2008年4月17日木曜日

はじめての自作 PC の組立て

jisakuはじめての自作 PC の検討 2 の続き。

パーツが決ったので、ネットで注文した。在庫があるものを選んだので、すぐに届いた。

 

組立て開始

はじめに、注文したパーツが全て揃っているか確認した。

最初は、マザーボード (GIGABYTE GA-MA78GM-S2H Rev.1.0 ) に CPU (AMD Athlon 64 X2 Dual-Core 5000+ Black Edition ) と CPU クーラー (ANDY SAMURAI MASTER SCASM-1000 ) を取り付ける。マザーボードの箱から中身を取り出し、付属品を確認。 IDE のケーブルとフロッピードライブのためのケーブルと、SATA のケーブルが 2 本。今回、光学ドライブは SATA 接続なので、IDE 用のケーブルは使用しない。

パソコンの自作 2008年 04月号 [雑誌] を見て、手順を再度確認する。 マザーボードを取り出し、箱の中身に入っていたスポンジを箱の上に乗せ、その上にマザーボードを乗せた。マザーボードを扱うのははじめてだったので、慎重に行った。説明書を見ながら、どの部分が何かをおおよそ把握する。

 

CPU の取り付け

まずは、 CPU の取り付けをしなければならない。 CPU を取り付けるソケットの部分は、台座の横にバーが取り付けてあり、そのバーを上げ状態で CPU を乗せ、下げることによって固定する。なんともシンプルな機構で、果たしてこれでちゃんと固定されるのか疑問に思うほどだった。とりあえず、中身の割に箱が大きい CPU を取り出す。しっかりとしたプラスチックのケースに入っている。 ソケットに接触する部分に触らないように気をつけながら CPU を取り出した。見た目よりも重い。ずっしりとした感じを受ける。

ソケットの角に一箇所ある三角のマークと、 CPU についている三角のマークを合わせるようにして CPU を台座に乗せた。ソケットの横のバーを下げ、固定。ちゃんと固定されたようだ。

 

CPU クーラーの取り付け

次に、CPU クーラーを取り付ける。ANDY SAMURAI MASTER SCASM-1000 は、いろいろなタイプのソケットに対応している。予め、取り付け方を、OCTECH - OCTECH Review : AMD CPUで快適PCを組み立てよう!【前編】 by OCT を見て参考にした。

箱から取り出し、現物を見たら、これが想像以上にデカかった。 (@_@;) AM2 ソケットに対応させるための付属品を取り付け、いざセット。と、その前に CPU にグリスを塗る。そして、CPU クーラーの、 CPU に接触する部分に貼ってある保護シートをはずし、セット用意。再度、上記の取り付け方法を解説してある映像を復習。作業は慎重に行った。まず、CPU クーラーの左側から、ソケットの横にある「つめ」のようなところに引っかける。そして、次に右側も同様に。 ... と思ったら、うまく引っかけることができない。 (@_@;) 解説の映像では、糸も簡単にやっているのになぜだろう? 力の加減を色々と調整しながら、なんとか右側も取り付けができた。 ^^ その後、引っかけた部分を固定するための金具をスライドさせる。これが結構力がいった。左側をカチッとスライドさせると、右側をスライドさせることができない。 (+_+) そこで、両方を同時にスライドさせることによって、なんとか固定させることができた。

最後に、ソケットの近くにある、CPU クーラーのための電源コネクターに接続した。

 

メモリの取り付け

メモリ (CFD ELIXIR W2U800CQ-1GLZJ) の入っているケース、しっかりし過ぎ。パタッ(o_ _)o~† 開いたはいいけれど、メモリがプラスチックのケースにガッチリと固定されており、取り出すのに一苦労。 ^^;

[conecoクラブ] GA-MA78GM-S2Hのレビューと評価: AM2なm-ATXオンボードVGAの鉄板となれるか?! によると、

メモリを2枚挿しにする時、スロット3+4でしかデュアルチャンネルと認識してくれなかった。1+2の時は起動すらできんかった。BIOSをF3にUPすれば大丈夫みたいですけど。

と、あったので、スロットの3, 4 にメモリを挿した。メモリの交換ぐらいはしたことがあったので、ここは何の心配もなく行なえた。しかし、やっぱり結構力がいるなぁ~ ^^;

 

ケースの用意

本に書かれていたように、ケース (CASE by CASE SCBC01) を取り出すときは、ダンボールの上部を開け、さかさまにしてケースをスポッと取り出した。今まで使っていたのが、Shuttle のミニケースだったので、これはデカイ (@_@;) 。

取り出したら、ケースの裏についているネジを 4 箇所はずした。これは手で回すことができる。サイドパネルを両方はずし、光学ドライブを後で入れるため、フロントの部分をはずした。ただし、フロントパネルからは USB などのケーブルが接続されているため、気をつけなくてはならない。CASE by CASE SCBC01 は、この部分にネジが使われていないので、カパッと開けることができて楽。慣れていないため、光学ドライブを納めるためのプラスチックのフタをなかなか取ることができなかった。 ^^;

次に、マザーボードに付属していたバックパネルを取り付ける。ケースに元々ついていたものをはずそうとした。パソコンの自作 2008年 04月号 [雑誌] (p21) には、スライドさせて、簡単にはずれるようなことが書いてある。しかし、これが思うようにいかなかった。 (@_@;) スライドさせようにも、全く動かない。めいっぱい力を入れても全然無理。どういう構造になっているかと思い、周囲を見ても、ただはめてあるだけという感じ。なんだかんだで、10 分くらい格闘した末、やっとはずすことができた。やはり、こういうところ、慣れていないので手間取ってしまう。マザーボードに付属のバックパネルは、はめこむだけだったので、簡単に取り付けることができた。

 

マザーボードの取付け

さて、ようやくマザーボードを収容する番だ。台座となるネジをケース内に取り付ける 。マザーボードを見ると、「ここがネジですよ」という感じの穴が 8 箇所あったので、それに対応した位置を確認。電源の線やUSB の線が邪魔なので、脇にどけて作業を進めた。

ついに、マザーボードをケースに収容。慎重にネジの位置を合わせる。ネジは、一箇所を一気にきつく締めることなく、全体で徐々に締めるようにした。

 

光学ドライブの取り付け

先ほどはずしたケースの上部に、光学ドライブ (GH20NS10BL) を納めた。ミリねじを使って固定する。しかし、この位置。後で大変なことに気がつくことになる。 ^^;

 

ハードディスクの取り付け

ケースの下部にある、フロントのファンの前に位置するところに取り付けた。今度は、インチねじを使って固定。しかし、これも、後で大変なことに気がつくことになる。 ^^;

(Deskstar P7K500 HDP725032GLA360)

 

スイッチ類の配線

スイッチ類の配線を行った。 + と - に気をつけながら作業を行う。 - は線が白いので、これを目印にしながら行なう。マザーボードの説明書 (p27) を見ながら、取り付けを行った。まず最初に、HDD LED を取り付けようと思った。しかし、これが思ったよりも、堅い。なんにせよ、はじめての自作作業なので、どの程度力を入れていいのかがわからない。かなりビビりながら、徐々に力を加えていく。しかし、うまく挿せない。 HDD LED は後にして、別のものを取り付けた。これはわりと素直に下までささった。気を取り直して、 HDD LED。一気に力を入れて差し込んだ。うまくいった。 ^^ オーディオ、スピーカーの端子もつないで、完了。

しかし、問題は USB の端子だった。いくら力を入れても、挿すことができない。素手で力いっぱいねじこもうとしたが、全くだめ。これ以上力を入れたら、折れてしまうのではないかと思うほどだ。 USB のケーブルは 3 つあったが、どれもめちゃ堅い (@_@;) 軍手を用意し、意を決っした。「えいっ!!!」壊れるかと思ったが、ちゃんとはまった。 しかし、なんでこんなに堅いのだろうか?もっと高いケースに付属している USB の線なら、すっと入るのだろうか??? 今回、自作作業の中で、一番ビビりながら行ったのが、この作業だった。

 

ドライブ用のケーブルの接続

さて、ここで問題発生。 (@_@;) パソコンの自作 2008年 04月号 [雑誌] で、自作例として載っていた光学ドライブは Ultra ATA で接続するタイプのものだった。しかし、自分が購入したのは、SATA で接続するタイプ。購入するとき、「これでもいいのかなぁ?」と疑問に感じたが、結局、「まぁ、大丈夫だろう」と思い SATA タイプにした。予め、上記の本で電源のケーブルのところもチェックしていたつもりだった。しかし、実際にやってみないと、細かいところまで目が届いていない。パタッ(o_ _)o~†

何が問題かと言うと、SATA 用の電源ケーブルが、コネクターは二つあるのに、一本のラインしかないということだ。しかも、その二つの距離が非常に短い。光学ドライブと、HDD の両方に、SATA 用の電源ケーブルをつなげないといけないのだが、今、両者は、お互いから一番遠い距離にある。全くそれでは届かなかった。実は、この時点で、はじめて電源の線のコネクタに種類があることに気がついた。さすが自作初心者である。 ^^; 基本が全くわかってない。

しかし、この状態、どこかで読んだことがあったような... どこかのサイトだろうか、それとも本だろうか ... 日経 WinPC (ウィンピーシー) 2008年 05月号 [雑誌] の「知っておきたい自作の技 誰もが一度はハマって覚える安全、確実、素早く組むポイント」(p145) によると、

価格を抑えた電源ユニットだと、コネクターの数が少なめ。特に注意したいのは Serial ATA 機器用の電源コネクターだ。仕様上は 2 個であっても、 1 本のケーブルに 2 個付いていると、離れたベイのドライブには取り付けられず、写真のように近い場所に取り付けざるを得ない。

パタッ(o_ _)o~† 読んでいたはずなのに、やってみるまで気がつかなかった。しかし、近くに取り付ければ、なんとかいけそうだったので、光学ドライブと HDD を近くに取り付けなおし、電源ケーブルを取り付けることができた。 ^^;

 

電源ケーブルの接続

メインの電源ケーブルと、小型の電源ケーブルをマザーボードに取り付けた。メインの電源ケーブルは、二つに分かれており、はめる前に予め接触させた状態ではめる必要がある。

最後に、ケースファンを動かすために電源のケーブルをはめた。

これで必要な接続は全て終了した。後は、各種の線をまとめてしばった。束ね方のこつは、上記の二つの雑誌に書かれている。特に、ファンの部分に線が絡まないようにしなければならない。

 

電源をつける

USB キーボードを差し込み、電源のスイッチを入れ、いざ起動!!!

静かにファンが周りはじめる ... そして、止まった。

「ん?」 (@_@;)

何かの間違えかと思い、何度か試みたが、結果は同じ。全く起動しない。

「えーーーーーーーーーーーー」 パタッ(o_ _)o~†

キーボードを挿す位置が悪かったのか、別の場所に挿して、電源を入れたら、今度は問題なく、画面が表示された。DEL キーを押して、 BIOS の画面まで辿りつけた。 BIOS の設定では、Boot を CD ドライブに設定し、OS のインストールに移った。

 

感想

やることはプラモデルを作るよりも簡単だけれど、壊れたらどうしようという心理的な緊張感が全然違う。 ^^; 特に、力の加減がはじめてだったのでわからず、難しかった。

今、メインで使っているのが Shuttle の小さいケースのPCで、ファンの音や何かよくわからない高周波な音がかなりやかましい。それに比べると、今回自作した PC はとても静かだ。 ^^ Shuttle のケースの裏からは、暑い空気が流れ出してくるが、今回の PC はそういう感じがない。ただ、普通の温度の風が吹いてくるだけだ。

 

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