2008年1月15日火曜日

シャープの携帯電話で素早い文字入力 - ワンタッチ変換

次に携帯の機種変更をするときも「シャープ」にする。理由は、文字入力方式に ワンタッチ変換 があるから。 ^^  ( ※ 通常の方法で、以前に入力した文字の候補が表示されて入力する方法ではない。)

最初使っているときには、この機能があることに気がついてなかった。たまたま、説明書を眺めていたときに見つけた。携帯なんて説明書を読まずに使うものだ。そのためか、シャープの携帯電話を使っている家族、友人に聞いてみたところ、 6 人中 1 人も、この便利な機能の存在について知らなかった。この入力方法を考えた人はすごいと思うのだけど、あまり知らなくてなくてカワイソ。。。(+_+)

 

ワンタッチ変換の方法

「携帯」と単語を入力したいとき。

  1. 「か」「あ」「た」「あ」とボタンを押す。
  2. 上方向のキーを押す。 ( ※ 通常は、下方向)
  3. 候補一覧が表示されるので、「携帯」を選択する。

つまり、入力したい文字の先頭の行を入力するだけで、その組み合わせの候補を表示してくれる。

  • け「か行」
  • い「あ行」
  • た「た行」
  • い「あ行」

 

通常の入力との比較

普通に「携帯」と入力するときの打鍵数は、候補が表示される前まで、

「か」×4, 「あ」×2, 「た」×1, 「あ」×1

計 8 打鍵が必要だ。 (過去の学習と、推測が行われなかった場合。) これに対して、ワンタッチ変換の入力では、4 打鍵ですむ。

通常の入力においては、入力から予測が行われているため、実際には 8 打鍵も必要であることはない。よく使っている単語ならば、最初の一文字の入力ですむこともある。その場合、通常の入力でするのがよい。しかし、あまり使わない言葉の場合、この入力方式の方が心地良い。なぜならば、通常の入力方式では、文字を入力するたびに候補が表示される。面倒なのは、その携帯の反応に対して、自分が入力したい文字かどうかを、その都度確認しなくてはいけないからだ。これに対して、ワンタッチ変換は、全部入力しおわった段階で、候補を表示させるので、確認作業は最後の一回だけですむ。

 

「名詞 + 助詞」でワンタッチ

ITmediaモバイル:第2回 「ケータイShoin3」搭載、SH506iCの文字入力を探る (2/3) には、長文を入力するときの例が挙げられている。

例文1
大学を卒業して出版社に就職し、今では中堅編集者として活躍している。

入力1
だあがかわ↑(大学を) さたがやあさた↑(卒業して) さやたぱわさやな↑(出版社に) さやあさやか↑(就職) し 、あま↑(今) で は たやあかわ↑(中堅) はわさやあ↑(編集) さやた↑(者と) し て かたやかさた↑(活躍して) あら↑(いる) 。

これをみてわかるように、「私」と 名詞レベル で入力するのではなく、「私は」と 名詞 + 助詞 のレベルで変換させることができる。

(この方法については、上記の記事を読むまで気がついていなかった。(^^; )

 

学習機能

通常の入力方式と同じく、ワンタッチ変換にも学習機能がある。便利なことに、まさにワンタッチで入力できるようになる。

例えば、一度、ワンタッチ変換で「携帯」と入力した後で、再度、ワンタッチ変換で「携帯」と入力したいとする。

  1. 「か」を入力する
  2. 上方向のキーを押す。

これで、「携帯」という単語が候補として表示される。

 

「交通」と入力するときも、「携帯」と同じように、「か」「あ」「た」「あ」と入力する。

例えば、「携帯」と入力した後、ワンタッチ変換で「交通」と入力したとする。先ほどと同じように、「か」と入力した後に、上方向を押すと、直前に入力した「交通」の方が先頭に来るようになり、「交通」の次の候補として「携帯」が表示される。使いこむほどに、入力のしやすい携帯になっていく。

 

さらに

ワンタッチ変換は、時間帯による推測を行なってくれるようだ。

SH53 Maniax - Tips によると、

やり方は、「あ段」の文字を1文字(あ、か、さ、た、な等)入力して「↑」です。お気づきかもしれませんが、↑での変換はワンタッチ変換といってカーソル背景が緑になっています。
すると、5~11時、11~17時、17~23時、23~5時の4つの時間帯に応じて、ふさわしい(?)メッセージが変換候補として表示されます。だいたいどの行も10個あるようです。

上記サイトには、時間帯に応じたメッセージの一覧が掲載されている。

 

入力方式について

ワンタッチ変換は、「ケータイShoin」の機能であるが、似たものに、T9 という入力方式がある。

T9 - Wikipedia によると、

T9(ティーナイン)は、米国Tegic Communications社が開発した文字入力方式である。...

T9は各キーに割り当てられている文字の頭文字を入力するだけで、あとに続く文字を含む単語に変換することができる。

  • 例 こんにちは ← 「かわなたは」(一般的な日本の携帯電話では「20546」と入力)

...

T9ダイレクトとは、NECが従来の日本語T9を改良したものであり、同社製の携帯電話であるNTTドコモ mova N506iFOMA N900iS以降の機種に搭載されている。

 

結論

この入力方式がない携帯は、使う気になれない。 ^^;