1. ウィンドウの枠(端)をつかむのは難しい
複数のウィンドウが重なっている状態で、後ろにあるウィンドウを手前に持ってきたいとき、対象のウィンドウをクリックする。この操作は PC を操作しているときに多用するため、手前に持ってきたいウィンドウの上にマウスポインタを乗せたら、そのウィンドウが手前に来るように設定している。
マウスポインタをウィンドウの上に置く操作を「マウスオーバー」と言う。手前に持ってくることを「アクティブにする」と言う。
ウィンドウを「マウスオーバーでアクティブにする」機能を持ったユーティリティに次のものがある。
Windows 7 ではレジストリで設定する。
ただし、この機能を有効にしているために、反って操作しづらくなる動作がある。それは、ウィンドウのサイズ変更する操作。ウィンドウの枠(端)をつかむつもりが、後ろにあるウィンドウがアクティブになってしまうことがよくある。
ウィンドウの枠(端)の幅は、デフォルトでは結構狭い。手前にあるウィンドウの端からマウスが少しでも外れると、後ろにあるウィンドウがアクティブになる。そのため、ウィンドウの大きさを変えるときは、
- 慎重にウィンドウの枠(端)の辺りにポインタを移動させ、
- ギリギリのところで、ゆっくりとマウス操作をし、
- 枠をつかむ。
これが結構気を使う。 (+_+)
対策として、ウィンドウ の枠を太くして、マウスでつかみやすくした方が良い。また、エクスプローラであれば、ステータスバーを表示しておくと良い。
2. マウスの移動範囲をウィンドウの枠内に制限する
hMouseLimit は、マウスの移動でできる範囲を、アクティブなウィンドウの枠内に制限するためのユーティリティ。
起動すると、タスクトレイに常駐し、Ctrl キーを押している間、有効になる。
追記(2012.1.9): デフォルトの Ctrl キーを使うと、Ctrl キーが入力されたままの状態が続き、手前のウィンドウから抜け出せないことがある。この場合、範囲制限用キーを変更したほうが良い。
ただし、Dexpot でタイトルバーをクリックして、ウィンドウを最小化する操作に対して、Shift を修飾キーとして利用していると、マウスポインタが勝手に移動してしまう。そのため、現在では Alt キーを Ctrl キーの代わりに使っている。
ウィンドウサイズの変更方法
- 範囲制限用キーを押しながら、マウスのポインタを素早くウィンドウの枠へと移動。
- マウスポインタが、ウィンドウの枠を変更できること示す ←→ の形になる。
- 範囲制限用キー、マウスをクリックし枠の大きさを変更する。
ここで重要なのは (3) の操作。 hMouseLimit は、マウスの動ける範囲を、ウィンドウの枠内に制限するので、ウィンドウのサイズを変更するときに、押したままだとサイズを大きくできない。
最初、このことに気がつかず、
「あれ?!おかしい、ウィンドウを大きくできない!」
と悩んでしまった。
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