1. 印象的な写真が撮れるトイカメラ
VISTAQUEST via kwout
VISTAQUEST
デジタルなトイカメラである VISTAQUEST のトイカメラ を見ると、その筐体のカワイさも相まって、欲しくなる。
VQ1005(青) | VQ1005(ピンク) | VQ1005(黒) |
VistaQuest VQ1015 ENTRY ブルー | VistaQuest VQ1015 ENTRY イエロー | VistaQuest VQ1015 ENTRY ブラック |
Kenko DSC517
トイカメラを検索してみると、Kenko DSC517 で撮影された画像 が個人的には好み。青色がとても印象的な写真だ。しかし、既に販売終了している。パタッ(o_ _)o~†
Vivitar Ultra Wide&slim
デジカメでないのなら、Vivitar Ultra Wide&slim で写したものがよかった。
2. lomo風の写真の特徴
lomo 風の写真は、次のような特徴がある。
- 色彩が鮮やかで、やや画像が粗い。
- 明るいところが極端に明るく、暗いところが極端に暗い。
- 周囲に半透明の黒いグラデーションがかかっている。
- 特定のスポット (主に中心) が極端に明るい。
GIMP のフィルタを使えば、簡単に lomo 風にすることができる。
今回は GIMP の基本的な機能だけを使い、写真を lomo 風にしてみる。
加工するのは以下の写真。
3. 画像にメリハリをつける
最初に、「明るいところが極端に明るく、暗いところが極端に暗い」ようになるように調整する。
- メニューより 色 > カーブ...
を選択し、以下のようにカーブを設定する。
画像によっては、真ん中辺りを持ち上げたり、または、下げたりするとよい。
この設定は、GIMP のドキュメント 5.7. Curves によると、
- Main Editing Area
-
-
The vertical gradient: it represents the the destination, the output tonal scale. It ranges from 0 (black) to 255 (white), from Shadows to Highlights.
-
チャンネルが「明度」となっているので、下の横軸のグラデーションが、対象の画像の明さの分布を表している。縦軸は、それぞれの明度をどのような値に変換したいかを表す。
例えば、右上の点は、対象の画像の明るい部分を持ち上げ、左下の点は、暗い部分をより暗くしている。
適用した結果、以下のようになった。
4. 色彩を鮮かに
次に、lomo と言えば鮮かな青というイメージがあるので、色彩を鮮かに調整する。
- メニューより、色 > 色相 - 彩度...
を選択し、彩度を少し上げる。
これにより、少し青が強くなった感じ。
5. 周辺を暗くする
次に、写真の周囲を暗くする。
- 新規レイヤーを作成。
- 円で選択するツール (Ellipse Select Tool) を使い、画像からややはみだすように円を描く。
- 選択を反転する。 (選択 > 反転)
- 選択した部分を黒で塗り潰す。 (Bucket Fill Tool)
選択を解除して、全体にガウシアンぼかしを強めにかけて、黒い部分をぼんやりさせる。
- フィルター > ぼかす > ガウシアンぼかし
レイヤーダイアログにおいて、モードから「微粒子結合」を選び、不透明度を適当に下げる。
これにより、周辺の黒い部分が溶け込んだ。
6. 中央を明るくする
次に、写真の中央を明るくする。
先ほどと同じく、新規レイヤーを作成する。
中央に白い円を描く。
選択を解除し、全体に対して「ガウシアンぼかし」をかける。
レイヤーダイアログにおいて、モードを「オーバーレイ」にし、不透明度を適当に下げる。
これにより、Lomo 風の写真の出来上がり。
元の画像と並べて比較すると、違いがはっきりと分かる。
1コメント:
最近GIMPを使い始めて、何か面白い使い方はないかと検索して飛んできました。
とても分かりやすくて、自分でもすぐに出来ました☆
他にも色々試してみようと思います^^
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