1. パスワードの管理は面倒くさい
ユーザ登録しているサイトの数は、数知れず。
一応、テキストファイルで、ユーザ ID と、パスワードを保存している。
さすがに暗号化されてないテキストだとやばいだろと思いつつ、また年の瀬を迎えた。この際、ちゃんとパスワード管理をしよう!
ということで、パスワードを管理するためのアプリケーションとして、
を使うことにした。
2. KeePass のインストールと日本語化
- Downloads - KeePass から、Professional Edition をダウンロードしてインストール。
- Translations - KeePass から日本語化ファイルを探し、ダウンロードして解凍。
- 日本語化ファイル Japanese-○○○.lng ファイルを、KeePass.exe のあるフォルダに置く。
(普通は、C:\Program Files\KeePass Password Safe )
メニューの日本語化
KeePass を起動する。
メニューの View > Change Language を選択する。
言語を選択するダイアログが表示されるので、 Japanese-○○○ を選択する。
3. 最初にデータベースを作成
「新規」ボタンを押す。(または、ファイル > 新規)
新しいデータベースが作成され、そのデータベースに対するマスターパスワードを設定するためのダイアログが表示される。
マスターパスワードを入力して、OK ボタンを押す。
パスワード確認のダイアログが表示されるので、再度パスワードを入力する。
パスワードファイルは、Dropbox などのオンラインストレージに保存しておけば、突然コンピュータが壊れたときでも安心。
4. パスワード項目の登録
「エントリーの追加」ボタンを押す。(編集 > エントリーの追加)
エントリー追加のダイアログが表示されるので、各項目を入力する。
パスワードは、*** と表示されるが、右横の *** ボタンを押すとパスワードが表示される。
以下は、Google のアカウントを登録したところ。
各フィールドを入力し、OKボタンを押すと、項目が登録されたことがわかる。
5. ユーザ名とパスワードを自動入力する方法
ユーザ名とパスワードをコピーするためのショートカットキー
登録した項目を右クリックすると、ユーザ名とパスワードをクリップボードにコピーすることができる。
- ユーザ名のコピー : Ctrl + B
-
パスワードのコピー : Ctrl + C
マウス操作では、タイトルの欄をクリックすると、エントリーを編集できる。
「ユーザ名」の欄をクリックすると、一時的にユーザ名をコピーしておける。また、パスワードの欄をクリックすると、一時的にパスワードをコピーしておける。
ユーザ名とパスワードの自動入力
便利なのは、「自動入力の実行」である。
これは、登録されている「ユーザ名とパスワード」を自動で入力してくれる機能である。
例えば、Google にログインする場合、まず、Google にログインするための画面を表示する。
次に、ユーザ名に相当するメールフィールドをクリックする。
ここで、重要なのは、IME が「直接入力」になっていること。(ひらがなになっていると、ひらがなで入力されてしまう。)
KeePass で、先ほどの「自動入力の実行」を選択すると、フィールドにユーザ名とパスワードが自動で入力され、ログインボタンが押される。自動入力のショートカットキーは、
Ctrl + V
であるので、ペーストする感覚で自動入力を行うことができる。