思考の曖昧な雲は、中心があるようでない。
隅は広がりを持ち、形状を持たない。
灰色をしている。
境界がない。
闇に溶け込む。
そこに一筋の光を差し込ませることが、言葉を紡ぐこと。
光は雲を薙ぎ払い、雲がそこにあったことを忘れさせる。
光はそこを照らすのが当り前だという顔をしている。
闇が消える。
闇は豊穣。
言語化しないでくれ。
明らかにすることは、道を閉ざすこと。
自分に対して、他を締め出すこと。
言葉を溜めると、また雲が増える。
道はほの暗くなり、闇が辺りを覆う。
無意識に光を求める。
道を求める。
そして、循環。
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