1. HP の作成に XREA+ と VALUE DOMAIN
知人が、ある市民団体の HP の管理人をすることになった。そこで、HP を作成するために、VALUE DOMAIN でドメインを購入して、XREA+ でサーバをレンタルすることを勧めた。
田舎の小さな団体なので、それほどアクセスが多くなる予定はない。転送量はも多くならない。
知人は、なるべく安く HP の運営をしたいとのこと。SAKURA Internet と迷ったけれど XREA+ にした。
2. メーリングリストに Google Apps を使う
最近、上記の知人が、メーリングリストを運用したいと言ってきた。メールは、携帯電話を利用する。
「ITmedia Biz.ID:システム管理者に頼らなくても使えるお勧めメーリングリストサービス」によると、
Google AppsにはGoogleグループ自体はサービスとして含まれていませんが、ドメインの管理画面から独自ドメインでメーリングリストを作成することができます。
メーリングリストといっても、このGoogle Appsのメーリングリストは登録したアドレスに届いたメールをほかの複数メールアドレスに転送してくれるだけで、Googleグループのようにアーカイブの保存機能などの機能はありません。
Google Apps について、以前からチラホラと耳にしていた。
同記事には、携帯電話で、簡単にメーリングリストを作成することのできる
が紹介されていた。しかし、Google Apps が気になる。メーリングリストの機能だけではなく、他の機能についても知りたい。ドメインを取得していれば無料で使うことができるので、試してみることにした。
Google Apps によると、
Google Apps では、家族、クラブや同好会、国際的な団体などで、メンバー同士がオンラインでコミュニケーションを図ることができます。このサービスはすべて無料です。ウェブメール、チャット、カレンダーなどの機能を独自ドメイン (例: sasaki@your-group.jp) で提供して、グループの交流を深めたり、オンラインでの活動を促進することができます。
説明によると、Google の各 Web アプリを、独自ドメインで運用できる。
この分野に、これからも Google が注力し続けるだろうから 、Google Apps を使い、メーリングリストを作るのは悪くない。メーリングリストは、Google Apps の中では、単なる一機能に過ぎない。しかし、無料で利用できるし、今後の Google の展開次第では、他のサービスも有効活用できそうな気がする。
3. メーリングリストの設定方法について、参考にしたサイト
参考にしたのは、以下の二つの記事。
4. DNS の設定項目
面倒そうなのは、ドメインの設定。
背景となる知識がなかったので、以下を参考にした。
DNS の設定では、とりあえず、下記の項目を押さえておく。
A
ホストのIPアドレス
www IN A 192.168.1.10CNAME
ホスト名のエイリアス(別名)
www IN CNAME backup1.example.com.MX
ドメインのメール・サーバ名
(ドメイン名) IN MX 10 mail.example.com.(主なDNSレコードの種類- @IT より)
5. Google Apps に申し込み
既に Value-Domain で、独自ドメインを取得している。そのドメインを使い、無料で Google Apps を使える Standard Edition に申し込み をした。
適当に必要な事項を記入し、管理者アカウントを設定したら、最初に「ドメインの所有者を確認」をクリック。
サーバに HTML ファイルをアップロードして確認する方が、一番お手軽。
- 「HTML ファイルをアップロード」を選択し、
- テキストエディタで指定された内容のファイルを作成して FTP でアップロード。
その後、「確認」ボタンを押す。
6. Value-Domain と Google Apps で、DNS の設定
次に、メールサーバの設定。
Value-Domain のメニューより、 予め「サーバーアカウントの登録・管理・購入」を選択。サーバの名前を控えておく。
次に、DNSレコード/URL転送の変更 を選択。「ドメイン登録情報変更」で、対象のドメインを選択して「変更」。
ここからの設定の意味について、よく理解していない…。 (@_@;)
「DNS 設定」の「自動設定」において、上記で控えたサーバ名を選択。「設定フィールド」は、一行目のだけ残して後は削除し、
Google Apps + 独自ドメインで自分だけのメールアドレス に書かれていた、
mx aspmx.l.google.com. 1
mx alt1.aspmx.l.google.com. 5
mx alt2.aspmx.l.google.com. 5
mx aspmx2.googlemail.com. 10
mx aspmx3.googlemail.com. 10
mx aspmx4.googlemail.com. 10
mx aspmx5.googlemail.com. 10
txt @ v=spf1 include:aspmx.googlemail.com ~all
を追加した。
Google Apps の「メールの配信設定」に戻り、「指定された手順を完了しました」のボタンを押すと、
確認中の表示がされ、
しながら待っていたら、アップデート中となり、無事、設定終了。
これでメールが使えるようになった。
7. Google Apps でメーリングリストの作成
Google Apps の「ユーザーアカウント」より、「メーリングリストの作成」を選択。メーリングリストを作成して、受信者を追加していく。
8. その他
Google Apps のダッシュボードにおいて、「サービスの追加」をクリックすると、Google App Engine を追加できる。
Salesforce との連携も興味深い。
- 「「人任せ」の代償:Google Appsの障害が意味するもの」(2008年10月20日)
といった記事を見かけた。しかし、
- 「GoogleがGoogle Apps Labsを公開、サードパーティー開発者歓迎」(2008 年 10 月 29 日)
という動きを見ると、こういった流れはどんどん加速していくようだ。
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