2014年4月23日水曜日

Windows XP 上の Outlook Express から、Windows 7 上の Thunderbird へデータを移行した

1. Outlook Express のデータを Thunderbird へインポート

SnapCrab_No-0992Windows XP 上で使っていた Outlook Express のデータを、Windows 7 上の Thunderbird へ移行した。

最初に Outlook Express がインストールされた Windows XP に Thunderbird をインストール。

Thunderbir を起動した後、Alt キーを押して メニューを開き、

  • ツール > 設定とデータのインポート...

を選択する。

SnapCrab_No-0983[7]

「設定とデータのインポート」ダイアログで「設定」を選択する。

SnapCrab_No-0983

次に、Outlook Express を選択する。

SnapCrab_No-0985

しばらくすると、メールサーバーの設定、メール、アドレス帳がインポートされる。

 

2. 共通受信トレイを使わない

通常、Thunderbird でアカウントを作成すると、アカウントごとにメールボックスが作られる。これに対して、Thunderbird  では、複数のアカウントをひとつのメールボックスで管理することもできる。

共通受信トレイ | Thunderbird サポート によると、

複数のメールアカウントを持っていて、それぞれのアカウントに届くメッセージをひとつのメールボックスでまとめて管理したいという場合、この共通受信トレイ (ローカルフォルダ) の機能が役立ちます。

上記でインポートした Outlook Express には複数のメールアカウトが設定されていた。Thunderbird にインポートした結果、「共通受信トレイ」の設定がされていた。

各メールアカウントを独立したメールボックスで管理したいので、以下の設定を行った。

共通受信トレイを使わず、アカウントごとにメールボックスを管理するには | Thunderbird サポート

  • [ツール] メニューから [アカウント設定] を選択します。
  • アカウント設定ウィンドウ左側の [サーバ設定] を選択します。
  • 右側に表示されたサーバ設定枠内の [詳細] ボタンをクリックします。
  • [このサーバアカウントの受信トレイ] を選択し、[OK] ボタンをクリックします。
  • [OK] ボタンをクリックしてアカウント設定ウィンドウを閉じます。
  •  

    3. 送信済みメール、迷惑メールの保存先をアカウントごとに保存

    各アカウントの「送信済みメール」「迷惑メール」も「ローカルフォルダ」にまとめられていた。これを各アカウントごとに保存するように変更した。

    • メニューより、ツール > アカウント設定

    各メールアカウントで、「送信控えと特別なフォルダ」の、「送信控え」「メッセージの保管」「下書きとテンプレート」において、

    次のアカウントの XXXXX フォルダ

    にチェックをして、ローカルフォルダから、各アカウントに変更。

    SnapCrab_No-0990

    「迷惑メール」も、「移動先と保存期間」において、

    次のアカウントの “迷惑メール” フォルダ

    を各アカウントに変更した。

    SnapCrab_No-0989

     

    4. 別の PC にインストールした Thunderbird に移行する場合

    上記でインポート、設定を行ったデータを他の PC に移行したい場合、Thunderbird の「プロファイル」フォルダを移動し、Profile.ini を設定すれば良い。

    プロファイルの移動

    予め、移行先の Windows 7 に Thunderbird をインストールしておいた。

    Windows XP において、

    • C\Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\Thunderbird\Profiles

    にあるフォルダをコピー。

    Windows 7 の

    • C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles

    にコピーしたフォルダを貼り付けた。このとき、貼り付けたフォルダ名をコピーしておく。

     

    profiles.ini の編集

    Windows 7 上で、

    • C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Thunderbird\profiles.ini

    をエディタで開き、

    Path=Profiles/XXXXXX

    の XXXXXX に相当する部分に、上記でコピーしたフォルダ名を貼り付けて保存する。これにより、移動したプロファイルを開くことができるようになる。

    profiles.ini の書き方は Firefox と同じ。

     

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