2008年1月31日木曜日

餡ころ餅 (あんころもち) 騒動

餡ころ餅?

昔から甘い物は苦手だ。 (+_+) ぼた餅、黄粉餅、etc. どういうイベントのタイミングで作るのかよく分かってなかったが、食卓に上がると憂鬱になる。「餡ころ餅 (あんころもち) できたよ~。」と母の声。あれを食べなくてはいけないかと思うと、なんとなく一階の食卓に降りていきたくなくなる。

最近、日が経ってカチカチになった餡ころ餅を焼いて食べた。これが美味だった。 ^^ 年をとって味覚も変わってきたのかもしれない。

友人に、餡ころ餅を焼いて食べたらおいしかったことを話してみた。そうしらた、「えっ???」という反応が返ってきた。話をよく聞いてみると、お互いの「餡ころ餅」という名称に対する認識が違っていた。自分は、あんこを餅で包んだものだと思い、友人は、餅をあんで包んだものだと思っていた。

大福?

あんころ餅 - Wikipedia によると、

小豆でできたで包んだもの。餡が餅の衣になっていることから「餡衣(あんころも)餅」と呼ばれ、それが「あんころ餅」になったという説がある。

どうやら友人の言い分が正しいらしい。この説明に友人は納得していたが、自分はどうも釈然となかった。母にこの話をしたら、やはり自分と同じように感じたらしい。親戚のおばさんや、祖母に電話をかけて聞いてみたが、やはり、 "あんこを餅で包んだもの" を「あんころもち」と呼んでいた。上記の説明とは、真逆である。

それって「おはぎ」じゃないのか?」と思ったら、

おはぎ、牡丹餅と同一視されることもあるが、中身が完全な餅であるという点でそれらとは区別されていることが多い。

(同上)

たしかに「おはぎ」は、うるち米も使っている点で異なっている。

かの有名な「赤福餅」も、あんころもちの一種であろうか?

赤福餅 - Wikipedia によると、

餡を入れた餅を大福と呼ぶ対比として、赤い餡をつけた餅であるから赤福と称したと推察している。

餅に餡こが衣のように付いていると思えば、そんな感じがする。

あんころ餅 - Google イメージ検索 で探してみても、いつも食べている「あんころもち」の画像がでてこない。餅が餡 (あん) で包まれているものばかりだ。

大福 - Wikipedia によると、

小豆でできたで包んだ和菓子の一種。

ん?ということは、今まで「あんころもち」だと思っていたものは、実は「大福」だったのか?しかし、どう考えても「大福」ではない。大福と言えば、皮の部分が薄くて柔らかいイメージがある。焼いて食べるということも考えられない。

ちなみに、

大福を自宅で作る際は、餅に砂糖を混ぜておくと硬くなりにくい。

(同上)

やわらかさの秘密は砂糖だったのか。 (@_@)

餡餅 (あんもち) !

検索を続けた。

カメラを持って歩こう : 明けましておめでとうございます。

お餅は結構食べましたよ。 ... 香川独特?の餡餅入り雑煮でした。このお餅、よく「大福餅」と混同する人がいますが違いますよ。臼でついたお餅の中につぶ餡を入れてあるものです。だから大福とは違って皮?もかなり厚めです。

あん餅が食べたくなってきたぞー - とばしたーとばした 六若じゃー!

当然、あん餅は時間がたつと、鏡餅みたいにカチカチになります。 お餅をつくのは、12月27、28日頃なので、お正月に食べる時には、すでに石みたいになっています。そのカチカチになったあん餅が美味しいんやなー

そう!カチカチになったのをオーブンで焼くとめちゃうまい ^^ これだ!!!

餅 - Wikipedia を見たら、「あん餅」の説明として書かれていた。

中にあんこが入った餅。

あんもち - Google イメージ検索 を探してみると、でてくるでてくる。 ^^

ということは...

「あんもち」と本来呼ぶべきところを、「あんころもち」と言っているのだろうか? ^^; 手の中で餅をコロコロと転がして作るので「ころ」が付いたのかな?

あんころ餅(あんころもち) - 語源由来辞典 には、「衣」説以外に次のように述べられている。

あんころ餅は「餡転餅」と表記されたり、「あんころばし餅」とも呼ばれること、外側に餡をつける際に小豆餡の中で転がすことなどから、「ころ」は「転がす」の「ころ」と考えて間違いないであろう。

こちらは、コロコロと小豆餡の中で転がすということか、なるほど。 ^^

結局

何が言いたかったと言えば、今まで、できたての餡餅は、好きじゃなかった。しかし、カチカチの餡餅を焼いたものはおいしかった。そこで、カチカチになる前でも、焼いて食べたらおいしいんじゃないかと思ってやってみたら、これがおいしかった! ^^ これからは、この方法で食べよう~。

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