2010年8月11日水曜日

Wibiya でブログに Facebook の 「いいね!」 ボタンを設置

1. ブログ下部にツールバーを配置

の記事を目にして以来、ブログ下部に表示されるボタンの一群を導入している。

「あると邪魔かな?」

と思いつつ、Blogger での設定は、Wibiya に登録した後、ボタン一つでできるというお手軽さが好印象だったため、そのまま使い続けている。ブログテンプレートを直接いじらないで済むので、後々のメンテナンスが楽。

Blogger 以外なら、上記のサイトに設置方法が書かれている。

 

2. Facebook とは

ところで、最近よく記事を目して気になる SNS は Facebook

米SNS最大手Facebook、アクティブユーザーが5億人突破 | ネット | マイコミジャーナル (Yoichi Yamashita 2010/07/22) によると、

Facebookは2004年に大学生向けSNSとして始まり、2006年に一般(13歳以上)へのサービス提供を開始した。当時は米SNS市場において MySpaceに差を付けられた2位だったが、2007年のFacebook APIの公開で風向きが変わった。開発パートナーの増加と共にユーザー数が急増し始め、2009年4月に2億ユーザー、同年9月に3億ユーザーを達成。設立6周年の今年2月に4億ユーザーを突破し、それから6カ月とかからずに5億ユーザーのマイルストーンに到達した。

 

a. mixi との比較

しかし、日本国内では利用者が少ない。

現在、世界中に5億人を超えるユーザーを持つ世界最大のSNSである。そのうち日本国内のユーザー数は約100万人。

(Facebook – Wikipedia より)

日本では今のところ mixi が圧倒しており、会員数で見ると桁が違う。 “『mixi』のユーザー数が2,000万人に « 株式会社ミクシィ” (2010年04月14日) によると、

本日、ソーシャル・ネットワーキング サービス(SNS) 『mixi』のユーザー数が、2,000万人を超えたことをお知らせいたします。

ただし、自分は 「足あと」 機能が好きではないので使わなくなった。はじめたときはおもしろくて誰が来たか見ていたけれど、ソーシャルグラフが生長するに連れて足枷になる。

 

b. 国内における Facebook の注目状況

世界のSNSマップ最新版。Facebookが131ヵ国中111ヶ国でトップ:in the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ」(2010/06/15) で紹介されている SNS の勢力図を見ると、アジア地域は Facebook の勢力に飲み込まれないで健闘していると見るべきか、鎖国してると言うべきか…。

Google トレンド で他の日本の有力な SNS 「GREE, モバゲー」を加えて比較してみると、世界的に見れば当然ながら facebook が圧倒的。

日本に限って見ても、2010年を境に facebook の勢いが止まらない。

興味深いのは、「詳細地域」を見ると facebook が注目されているのは都市部ではなく東京に一極集中という感じ。

日本でも3ー5年でFacebookがトップSNSに?=Zuckerberg氏【湯川】 : TechWave」 (2010年06月24日)  によると、

どの国でもまず、外国人の友人がいる人がFacebookを使い始め、やがて自国の友人も招待し始める。そして自国の友人関係の数が、外国人との友人関係の数を上回ると、あとはその国でFacebookが一気に広がるのだという。…

日本を含む残りの国について、そのtipping pointが半年や1年以内にくることはないが、3年から5年以内には可能性が十分ある、というのが同氏の考えだ。

と述べられていることより、地方でも注目されるレベルになったときには、会員数もすごいことになっているのかな?

 

c. Facebook になじめるのか?

グローカル化 – Wikipedia という言葉がある。この意味は、

    1. 地球規模/多地域での展開を目指しながらも、地域の法律や文化に応じる形で提供される製品やサービス。
    2. インターネットなどの電子コミュニケーション技術を活用し、地球規模/多地域の基準の下で提供される地域限定のサービス。
    3. 地域の文化や需要に応じるために、世界的な企業が設立する現地法人、など。

img08-11-2010[2]-vert果たして、facebook は日本向けに上手くローカライズされるのだろうか。もしくは日本の文化圏でソーシャルグラフが生長できる土壌たりえるのか。加えて、馴染んだ SNS から乗り換える気にさせるプラットフォームなのか。

ちょっと使ってみた感じでは、機能の全容を把握しずらい。特にプライバシーとアプリケーションの設定で戸惑った。

メインコンテンツとおぼしき 「掲示板」 も、言語を英語に設定すると `Wall’ と表示されるが、果たしてこれは 「掲示板」 と呼ぶに相応しいものなのだろうか?

 デジタルネイティブ ならぬ Facebook ネイティブなる世代が誕生し、「こういうのが掲示板だ」 と最初から認識していない限り、違和感を感じるに違いない。慣れるまでに時間がかかりそう。 Twitter のときと同じようにはいかない気がする。 (+_+) その分、いじるのおもしろそうだけれど。

個人的には 「足あと」 機能がないという理由だけでこちらを使いたい。そんなものまで可視化してソーシャルグラフに加える必要はない。

 

d. 目新しインターフェイスに慣れるのは骨が折れる

直感的に操作できないものは、それの善し悪しに関わらず、必要性に迫られる人以外には支持されない。

家の親父は、若いとき割と新しもの好きだった。会社では一早くワープロを使って文書を作成し、上司には

「手書きでキチンと書かれていないような文書はダメだ!」

と言われ、頭にきたと聞いたことがある。同年代の中ではインターネットにも親しんでいる方で、自分でホームページを作成している。しかし、頭の中は古いままで、昔ながらのシンプルな掲示板 & メールやメルマガによる同報通信というモデルを頑なに堅持。 Twitter を勧めても関心がないようで、いわんや Facebook をや。

寄る年波には勝てないなと横目で見つつ、翻って自分のことを考えてみれば、以前よりも新しいものに対する免疫力が低下していると感じることがある。例えば、昨日まで地デジのリモコンに

`d データ’ ボタン

があることに気づいてなかった。加えて、その操作が「カーソルと決定、4色のボタン」というシンプルな構成にも関わらず、「これ押すとどうなるんだ?あれ…? え?ん…?」と操作する気が失せた。 (+_+)

万人に受ける操作モデルとインターフェイスはいかに難しいかと実感。

 

3. 「いいね!」 ボタンの設定

話を戻して Facebook 。このサービスの中で一番シンプルでわかりやすいのが 「いいね!」 ボタン。

Facebookの”like”ボタンは立ち上げから24時間で10億回押されるって」によると、

“like”ボタンの機能はほかのサイトの上でも … ユーザがそのページのコンテンツを気に入ったシルシとしてボタンを押す。気に入った理由などメモも書ける

この「いいね!」ボタンを Wibiya のツールバーに追加してみる。

まずは Web Application Bank | Wibiya にアクセス。

img08-11-2010[4]

Facebook Like Button を選択して install を押す。

img08-11-2010[3]

後は表示する位置を右上の Rearrange Toolbar ボタンを使って調整。

これで以下のようにブログ下部に表示された。

img08-11-2010[5]

 

Facebook での表示

「いいね!」 ボタンを押すと、Facebook の掲示板の「最近のアクティビティ」に表示される。

img08-11-2010[6]

もう一度「いいね!」ボタンを押したら、「最近のアクティビティ」から消えた。