1. CPU の発熱を抑えたい
気温の上昇に伴い、CPU ファンが唸りだす季節になった。PC の熱により、部屋の温度が上昇する。 (+_+)
Open Hardware Monitor で CPU の温度を監視
CPU の温度を確認するために、Open Hardware Monitor を利用する。Open Hardware Monitor は、ハードウェアの状態に関する情報を表示してくれる。CPU の温度だけに関心があるので、ガジェットを利用して情報を表示させることにした。
- メニューより、View > Show Gadget
を選択。 CPU の Temperatures にある CPU Core の行で
- 右クリック > Show Gadget
を選択する。
ガジェットに表示される温度を見ていると、室温が 28 度を超えたくらいから、CPU の温度上昇が激しい。
CPU が熱くなると、室温が上昇するので、CPU の発熱を抑えたい。パフォーマンスは二の次とする。ただし、CPU が熱くなり過ぎない限り、できるだけパフォーマンスを維持したい。
2. 電源プランの作成
電源オプションにある電源プランの設定により、CPU が最も働く状態を調整できる。CPU の使用上限を設定した電源プランを複数作成し、ファンの唸り具合に応じて手動で切り替えることにした。
- コントロール パネル\ハードウェアとサウンド\電源オプション
において、「電源プランの作成」を選択する。
作成するプランは、既存の「バランス」を元にして、適当に新しいプラン名を付けた。ここでは
80%
という名前にした。その後、作成した 80% プランにおいて、
- 設定の変更 > 詳細な電源設定の変更
を選択し、
「プロセッサの電源管理 > 最大プロセッサの状態」
を 80% とした。ここでは、システムの冷却ポリシーを「アクティブ」にしておいた。
上記と同じ手順で、最大のプロセッサの状態を 70%, 90% にした電源プランを作成した。
3. Process Lasso で電源プランを切り替える
Process Lasso を使っている場合、タスクトレイにある Process Lasso のアイコンを
- 右クリック > アクティブなパワースキーム
より、電源プランを変更できる。
- cf. アプリケーションの暴走を防ぐために Process Lasso でプロセスの優先度を管理
- Process Lasso で CPU の平均使用率の高いプロセスの優先度を下げて、レスポンスを良くする
4. コマンドプロンプトにより電源プランを切り替える
新しく作成した電源プロファイルを、コマンドプロンプトで切り替えてみる。
アクセサリ > コマンドプロンプトを起動し、
powercfg -l
を入力すると、各電源プランの一覧が表示され、GUID が示される
既存の電源設定 (* アクティブ) ----------------------------------- 電源設定の GUID: ランダムな文字列 (バランス) 電源設定の GUID: ランダムな文字列 (80%) *
GUID – Wikipedia とは、
GUID (Globally Unique Identifier)またはグローバル一意識別子(ぐろーばるいちいしきべつし)は、ソフトウェアで使用される擬似乱数で、世界で一意な識別子として使用される128ビットの2進数値である。
この GUID を利用し、以下のようにプロファイルを切り替える。
powercfg -S GUID
ハイフンは、半角であることに気をつける。
コマンドプロンプトで GUID を表す文字列をコピペするには、
- コマンドプロンプト上で、右クリック > 範囲選択
- コピーしたい範囲を反転させた後、Enter キーを押す。
- 貼り付けたい場所で右クリック > 貼り付け
5. 電源プロファイルをショートカットで切り替える
上記で作成した電源プロファイルをショートカットで切り替えたい。
エクスプローラにおいて、適当な場所で、
- 右クリック > 新規作成 > ショートカット
を選択する。表示されたダイアログにおいて、
「項目の場所を入力してください」
に、先ほどコマンドプロンプトで入力電源プロファイルを変更したコマンド、
powercfg -S GUID
を入力する。ショートカット名は、電源プランと同じ名前にした。
6. タスクバーで切り替える
作成したショートカットを利用し、タスクバーから電源プランを切り替えてみる。
上記で作成したショートカットをフォルダにまとめ、適当な場所に置く。
- タスクバーで、右クリック > ツールバー > 新規ツールバー
を選択し、上記のフォルダを指定する。
クイック起動にショートカットを登録したい場合は、
を参考にする。
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