情報系のサイトやブログを読んでいると、自分の関心のある記事の脇に、別の記事へのリンクがある。読んでいた内容に類似していて興味を持つものもあれば、逆に、全く関心がなかったけれど、タイトルがおもしろそうで読みたくなることもある。そんなとき、セレンディピティを感じる。新聞や雑誌を読むことのおもしろさは、偶然出会う記事の質に依存している。
しかし、逆に、必要な記事のみ抽出して読めればいいやというときもある。「このサイトで扱っている、この内容の記事だけはチェックしておきたい」というようなときだ。そのようなとき、Yahoo! Pipes を利用すると便利。
前提
米Yahoo! の ID を取得している。
利用する Pipes のモジュール
Sources > Fetch Site Feed
Operators > Filter
例
Open Tech Press の特集記事の中で、「Firefox」と「OpenOffice」に関する記事があったときだけ、Google Reader に表示されるようにする。
Pipes: Rewire the web にアクセスし、Create a pipe をクリックする。
そうすると、Pipes の画面が表示される。左側には利用できるモジュールが表示され、右側でそれらモジュールを組み合わせる。
Fetch Site Feed の設定
情報の取得元であるサイトの設定を行う。
Sources > Fetch Site Feed を画面の右側の領域にドラッグ&ドロップする。
URL のフィールドに、 http://opentechpress.jp と入力する。このとき、対象サイトの RSS はモジュールが探して取得してくれる。
Filter の設定
抽出条件を Filter モジュールで設定をする。
Filter モジュールを、画面の右側の領域へドラッグ&ドロップする。
指定した単語のいずれかと一致したものを抽出されるように設定。
セレクトボックスを次のような文になるように選択をする。
「Permit」 items that match 「any」 of the following
Rules のセレクトボックスでは、item.description を選択し、抽出対象の単語をフィールドに入力する。
ここで、 item.description 以外に、いくつかの項目が選択できることがわかる。
item.description を選択した理由は、対象サイトの RSS を見るとわかる。 description タグで、記事の内容の説明が書かれるからだ。
モジュールの連結
モジュールの下端と上端にある丸印をつなげ、 Pipe Output に情報が流れるようにする。最後に、 Pipe Output をクリックすると、画面下に抽出された情報が出力される。
Pipe の保存と起動
作成した Pipe を右上にある Save ボタンを押すことによって保存する。
その後、 Run Pipe... のリンクが表示されるのでクリックすることによって、今作成した Pipe を動作させることができる。
Pipe を動作させると次のような画面が表示されるので、 Google Reader に登録する場合には、 Google のボタンをクリックして、登録作業を続ける。
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