1. 他人が行った文書の変更と反映
普段、文書を作成するとき、Google Docs を利用する。なぜなら、変更履歴は記録され、誰がどこに修正を加えたかを把握できるため。しかし、特定の相手と同一の文書をやり取りし、
- 変更された場所を確実に把握し、
- それを文書に反映させるかどうか選択する
という用途には、現在のところ向かない。
例えば、最初に
本日は晴天なり
と書いた後に、
「晴天」を「曇天」
に修正したとする。Google Docs の変更履歴(ファイル > 変更履歴を表示)には、以下ように表示される。
(表示されない場合は、変更履歴の「詳細な版を表示」を選択)
他人が変更した場所を把握することはできる。しかし、その変更を承認するかどうか、選択する操作は存在しない。変更を元に戻すには、当該文書の版に戻す操作が必要。
このため、文書の変更を承認する作業が必要である場合、未だ Word または LibreOffice を利用している。
2. 変更管理の機能
変更履歴の使い方として、以下の3点を押さえておく。
- 変更履歴の表示
- 変更履歴の記録
- 変更履歴の反映
3. 変更履歴の表示
表示履歴を文書上に表示させるには、メニューより、以下を選択する。
- Word : 表示 > 変更履歴
- LibreOffice : 編集 > 変更 > 表示
4. 変更履歴の記録
変更したことを記録するには、変更する前にメニューより以下を選択する。
- Word : ツ-ル > 変更履歴の記録
- LibreOffice : 編集 > 変更 > 記録
Word のショートカットキー
Word では、ショートカットキーとして
Ctrl + Shift + E
が割り当てられている。 Edit の E として覚えればいいので忘れにくい。(ちなみにこのキーの組み合わせは、Gimp において、画像をウィンドウ一杯に広げるときによく使うので馴染みがある。)
マウスで操作するには、ウィンドウ下部の「変更」をダブルクリックする。
Google Cloud Connect を利用している場合
Google Cloud Connect を利用している場合、同期設定を Manual にしておかないと、変更履歴が機能しなかった。
5. 変更履歴の反映
Word で変更履歴を表示させ、変更した場合には以下のように表示される。
LibreOffice では以下のように表示される。表示は Google Docs に近い。
変更を反映するには、その場所で右クリックして、各々の操作に対応した「反映」を選択する。
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