2008年4月16日水曜日

はじめての自作 PC の検討 2

はじめての自作 PC の検討 1 の続き。

前回、基本的な知識と、情報を収集するためのサイトを見て回った。自作の目的と方向性について、おおよそのイメージができた。再度、目的と、自分にとって必要なもの、また、必要でないものを確認する。これにより、自作する内容を絞り込んでいく。

 

自作 PC を作る目的

一番の目的は、

  • 現在、シングルコア CPU を使っている。そのため、複数のアプリケーションを同時に実行するときにスムーズに動作しない。デュアルコア CPU に変更することによって、同時に実行するアプリケーションの実行効率を高めたい。

そして、自作をする理由は、

  • なるべく安くパソコンを手に入れたい。
  • パソコンの中身について、知識を少し深めたい。
    • 故障したときは、特定のパーツのみを自分で交換することによって、できるだけ無駄がないようにしたい。
  • 将来、CPU の交換をすることによって、構成をあまり変えずに長く使用したい。
    • 自作を体験しておくことによって、CPU の交換をするときに ビビらずにできるようにしたい。 ^^;

現在では、DELL などの BTO で購入することによって十分に安価なものを手に入れることができる。保証も付けることができ、それも選択肢の一つとしてあった。しかし、パソコンの中身がどうなっているのかについて、ちょっと関心があったので、自作にすることにした。

 

必要なパーツ

PC を自作するに当って、まずは、どんなパーツが必要なのか知る必要がある。

それぞれに規格と種類がある。

マザーボード

マザーボードを決めると、それに対応した CPU が決まる。マザーボード上には、CPU を取り付けるためのソケットがあり、その形状に合った CPU を取り付ける。 例えば、Intel であれば LGA775 。 AMD であれば AM2

次に、マザーボード上で重要なのは、チップセット。例えば、 Intel であれば、p35, g33。 AMD であれば、780G, 780V など。 ここで、GPU が内蔵されているかチェックする。内蔵されているのであれば、とりあえず、ビデオカードの購入は後回しにするか、買わなくても十分であることもある。

メモリ

メモリの現在の主流は、DDR2-800。メモリの表記には、別に PC2-6400 とある。これは、DDR2-800とは 【PC2-6400】 - 意味・解説 : IT用語辞典 によると、

PC2-6400はメモリモジュールの規格で、最大データ転送速度が6.4GB/sであることを示している。

DDR2-800は対応するメモリチップの規格で、400MHzの倍データレート駆動(DDR)に対応可能であることを示している。

CPU

現在、Intel の独壇場と言った様相を呈している。 Core 2 Duo のできが相当よいようだ。ただし、そのおかげか、安価でそこそこの性能を求めるのであれば、 AMD もよいようだ。

ものによっては、CPU クーラーがついていない。その場合は、別途、購入する必要がある。

ビデオカード

ビデオカードは、パソコンの描画を担当する。マザーボードの規格によっては、 GPU が搭載されているものもあり、3D ゲームをしないのであれば、上記の通り、それで十分に代用することができる。

ケースと電源

ケースもピンからキリまである。電源の付属したものもあれば、付属していないものもある。電源については、必要とする電力が確保できることを確認する必要がある。電源が故障の原因として結構あることを述べている方もいた。また、ケースはしっかりとしたものを選ばないと、振動やファンの音が外に漏れ、静穏 PC を目指す場合には、作りのしっかりしたものを選ぶとよいらしい。

OS

FDD とセットで、 DSP 版というのを購入すると安価に手に入れることができる。

 

実際のパーツの選択

マザーボード

今回は、安価に作るということも重要な要素なので、 AMD の CPU を選択することにした。そのため、 マザーボードは、Athlon に対応したものを選ぶ。とは言ったものの、マザーボードのメーカーにはいろいろと種類があるようで、どこがいいのよくわからなかった。そこで、価格.com - マザーボード で上位にあった GIGABYTE GA-MA78GM-S2H Rev.1.0 にすることにした。 GPU を内蔵しているので、これでビデオカードを購入しなくてすむ。

一世代前の、枯れたマザーボードを安く手に入れるというのも考えたが、将来のことも考えて、 780G の方を選択した。

CPU

価格と電力の面から、AMD Athlon 64 X2 Dual-Core 5000+ Black Edition にした。将来、Phenom の性能が上がり、電力も抑えられ、価格も下ったら、CPU だけ交換したい。

CPUクーラー

上記の CPU は、CPUクーラーが付属していない。何がよいのかわからなかったので、価格.com で上位にあった ANDY SAMURAI MASTER SCASM-1000 にした。OCTECH - OCTECH Review : AMD CPUで快適PCを組み立てよう!【前編】 by OCT に、取り付け方の動画があったので参考になった。

メモリ

これまたどれを選べば良いかわからなかったので、手頃な値段だった CFD ELIXIR W2U800CQ-1GLZJ にした。メモリは、性能が良いものを選んだ方がいいとの意見もあったので迷った。

ビデオカード

なし。必要であれば将来追加したい。

HDD

500G のものがコストパフォーマンスがいいようだが、そんなに容量はいらないので、320G にした。どこがいいかはよくわからないので、売れ筋の Deskstar P7K500 HDP725032GLA360 を選んだ。

光学ドライブ

これまた、どれを選べばいいかわからない。適当に、GH20NS10BL にした。

ケースと電源

安価で購入するということで、電源付きのケースにした。パソコンの自作 2008年 04月号 [雑誌] で、自作例として挙げられていたものが、CASE by CASE SCBC01 だった。写真による解説があるので、これにした。

OS

Vista にする必要性を感じないので、XP の Home Edition にした。 FDD と一緒に購入。

その他

無線 LAN を利用するために、WLI-U2-KG54L を購入。

 

上記、トータル 6 万円代でおさまる。 ^^

ディスプレイ、キーボード、マウスは現在使用しているものを流用する。

 

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