2008年2月22日金曜日

タスクに対する優先順位の付け方 - どれもが同じくらいに見えて、手を付けられないとき

1. どのタスクを選択して行えば良いのか分からない

緊急にやることがなくて、今一、何から手をつけていいかわからない。

どのタスクからこなそうか?いずれの課題も、重要度が同じように見える。

どれでもいいから順番に一つづつ処理していけば良いと思える。しかし、そう思えるからこそ、逆に選択できない。 (@_@;)

 

2. 評価方法

このような状況のとき、次の 4 つの基準を、5 段階で、素早く・直観的に評価して、意思決定を行なっている。

  1. 重要度
  2. すぐにできるか
  3. リスク
  4. 成果

5 段階評価の内容は、次の通り。例えば、重要度を1点から5点で評価する場合、

  • 5 : とても重要だ
  • 4 : やや重要だ
  • 3 : どちらとも言えない
  • 2 : あまり重要ではない
  • 1 : 重要でない

重要度以外の基準も、上記と同様につける。

`3’ が「どちらでもない」というように、点数が真ん中に来るようにすればよい。

計算が面倒だと感じたら、3 段階評価にする。

 

3. 評価基準

  1. 重要度」: 自分が、どのくらいそのタスクを重要だと思うか直感的に判断する。
  2. すぐにできるか」: タスクの複雑性を問題にしている。簡単な作業から手を付けるための基準。
  3. リスク」: タスクを処理しなかった場合、どのような面倒なことが生じるか?で判断する。
  4. 成果」は、ちょっと曖昧な評価基準。
    • そのタスクをこなした場合、どのくらいの報酬が得られるか?
    • どのくらい達成感を得られるか?
    • プロジェクト全体に対して、そのタスクできた場合、どのくらい良い影響を与えるか?

というようなところから評定する。

 

4. 計算方法

各タスクごとに評価をしたら、評定値をかけ算して得点を出す。そして、得点の高いものから順に消化していく。

評価値を「かけ算」にした理由は、足し算するよりも、点数がハッキリとバラつくので判断しやすいため。

「得点を変換」の列は、得点を 0 ~ 1 の間になるように、

得点 / 最大の得点

を計算する。

もし、4項目全てに答えるのが難しい場合、「成果」を省くことにしている。