お手軽に GUI を構築できるツール
久しぶりに Access を触っていると、シンプルなものならチャチャッと DB を作り、データ入力画面のデザインにこだわらず無骨なままで、必要なレポートを適当に出力させるという使い方をする分には便利だなぁと思う。プログラミングを全く知らないとき、FileMaker を使って給料計算をするためのデータベースを作ったけれど、あれも使いやすかった。今のようにリレーションシップの構造を表示できない古いバージョンだったけれど、直観的な操作でそこそこ何とかなった。
リレーションシップグラフの操作 via kwout
先に FileMaker に馴染んだため、はじめ Access はわかりにくいなぁ~ (@_@;) と思った。 (cf. FileMaker と Access の入力フォームにおける操作モデルの違い) Access の方が VB との絡みで色々なことができるので複雑に感じたのかもしれない。しかし、今では一度 VB6 をいじった経験があるので、いざとなればクラス定義してオブジェクト生成して…と、昔よりも多少親しみを感じるようになった。
ところで、VB6 をはじめて触ったとき、Visual Studio で GUI の部品をポンポンと配置し、すぐに見かけだけでもそれなりのものができることに驚いた記憶がある。なぜなら、それまでは Java をいじっていて、はじめて買った本には Swing の説明すらなく、AWT でこつこつと完成予定の GUI の姿を想像しながらソースを書いていたからだ。そして、思ったようになかなかできないことにイライラと…。(+_+) Mac 使っていたときは、Mac OSX に付属していた開発環境の中の Interface Builder のスマートさを見て、あぁ~こんな感じに Java の環境がなったらいいのにと感じた。その頃に比べれば、今の Netbeans の GUI ビルダーはすごいなぁ。
目的
さて、というわけでお手軽に GUI を配置できるツールをまたいじってみたくなったので、 Visual Studio をインストールすることに。せっかくなので全く知らない C# をかじることにしよう。
DB は SQL Server をインストールし、Visual Studio + SQL Server で Access の代わりにならないかと目論む。
とりあえずの目的は、
- C# に触れる
- 組み込みの SQL Server をデスクトップアプリケーションで利用
- 他の PC に SQL Server をインストールして C/S
- ついでに余力があれば ASP.NET
.NET はやったことがないけれど、手元には何年か前に買って放置してた、
がある。中身、ASP と VB だけれど何かの参考になるかも。^^;
インストール
Visual Studio 2008
Visual Studio 2008 Express Editions をダウンロードしてインストール。
SQL Server 2008
SQL Server について調べていたら、
SQL Server 2008 の Reporting Services は無茶苦茶ヤバイです (^^
ものすごく使いやすくなって、グラフの種類が増えて、…
と書かれていたので、「これでレポート作成ができるのだろうか?」と思い、
ローカル リレーショナル データでの SQL Server Reporting Services レポートの実行。(ダウンロードの詳細 : Microsoft SQL Server 2008 Express with Advanced Services より)
と説明があった Microsoft® SQL Server® 2008 Express with Advanced Services をダウンロードして別途インストール。
途中、Windows PowerShell も必要だったのでインストール。
インストールしたもの
とりあえずインストールしたものは、データベースエンジン以外では上記「Reporting Services」と「管理ツール」。
Reporting Services のアカウント
`Reporting Services’ はサービスのアカウントを指定するように求められた。Windows Service にみる別の資格情報で process を起動する安全な方法 によると、
Windows Service ですが、default では 'NT AUTHORITY\SYSTEM' で起動するように構成されるのが多いわけですが、'NT AUTHORITY\SYSTEM' 以外の account で起動できるのもご存知の方は多いでしょう。
'NT AUTHORITY\SYSTEM' は password が無い特殊な account なので例外として、その他の account で Windows Service を起動する場合、他の process を起動する場合と同様に password が必須になるわけです。
まずは動けばいいので、`NT Authority System’ を選んでおいた。
インスタンスの名称
インスタンスの名称はデフォルトのままにした。
後で知ったが、「Workgroup、Standard、Enterprise Edition へのアップグレード」 によると、
注意事項として、Express Edition の既定の名前「SQLExpress」を使用している場合、そのインスタンスをアップグレードさせることはできません。
パタッ(o_ _)o~†
管理者の指定
ちなみに最初インストールしたとき、「管理者の指定」するのを忘れてた。 (+_+) そのため、 SQL Server Management Studio を起動してもサーバに接続できなかった。 ^^;
認証モードは、
「Windows 認証が基本」
(http://www.sqlpassj.org/bunkakai/security/series/kihon/01.aspx より)
とあったのでそのように。
「現在のユーザーの追加」ボタンを押して管理者を指定した。
SQL Server Management Studio で接続
インストールが終ったので、SQL Server Management Studio を起動。「サーバ名」を<参照>して「ローカルサーバー」のデータベースエンジンから選択して、接続できることを確認した。
Report Builder のインストールと接続
Report Builder 2.0は、Office 2007シリーズと同様のリボンインターフェースや、データベースへの選択クエリを自動生成するツールを搭載し、専門的な開発ツールやSQL言語に不慣れなユーザーでも、多次元の表形式、グラフ、チャートおよびゲージなどを含むグラフィカルなレポートのセルフサービス型による作成を可能にする。
ダウンロードの詳細 : SQL Server 2008 レポート ビルダ 2.0 よりダウンロードしてインストール。
後は、「SQL Server 2008 Reporting Services 入門」 を見ながら、SQL Server への接続を行なった。
まず、レポートビルダーを起動したら、レポートデータ ペインにおいて「新規 > データソース」。
「レポートに埋め込まれた接続を使用する」を選択し、`Microsoft SQL Server’ を選び、「ビルド」ボタンを押す。
サーバ名に「サーバ名\インスタンス名」を指定し、作成したデータベースを選択する。
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