1. ファイルに保存しなくても、バックアップをとってくれる
Notepad++ がファイルに保存してないデータを自動でバックアップしてくれるようになった。
オープンソースのプログラマー向けテキストエディター「Notepad++」v6.6が公開 - 窓の杜 によると、
v6.6では、セッションのスナップショットと定期バックアップ機能が搭載された。
編集中のドキュメントを保存せずに「Notepad++」を終了すると、その状態がスナップショットして保存され、次回起動時にスナップショットからドキュメントの状態を復元してくれる。
スナップショットを定期的にバックアップしておけば、OSのクラッシュや停電などで「Notepad++」が強制終了させられてしまっても、スナップショットからドキュメントを復元できるので安心だ。
ファイルを保存しなくても、アプリケーションが面倒をみてくれる。これにより、ちょっとしたメモを気軽に書いておくことができるようになった。PC のカジュアル層に対しても、「メモ帳」から Notepad++ へ乗り換えを勧めることができる。
2. 他のメモ帳アプリと比較
NotePad++ の良さは、起動が早いこと。
メモを取りたいときに、さっと起動できる。アプリケーションをタスクバーを常に表示しておけば、アプリケーションを起動するときに迷わない。
ブラウザのアドオン・拡張機能として、メモ帳の機能を持つものはある。
Google Chrome の Scratchpad は Google Keep の アプリ に移行された。このアプリは Notepad++ に匹敵するほど起動が早い。保存先もクラウドなので安心。ただし、自分の場合、TODO リストとして利用しており、メモ用アプリとは使い分けている。
3. Notepad++ の使いどころ
a. フォームに入力する前にエディターで推敲する
「問合せ」フォームに入力した内容や、書きかけのブログが消えてしまし、イライラした経験は何度もあるはず。テキストエリアに入力する前に Notepad++ に書くのがお勧め。
ブラウザのテキストエリアに入力した文字を自動保存 するアドオンを利用するという手もあるけれど。
b. メモがたまったら、クラウドへ保存
ある程度メモがたまったら、Google ドキュメントの「日誌」に転記するという運用にした。
4. バックアップをクラウドへ保存
a. セッションのバックアップ先をクラウドへ
- %APPDATA%\Notepad++\backup
PC が壊れてもデータが残るように、バックアップ先を Dropbox にした。
上記ファイルを Dropbox 内に移動した後、シンボリックリンクを作成した。
b. ファイルのバックアップもクラウドへ
Notepad++ には「ファイルの自動バックアップ機能」も備わっている。
【レビュー】世界のテキストエディターから - 文書+プログラム=「Notepad++」 (2) Notepad++の設定 | マイナビニュース によると、
Notepad++では指定したバックアップフォルダーに「{ファイル名+拡張子}.bak」としてバックアップファイルが生成するシンプルモードと、「{ファイル名+拡張子}日時.bak」として生成する詳細モードの二種類が用意されています。
単なるバックアップであれば前者で十分ですが、ディスクの空き容量に余裕がある場合は、後者を選択することで世代バックアップが作られることになりますので、詳細モードを選択しましょう(図24~26)。
- 設定 > 環境設定… > 自動保存
において、「詳細」を選択。ファイルのバックアップ先も、上記と同じく Dropbox 内を指定した。
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