やはり相変わらず explorer.exe が頻繁に固まる。 (+_+) いったい何が原因でそうなるか全くわからず。使ってないソフトを削除したり、デフラグかけたり、コマンドラインから、
sfc /scannow
して、システムファイルチェッカーを使っても全くだめ。特に休止からの復帰の後に固まってしまうことが多い。その度に、タスクマネージャで explorer.exe を再起動するのは面倒。
互換シェルへ
explorer.exe の不安定の原因について調べていたら、blackbox for windows というのをよく見かけた。Windows 標準の explorer.exe が高機能なのに対して、シンプルで安定していると所々で書かれている。ただし、自己責任でという強調されているのが少し気になったが試してみることに。
Blackbox – Wikipedia によると、
BlackboxはX Window System用のウィンドウマネージャである。…
軽快かつ簡素さを売りにしたデスクトップ環境である。小さなコードと軽快な動作と共に、魅力的な外見を持つ。
これが Windows への移植されたものが、上記を略して bb4win と呼ばれる。
blackbox for windows を見ると、元の bb4win から派生したものがいくつかあった。Branches の中で一番最初に挙げられていた bb4win-mod というのが最近更新されていたので、その「Vista->Win2k 32-bit 」を使うことに。(cf. Main Page - BB4Win Wiki)
起動
ダウンロードしたものを解凍し、C: の直下に bb4win_mod フォルダを置いた。その中にある Blackbox.exe をダブルクリックするだけで試すことができる。初回の起動では、explorer.exe と同居している形になるらしい。
さすがに操作の方法がいくつかの点で異なっている。(+_+) 例えば、メニューを表示させるにはデスクトップで右クリックをするのだけれど、表示されるメニューのタイトルをクリックすると、その階層のメニューが常にどのウィンドウよりも上に表示されるようになる。似たような操作は GIMP にも採用されているが、 UNIX 系の OS 上の X-Window System にこういった操作感のものが多いのかな。そういえば、昔大学にあった Solaris もこんな使用感だったような気も。固定されたメニューを消すには、タイトルを右クリックする。
Install
はじめての起動なので、メニューより Settings > Install を選択。ログオフして、再度ログインする。タスクマネージャを見ると、explorer.exe が起動していないことがわかる。
スタイルのカスタマイズ
ログインしたら、Google デスクトップのサイドバーが開きっぱなしになってしまった。仕方がないのでサイドバーを使うのは諦めた。ただし、クイックファインドは問題なく使えたので一安心。
とりあえずデフォルトのスタイルを使うことにしたが、いくつかの設定値を変更。設定値を調整するときは、値を変更してはメニューより、Windows|Bro@ms > Reconfigure|Reload Style を選択。こういうとき、上記のようにサブメニューを固定して表示させることができるところがいい。 ^^
フォントサイズ
まず、ウィンドウのタイトルが微妙に大きかったので、メニューより、Styles|Resources > Edit Current Style を選択し、 Babushka.style を編集。以下のように値を変更。
menu.title.fontHeight: 15
menu.frame.fontHeight: 15
各ウィンドウのタイトルも大きかったので調整。
window.label.focus.fontHeight: 12
ツールバー
画面上部にタスクを切り替えたり、常駐しているアプリを表示するツールバーがある。これは、Ctrl キーを押しながらドラッグすることによって移動することができる。 Windows 標準の位置になるように画面下部へ移動した。
また、横幅が画面一杯になるよう、例えば、ツールバーの一番左の部分で Ctrl キー + 右クリック して、 Width Per Thou の値を大きくした。
しかし、Windows のように多段にするための設定がないようだ。常駐しているアプリが多いと、タスクを切り替えるための場所が非常に狭くなる。 (+_+) Windows 標準の Alt + Tab でアプリを切り替えることはできるが、「窓替え」というユーティリティを併用することにした。このアプリを使うと、 Alt + Q で切り替えるアプリの候補を表示してくれ、キーボードで選択できるようになる。
独特の操作感
ドキュメントについては、メニューより Documentation を選択すると、bb4win_mod – readme を表示してくれる。ツールバーについては、bbSystemBar の`mouse clicks’ に説明がある。中クリック、Ctrl , Shift を組み合わせることによって色々な操作を実現している。
全部は覚えきれないので、ツールバーの中でよく使いそうなものを一つ挙げるとすると、
ShiftLeftClick
bring the window to the current workspace
デフォルトでは、仮想デスクトップが 4 画面分用意されている。例えば、今起動している Firefox を別の画面へ持っていきたいとき、下図の仮想デスクトップを切り替えるためのボタンをクリックして切り替えた後、 Firefox を Shift + クリックで、ボタン横のタスクから選択すると移動させることができる。
ただし、画面が切り替わっても、表示されているタスクは変わならい。これはタスクを切り替えるための部分を仮想デスクトップ間で共有しているため。(ツールバーの設定メニュー > Tasks + Icons の Current Only を有効にしれば、それぞれ独自の表示をさせることができる。)
仮想デスクトップの切り替え方法も独特で、左クリックで次の画面に行き、右クリックで前の画面に戻ることができる。感覚的には逆の方が操作しやすいので戸惑った。 ^^;
IME が表示されない
困ったことに、「今ひらがなモードなのか、英数が入力できるモードなのか」を把握するための表示がされない。そこで、IME Watcher reduce をインストールすることに。これを使うと、文字を入力する位置に、入力を切り替えた際に現在のモードが何であるか表示してくれる。必要であれば常時表示させることも可能。
ウィンドウをトップに固定
ウィンドウ左上に、常時どのウィンドウよりも手前に表示させておくためのボタンがあるので便利。「貼り付け」を常駐させる必要がなくなった。(cf. 特定のウィンドウを最前面に固定する - ウィンドウZ軸変更ソフト「貼り付け」)
ウィンドウをフォーカス
メニューより Settings > Desktop > Focus Model において Auto Raise を選択すると、ウィンドウをマウスオーバーだけでアクティブにすることができる。「ぴたすちお」のマウスオーバーレイの機能を使わずに済む。」これはさすがに X Window System の十八番と言ったところか。
使ってみた結果
explorer.exe のように頻繁に固まることがなくてよい。また、これまで Firefox や Window Live Writer を使っているとき、キーボードからの入力がワンテンポ遅れていたが、以前よりも反応が早くなった。 ^^
慣れないところもあって不便だと感じることもあるけれど、それにも増して安定しているということが何にも代え難い。
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