1. Outlook Express のデータを Thunderbird へインポート
Windows XP 上で使っていた Outlook Express のデータを、Windows 7 上の Thunderbird へ移行した。
最初に Outlook Express がインストールされた Windows XP に Thunderbird をインストール。
Thunderbir を起動した後、Alt キーを押して メニューを開き、
- ツール > 設定とデータのインポート...
を選択する。
「設定とデータのインポート」ダイアログで「設定」を選択する。
次に、Outlook Express を選択する。
しばらくすると、メールサーバーの設定、メール、アドレス帳がインポートされる。
2. 共通受信トレイを使わない
通常、Thunderbird でアカウントを作成すると、アカウントごとにメールボックスが作られる。これに対して、Thunderbird では、複数のアカウントをひとつのメールボックスで管理することもできる。
共通受信トレイ | Thunderbird サポート によると、
複数のメールアカウントを持っていて、それぞれのアカウントに届くメッセージをひとつのメールボックスでまとめて管理したいという場合、この共通受信トレイ (ローカルフォルダ) の機能が役立ちます。
上記でインポートした Outlook Express には複数のメールアカウトが設定されていた。Thunderbird にインポートした結果、「共通受信トレイ」の設定がされていた。
各メールアカウントを独立したメールボックスで管理したいので、以下の設定を行った。
共通受信トレイを使わず、アカウントごとにメールボックスを管理するには | Thunderbird サポート
[ツール] メニューから [アカウント設定] を選択します。 アカウント設定ウィンドウ左側の [サーバ設定] を選択します。 右側に表示されたサーバ設定枠内の [詳細] ボタンをクリックします。 [このサーバアカウントの受信トレイ] を選択し、[OK] ボタンをクリックします。 [OK] ボタンをクリックしてアカウント設定ウィンドウを閉じます。
3. 送信済みメール、迷惑メールの保存先をアカウントごとに保存
各アカウントの「送信済みメール」「迷惑メール」も「ローカルフォルダ」にまとめられていた。これを各アカウントごとに保存するように変更した。
- メニューより、ツール > アカウント設定
各メールアカウントで、「送信控えと特別なフォルダ」の、「送信控え」「メッセージの保管」「下書きとテンプレート」において、
次のアカウントの XXXXX フォルダ
にチェックをして、ローカルフォルダから、各アカウントに変更。
「迷惑メール」も、「移動先と保存期間」において、
次のアカウントの “迷惑メール” フォルダ
を各アカウントに変更した。
4. 別の PC にインストールした Thunderbird に移行する場合
上記でインポート、設定を行ったデータを他の PC に移行したい場合、Thunderbird の「プロファイル」フォルダを移動し、Profile.ini を設定すれば良い。
プロファイルの移動
予め、移行先の Windows 7 に Thunderbird をインストールしておいた。
Windows XP において、
- C\Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\Thunderbird\Profiles
にあるフォルダをコピー。
Windows 7 の
- C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles
にコピーしたフォルダを貼り付けた。このとき、貼り付けたフォルダ名をコピーしておく。
profiles.ini の編集
Windows 7 上で、
- C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Thunderbird\profiles.ini
をエディタで開き、
Path=Profiles/XXXXXX
の XXXXXX に相当する部分に、上記でコピーしたフォルダ名を貼り付けて保存する。これにより、移動したプロファイルを開くことができるようになる。
profiles.ini の書き方は Firefox と同じ。
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