1. ウィンドウの影がない状態に気がつかず
いつの間にかウィンドウから影がなくなっていた。 OS は Windows 7 。
影がないとウィンドウの上下関係を把握しにくい。何か以前に使ったユーティリティの設定が影響したのだろうか?
結構長い間この状態で操作していたようだが、気がつかずに使っていた。 OS として Windows XP を利用していた期間が一番長いので、この表示でも違和感を感じなかったのだろう。
2. OS の設定は検索する時代
それにしても、慣習の力というのは強い。
こういうとき、OS の設定だから、
「コントロールパネルから探して…」
と考えながら、自然とスタートメニューへと手が伸び、コンパネをクリックしている。
Windows 7 のコントロールパネルは、Windows XP よりも設定項目が増えている。そのため、なかなか目的のものを見つけることができない。
コンパネは項目ごとに分類されているが、それが余計に混乱を招く。理由は、頭の中で XP 時代の設定方法が固着しているため。思っていたカテゴリーと違う場所にあると迷い、戸惑い、ストレスフル。
XP の設定画面に化粧をしただけの統一感のない UI もいただけない。
この場合、デジタルネイティブならぬ、Windows 7 ネイティブな人なら、間違いなく自分で探そうとせずにシステムに問い合わせるだろう。
ウィンドウに影を付ける方法
つまり、
- コントロールパネルを開く
- ウィンドウ右上の検索窓で、「影」と入力。
検索の結果、設定をする場所が「Windows のデザインとパフォーマンスの調整」であることがわかる。
上記をクリックすると、パフォーマンスオプションが表示され、「視覚効果」の中に「ウィンドウの下に影を表示する」設定があるのを見つけることができる。
これでウィンドウに影を付けることができた。
3. MacOSX の Spotlight 機能
このように「設定を探しだす方法」が採用されたシステムを、はじめて見たのは MacOSX だった。
システム環境設定 において、設定が見つからない場合は、Spotlight検索フィールドに必要な設定を入力しましょう。「壁紙」、「ワイヤレス」といったWindowsパソコンの用語も検索できるため、Macの用語がよくわからなくても、大丈夫です。
Mac は漢字トーク 7 から初期の OSX まで使っていた。しかし、Spotlight の機能が OS に組込まれたときには、既に Mac から Windows に乗り換えていた。
だから、Windows 7 にしても、 OS の設定を検索するという考えが最初に頭に思い浮かばない。
自分より年配で PC に疎い人に対し、
Google で検索すれば、すぐにわかるのに、何やってんだか …
と思うことがしばしばある。反射的に旧世代だなとレッテルを貼ってしまうが、自分も PC の使い方が今や旧世代方式になっていたことに気がつかされた。
4. スタートメニューで OS の設定を検索
… とここまで書いたところで、やっとコントロールパネルを開かなくても、スタートメニューの
- プログラムとファイルの検索
で 「影」と入力するだけで良かったことに思い至る。
恐るべし、慣習の力。あるものを見えなくする、方向を制限する力。
あまり OS に思い入れがなく、昔から使っているものに慣れ切ってしまっている人は、案外自分と同じように自力で設定を探していて、便利な機能に目がいってないんじゃないかなぁ。
0コメント:
コメントを投稿