットで利用する

1. RTM の入力を素早くしたい

タスク (TODO) 管理には、RTM (Remeber The Milk) を使っている。

… とは言ったものの、ブラウザでアクセスする必要があるので、使いこなせていない。^^;

もっと気軽に、素早く入力したい。

 

2. Google デスクトップのガジェットを利用する

Google デスクトップがインストールしている場合、

  • タスクバー より、ガジェット > ガジェットを追加

080117-002

これにより、ガジェットの追加ウィンドウが表示される。

Remember The Milk - Forums / Help / RTM in Google Sidebar によると、以下の URI を検索ボックスに入力して、検索ボタンを押す。その結果、「Remeber The Milk」のガジェットが表示されるので、追加する。

※ 文字列の最後に空白があると、検索しても表示されないので注意。

http://hosting.gmodules.com/ig/gadgets/file/109131591124899821933/myrtm4.xml

080117-005

サイドバーに追加したガジェットを、ドラッグしてサイドバーから取り出し独立させておくと、Shift キーを "トントン" と二回押すだけで、アクティブになるので入力しやすい。

(タスクバー より、 ガジェット > 「ホットキーを有効にする」がチェックされていること。)

 

3. その他

ガジェットの利用に伴い、Charu3 のホットキーを、 Alt 二回で表示されるように変更した。

追記(2012.3.22): Google デスクトップが利用できない場合は、以下を参照。