2009年1月3日土曜日

Inkscape でみかんを描く

お正月と言えば鏡餅。冬と言えばこたつでみかん。ということで、みかんを描いみよう。o(^^)o

思い返せばハリガネ人間が精一杯だったけれど、GIMPInkscape を知ったおかげで、美術 3 だった人間でも「簡単な絵を描けるようになれたらいいなぁ」と欲が芽生えた。(cf. お絵描き)

さて、早速描いてみよう… とは思っても、みかんですらどうやって描けばいいのか見当がつかない。 ^^; とりあえず、みかん イラスト - Google イメージ検索 。なるほど、丸があって、へたがあって、枝と葉があればいいようだ。

 

シンプルなみかん

まず、circle 丸を描くツールを使って全体の形を描く。

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次に、へたの部分を star 星を描くツールで描く。

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beziercurve ベジェ曲線を描くツールを使って枝をくっつける。

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最後に、同じく beziercurve ベジェ曲線で葉を描く。ただし半分は影になっているような色にしたいので、全体の葉の形を描いたら、それをコピーし (Ctrl + D)、editpath パスを修正するためのツールで上に重なった方のパスを葉の影の部分になるように形を変形させた。

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おぉ~、とりあえずみかんに見える気がする! ^^

 

光と影をつける

さて、Inkscape のサイトを見ていたら、左のメニューに チュートリアル があることに気がついた。そこに トマトを描く方法が書かれていて、詳しく手順が説明されている。

完成した絵を見ると、すげぇ~ (@_@) と感心。一見して違うとわかるのは、光と影の部分ももちろんのこと、輪郭の線が描かれていることだ。輪郭があると絵がはっきりする。手順を読むと、最初にその輪郭の部分が濃い色で描かれており、その上に輪郭をなぞるようにして内側に描いて重ねていく。元美術クラブの友人に聞いたら、これは水彩画を描くときと同じ手順だそうだ。

この方法を真似して上記の絵に輪郭と光と影を簡単に付けてみることにした。

最初は、先ほど描いたもののそれぞれのパーツの色を濃くした。

 

 

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次に、それぞれのパーツの内側に、輪郭をなぞるように描いた。このときつけた色は、先ほどシンプルに描いたときと同じ。

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そして、左上から光が当っていることを想定し、明い色を足していく。

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これで完成にしようかと思ったけれど、明るい色をぼかしたらどうだろうかと思い、メニューより Object > Fill and Stroke… を選択。明るい色の部分を選択しておき、Fill タブの Blur, Opacity の値をそれぞれ調整した。

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完成~ ^^090103-011

Inkscape の場合 (光と影 > 影を落とす...) につづく…