2008年7月20日日曜日

PDF ファイルをマーカーを引きながら読む – PDF-XChange Viewer

1. PDF ファイルを Acrobat Reader で読まない理由

ある文書を PDF ファイルで読もうと思った。

Acrobat Reader で PDF ファイルを開いた場合、読みながら、重要な箇所にマーカーを付けることができない。そのため、まとまった文書を PDF で読むことはためらわれる。

HTML で書かれた文書なら、Firefox のアドオン

を使い、マーカーを引きながら読む。

PC で文書を読む場合に限らず、本を読むときも、色付きのボールペンやマーカーは欠かせない。線を引くと、内容が頭に入りやすい。学習するときも、効率良く吸収できる。

 

2. PDF を HTML  に変換しようか?

ウェブに公開されている文書の場合、PDF ファイルと伴に、 HTML として提供されていることが多し。しかし、自分が読もうとした PDF ファイルには HTML 版が存在しなかった。ただし、tex で書かれた文書は存在した。(cf. Index of /yaht)

latex2html

tex の文書の場合、latex2html により HTML に変換できる。しかし、Latex の環境を整えるのは、色々と面倒そうだ。

Pandoc
Pandoc は、PDF を HTML に変換してくれるアプリケーション。(via MOONGIFT

Pandoc is a Haskell library for converting from one markup format to another, and a command-line tool that uses this library. (Pandoc より)

ただし、これも設定が面倒そうだ。 (@_@;)

 

3. PDF-XChange Viewer でマーカーや線を引ける

PDF にマーカーを引くことができるフリーソフトはないか探してみた。

PDF-XChange Viewer  (via PDFの付箋で困っています - 教えて!goo )

閲覧中のPDF文書内へ、四角形や円の囲み線を描き込むことができ、プロパティ画面で線の色や太さを設定可能。また、任意の場所へ文字を入力したり注釈を埋め込む機能も備えている。 (上記サイトより)

アプリケーションの名前は Viewer だけれど、ある程度編集もできる。

 

マーカーを引く

文書にマーカーを引くには、

  1. ツールバーよりマーカーのボタンを選択し、
  2. ツールのプロパティで色を選んでおいてから、
  3. テキストを選択する。

ツールのプロパティで一度選択した色は、Custom Colors に配置される。再度、Custom Colors から選べば、色を素早く変更することができる。

また、「ツールの選択の維持」ボタンを押すと、マーカーを連続して引くことができる。

0807201245

ツールのプロパティは、「色」を選択するときに使用する。そのため、メニューバーから分離した方が使いやすい。もし、パレットを消してしまったら、

  • メニューより 表示 >ツールバー > プロパティツールバー

を選択すると、再度表示される。