1. ワンタッチボタンが使いづらい理由
みまもりケータイ2 101Z
via kwout
齢90を超えたバァちゃんなので、一般的な携帯電話の操作を覚えることはできない。何かあったときのために連絡用の携帯が欲しかったので、操作が簡単で、できることが限られているタイプにした。
みまもりケータイ2 SoftBank 101Z - ZTE Japan によると、
かんたん操作で使いやすい
電話もメールもワンタッチ。かんたんな操作で未就学のお子さまからシニアまで、幅広い世代が安心して使えます。本体中央のボタンだけで操作することも可能ですが、サイドキーを使うことで、発信先や閲覧メールの選択、電話/メールの着信音や通話音量などの各種設定が可能です。
「電話もメールもワンタッチ」と書かれているが、この「ワンタッチ」がとても使いづらい。なぜなら、ワンタッチボタンに対して、2つの操作法が割り当てられているため。
それは、ワンタッチボタンを
- クリックすると ⇒ 液晶のバックライトが点灯する
- 「長押し」すると ⇒ 電話帳のリストが表示される
ただし、取扱説明書, 4-5 「電話をかける」には、
… ワンタッチボタンを押すと発信先リストが表示され、相手の番号を選択して電話をかけることができます。
「長押し」することが明記されてない。ここで「長押し」と言っても、携帯の電源を入れるために3秒ほどボタンを押し続ける操作とは違う。約1秒ほどボタンを押し続けること指す。
2. 祖母ができないこと
「みまもりケータイ」で電話をかけるには、
- ワンタッチボタンを長押し、電話帳を表示する
- サイドキーで相手を選択する。
- ワンタッチボタンを押す。
という手順が必要。家のバァちゃんにとっては、複雑過ぎて操作を覚えることができない。
祖母が理解することが難しい操作は2つあった。
- 電話帳を開くのに、長押しが必要なこと。
- サイドキーで項目を選択すること。
これに加えて、次の2つの動作を覚えることができない。
- 電話をかけたり、相手から着信があったときに、電話機を耳に持っていく。
- 携帯に着信があった場合、ワンタッチボタンを押してから話をする。
3. 携帯の設定を変更する
祖母の理解力から考えて、次のような操作に変更したい。
- ワンタッチボタンを長押したら、すぐに父の携帯にかかること。
- 父が電話にでられないときは、別の人に自動的に回されること。
- 会話をするとき、ハンズフリーで話せること。
このために、携帯電話の設定を以下のようにした。
- 発信方法を「ワンタッチ発信」にする。
- 順番発信を有効にする。
- 着信方法を「自動」にする。
ワンタッチ発信と順番発信
発信方法を「ワンタッチ発信」にすると、ワンタッチボタンを長押しした場合、オーナーに設定した人に対してすぐに電話がかかるようになる。「順番発信」を有効にすると、「音声発信先」に登録した3人に対して、順次自動的に電話がかかる。
設定方法は、
- 携帯本体のサイドキーの上ボタンを長押し、メニューを表示する。
- 管理設定 > 発信方法 を表示する。
- ワンタッチ発信を選択する。
- 「順番発信設定」が表示されたら、「オン」にする。
cf. 取扱説明書, 3-7 「発信方法を設定する」
ただし、「オーナー、音声発信先」は、
- My SoftBank から、サービス・ 端末設定 > みまもりケータイ
において行う。
着信方法
着信方法を「自動」にすると、ハンズフリーで会話をすることができる。
- 携帯本体のサイドキーの上ボタンを長押し、メニューを表示する。
- 管理設定 > 着信モード を表示する。
- 自動着信を選択する。
cf. 取扱説明書, 3-7 「着信モードを設定する」
この設定は、着信したときのみハンズフリーになると思っていたが、ワンタッチ発信をしたときにもハンズフリーで会話ができた。
特に重要なことは、「ワンタッチ発信をするために、ボタンを長押しすること」を覚えてもらう際に、電話をかける時の音がスピーカーから流れること。この音により、「電話をかけた」ということが認識しやすくなった。
みまもりケータイで改善して欲しい点
改善して欲しい点は一つ。
- ワンタッチボタンに「短く押す、長く押す」の2つの操作を割り当てないこと。
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