2011年4月23日土曜日

Skype 通話中に突然聞こえる大音量を抑える - VSTHost でコンプレッサとイコライザーを併用

1. 大きな音を抑えたい

Skype で通話中に咳をしたり くしゃみ をしたりすると、相手の耳に甚大な被害をもたらす。スプーンが皿にぶつかったときなど、向こうで悲鳴が聞こえる。 ^^; おかしの袋を開けるのもダメ。

これに対して、

により、ある程度対応することができる。ただし、大音量に対しては効果がない。

できれば、でかい音が入力されたら、瞬時に音を小さくして欲しい。

 

2. コンプレッサーで音量の差を小さくする

こういった要求に応えてくれる音響機器の名前は「コンプレッサー」。

VSTHost でイコライザーを使うときに参考にした記事、

で解説されている GeneComp を利用したら、非常に良かった。 ^^

ところで、コンプレッサー (音響機器) – Wikipedia によると、

コンプレッサー (compressor) は、エフェクターの一種である。音の強さの差を縮小する効果がある。…

入力音量が予め設定した一定の値(スレッショルドレベル、閾値)を超えた場合、音量の変化を設定した比率(レシオ、レイシオ、圧縮比)で抑え、設定された時間で解放(リリース)するプロセスによって、その音量の最大と最小の差(ダイナミックレンジ)を圧縮する。

細かいことはさて置き、以下のように値を設定した。

 

3. VST Host の設定

VST Host のインストールと、イコライザーの設定は以下の記事を参照。

  1. PC の音声出力に対してリアルタイムにイコライザーをかける - VSTHost とASIO4ALL
  2. USB スピーカーとヘッドホンに対して VSTHost でイコライザーをかける - 仮想的なサウンドデバイスを利用して

 

a. プラグインの配置

VSTHost におけるイコライザーと、コンプレッサの配置は以下の通り。

CropperCapture[150]

コンプレッサ GeneCompbuzzroom よりダウンロード。解凍したらフォルダの中にある、

  • (plugins)
    • GeneComp.dll

を VSTHost に D&D 。

イコライザーは前回と同じく TENTION Digital Audio の 「TDAe EQ2008S

  • TDAe EQ2008S.dll

を利用。

各プラグインの設定をするには、プラグインの Plugin Edit ボタン CropperCapture[154] を押す。

 

b. コンプレッサの設定

コンプレッサでは、大きな音が入力されたらすぐに小さくなるようにした。

  1. THRESHOLD のつまみを適当に左に回し、大きな音を抑える。
  2. RATIO のつまみを目一杯右に回し、THRESHOLD で設定した音量を超えないようにする。
  3. ATTACK のつまみを目一杯左に回し、THRESHOLD で設定した音量を超えた場合、すぐにコンプレッサが効くように。

CropperCapture[153][4]

 

c. イコライザーの設定

イコライザーの設定では、低音域を出し、高音域をカットした。

  1. イコライザーのプリセットを選ぶボタンより `LowStereto’ を選択。
  2. 左右の音の設定が同じようになるための `LINK’ ボタンを押す。
  3. 高音域のスライダーを適当に下げる。

CropperCapture[151]