2013年5月7日火曜日

節電のために「電源プロファイル」を自動的に切り替える - Process Lasso の Energy Saver

0. 目次

節電のために「電源プロファイル」を自動的に切り替える(2) - Process Lasso の IdleSaver につづく。

 

1. アイドル状態になったら、自動で節電モードにしたい

PC を操作しているときは「パフォーマンスを優先」し、アイドル状態になったら自動的に「節電モード」に移行してほしい。

SnapCrab_No-0198Process LassoEnergy Saver を利用すると、「電源オプション」をアイドル状態と経過時間により、自動的に切り替えられる。

この機能は、以前より実装されていたが、PC の挙動が不安定になったので利用していなかった。最近のバージョンでは問題ないようだ。

これまで、電源オプションを切り替えるには、手動で行なっていた。

 

設定方針

次のような運用をしたい。

  • PC を操作中
    • CPU を 100% 活用。
    • スリープしない。
  • アイドル状態
    • CPU の動作を半分に抑える。
    • 早目に画面を消し、スリープ状態に移行する。
    • ただし、「休止状態」に入るまでに時間は長めに設定する。

 

2. 電源プランの作成

高パフォーマンス

「高パフォーマンス」の設定は、OS に標準で用意されている。

  • コントロール パネル > ハードウェアとサウンド > 電源オプション

から「高パフォーマンス」の「プラン設定の変更」を選び、「詳細な電源設定の変更」を確認する。

 

CPU の動作を抑えたプラン : 50%

アイドル状態の設定を作成方法は、「電源プランの作成」を参照。

電源オプションの名前を「50%」と名付け、以下の詳細設定を行った。

  • 「プロセッサの電源管理 > 最大プロセッサの状態」: 50%
  • スリープ >
    • 次の時間が経過後スリープする : 10 分
    • 次の時間が経過後休止状態にする : 1440分

SnapCrab_No-0196

スリープまでの時間を短くし、休止状態に入るまでを長くしたのは、通常はすぐに PC を操作できるスリープ状態で運用したいから。休止状態を設定したのは、PC の電源を切り忘れたときの対策。

 

スリープを解除するときにパスワードを求められないようにする

スリープした後に、「パスワードの入力」を求められないようにするには、

  • コントロール パネル > ハードウェアとサウンド > 電源オプション

における左側のメニューにある「スリープ解除時のパスワード保護」より、

SnapCrab_No-0207

  1. 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックする。
  2. 「パスワードを必要としない」を選択する。

この機能の代わりに、離席する時は「ロック」を行うと良い。そのためには、スタートメニューより、「コンピューターをシャットダウンするときに押すボタン」の中から、「ロック」を選択する。

ショットカットキーで素早く行うには、Windows キー + L を押す

 

3. Process Lasso の Energy Saver の設定

Process Lasso で「電源オプション」の切り替えを自動的に行うには、

  • メニューより、Options > Configure Enegy Saver…

を選択する。

  • 通常の設定
    • Force this power profile when the PC leaves the IDLE state: にチェックを入れる。
    • Currently Active Power Profile : で「高パフォーマンス」を選択する。
  • アイドル時の設定
    • Enable Enegy Saver にチェックを入れる
    • When my PC is idle for:60 secons を選択する。これにより、アイドル状態が 10秒続くと、電源オプションが切り替わる。
    • Switch to Power Pfofile: では、先ほど作成した「50%」を選択。

SnapCrab_No-0197

Power Saver を有効にするには、

  • タスクトレイにある Process Lasso のアイコンを右クリック > Energy Saver Enabled

にチェックを入れる。

追記(2014/5/8): Currently Active Power Profile : で「高パフォーマンス」を選択していると、なぜかスリープ後にプロファイルが切り替わらないことがある。この設定を「高パフォーマンス」から「バランス」に変更した。

 

プロファイルが変更されるまでの時間を調整する

追記(2013/05/30): プロファイルが変更される時間を変更した。

When my PC is idle for: の値を 10 secons から 60 secons にした。頻繁にプロファイルが切り替わると、Firefox の応答が悪いような気がする。

 

スリープから復帰したときの設定を確認する

追記(2013/10/23): スリープから復帰したとき、省電力の設定のままになっていることがある。

PC の動作が遅いと感じた場合、タスクトレイにある Process Lasso のアイコン > Active Power Profile で現在の「電源プロファイル」を確認すると良い。

 

4. 極端にメリハリをつけた運用

追記(2014/3/26): PC をオーバークロックして運用している。この際、悩みなのは夏に近づくにつれ、CPU の温度が上昇すること。

そこで、PC を触っているときはレスポンスをできるだけ良くし、いじってないときはすぐに節電モードになるようにした。

Configure Enegy Saver… の設定で以下のように設定した。

  • 通常の設定
    • Currently Active Power Profile : で「高パフォーマンス」を選択する。
  • アイドル時の設定
    • When my PC is idle for:3 secons を選択する。
    • Switch to Power Pfofile: で、先ほど作成した「50%」を選択。

後は、できるだけオーバークロックして、安定運用できるように調整する。

 

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