2008年12月25日木曜日

メーカーによる漢方薬の香りの違い - これで同じ「葛根湯」なの?

1. 漢方薬はお湯に溶かして飲むと、良い香りがする

漢方薬を飲むとき、お湯に溶かしてから飲んでいる。慣れてくると、香りが良いので、お茶の代わりに飲むこともある。

自分は葛根湯をお湯に溶かして飲む場合、それほど苦く感じないので何も入れない。苦く感じる場合は、メープルシロップを少量入れると飲みやすい。

風邪の引きはじめには「葛根湯」。葛根湯は一般の薬局でも手に入れやすい。

病院で処方される場合、製造メーカーが「ツムラ」であることが多い。

 

2. 同じ「葛根湯」なのに酷いにおい

薬局で安い価格の葛根湯を買ったことがある。

同じようにお湯に溶かして飲もうと思い、湯呑みを口に近付けた瞬間…

えっ?なんだこのにおいは… (@_@;)

水で飲んでいたときには気がつかなかったけれど、「良薬口に苦し」とは全く方向性の違う、

「これ飲んでいいの?」

と感じさせる一種独特なにおい。がんばって飲んでみたけれど、二度と飲みたいとは思わなかった。

 

3. メーカーによる成分の比率の違い

なぜこんなに香りが違うのかと思い成分を比較してみた。

ツムラ 根湯エキス顆粒(医療用)の成分は、以下の円グラフのようになっていた。

まずくて飲めなかった「某」葛根エキスは、ツムラのものほど細かく成分が書かれていなかった。円グラフにすると以下の通り。

比較しやすいように、ツムラを某葛根エキスの成分が表示されている順番に合わせると、比率の違いわかる。

ツムラはカッコンの比率が某エキスよりも少ないようだ。

カッコン自体がまずいだろうか?それとも、添加物の種類が違うので、これがあの独特な匂いの原因なのだろうか?

同じ「葛根湯」と名付けられているが、味と匂いが違うとは思わなかった。他にもいろいろと葛根湯を出しているメーカーがあるので、今度飲み比べてみよう。とにかく、まずい漢方薬を飲むのはこりごり… (@_@;)

 

4. 結構いい加減な医師の処方

葛根湯 – Wikipedia によると、

  • 葛根湯医者落語
    落語の枕話の一つ。「頭が痛い」「腹が痛い」「目が痛い」などのどんな患者にも葛根湯を処方して誤魔化してしまう。しまいには付添いの人にまで「まあ、いいから」と葛根湯を飲ませるという藪医者の話。

別に藪に限らず、まぁ、医者なんてそんなもの。あれだけの患者を日常業務でまともに診るなんて普通に考えて無理。