普通、作成した文書はマイドキュメントに保存する。たくさんたまってくると整理が必要だ。
フォルダによる管理は人間にとって直感的でわかりやすい。特定のカテゴリーを作って、細分化していけばいいからだ。最初は、「個人」「友人」「仕事」のようなカテゴリーを作成して分類していた。しかし、この方法はすぐに破綻した。複数のカテゴリーにまたがる文書がでてきてしまったからだ。 (@_@;)
project フォルダ
「マイドキュメント」は、完全に自分の領土ではない。いろいろとアプリケーションをインストールすると、勝手にフォルダを作成されてしまうことがある。自分が作成したフォルダと、アプリケーションが勝手に作成したフォルダは分けておきたい。そこで、マイドキュメントの直下に project という名称のフォルダを作り、自分で作成したファイルはそこに保存することにした。
project と名称を付けたのには訳がある。フォルダの作成を「プロジェクト」単位で作成することにしたからだ。では、「プロジェクト」とは何か?「プロジェクト」とは、 "一連のまとまったやることに対してつけた名称、タイトル" である。例えば、「おばちゃんから、同級会の案内を作成してほしい」と頼まれたとする。この場合、次のような名称のフォルダを作成する。
プロジェクトの名前は、目的がわかるようにハッキリと書く。後で検索するときに、ヒットするようにするのためだ。ちなみに、名称を忘れたとしても、なんとなく検索して辿っていけそうな単語を入れておくのがコツ。
プロジェクトの粒度には大きな幅がある。上記よりも長いスパン関わるプロジェクト (ex. ○○の資格を取得する) もあれば、もっと短かいもの (ex. 雑煮の作り方を調べる) のようにすぐに終了してしまうものもある。しかし、粒度にはこだわらず、また、カテゴリーで分けることにもこだわらず project フォルダの直下にどんどんと作成していく。階層を極力作らないようにするのがよい。全ては projct フォルダ においてフラットな状態にする。
しばらくすると project フォルダは作成したフォルダで一杯になる。これでは目的のものが探せなくなって問題のように思えるが、これで問題なし。 ^^
最近使ったものはよく見えるところへ
なぜ、これでいいのか?理由は単純だ。
- 最近やっているプロジェクトは、近々使う可能性がある。
- 昔やったプロジェクトは、めったに再度アクセスすることはない。
これに合った見え方にすればいい。
「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書) 野口 悠紀雄 中央公論社 1993-11 by G-Tools |
かなり前に、「超」整理法 という本を読んだことがある。ここに書かれていた重要なことは一つ。「押しだしファイリング」。
The Invincible Dictionary によると、「押しだしファイリング」とは、
書類を内容別に分類して格納するのではなく、時間順に並べてしまう方式。一見ずぼらきわまりない方法だが、きわめてうまく機能する。「超」整理法の考えを紙の書類に応用したものである。
こうなるような使い方ができるように、エクスプローラを設定する。
設定方法
マイドキュメントを開き、メニューより、表示 > アイコンの整列 > 更新日時 を選択する。
その下にある、「グループで表示」にもチェックを入れる。
結果
よく使っているフォルダが上に表示されるようになった。
しかも、グループ化により区切りが入れられ、目的のフォルダを見つけやすい。また、プロジェクト (フォルダ) の名前を見れば、何をやらなくてはいけないかが把握できる。最近やっていることの一覧が得られるので、次にすることの計画が立てやすくなった。
フォルダを高速にフィルタリング
上記のような設定にすると、古いプロジェクトが下の方に配置され、視界から消える。そのため、最近作成したプロジェクトへのアクセスは早くなった。しかし、たまに昔に作ったものを見たくなるときがある。 また、最近関わっているプロジェクトがたくさんあるとき、複数の中から目的のものをすぐに見つけられないこともある。こういうときどうするか?
Windows には、「検索」機能がある。しかし、この機能は遅い。頻繁に使うのには向いていない。もっと素早く目的のフォルダにアクセスしたい。
HandySlector
HandySelector を使うと、エクスプローラ上で、同一階層にあるフォルダやファイルをフィルタリングできる。しかも高速に。文字を打込むとすぐに反応する。
先に projcet フォルダを階層化せずに、すべてのプロジェクトを同じ階層に置くようにしたのはこの機能を利用するためだ。
インストールと設定
ダウンロードして解凍すると、 Install.bat がある。それをクリックするとインストールされる。
インストールした後、エクスプローラのメニューで、表示 > ツールバー > HandySelector にチェックを付ける。
使い方
エクスプローラに、テキストを入力するためのフィールドが表われる。デフォルトでは、入力した文字列を含むファイルやフォルダが選択される。この「選択」を「フィルタ」に変更すると、フィルタリングされるようになる。
例えば、先ほどの場合では、 project フォルダにおいて「同級」と入力すると、同級を含むフォルダが一瞬にして抽出される。
その他
project フォルダにおいて、サブフォルダも検索したい場合は、エクスプローラの検索を実行する。
また、ファイルの内容で検索したい場合は、Google デスクトップ で検索するとよい。
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