1. Stylish で特定の要素を消したい
Firefox のアドオン Stylish を利用すると、ウェブサイトの表示をカスタマイズできる。
Stylish を使い、ウェブサイトの特定の要素を消したい。
例えば、NIKKEI NET に表示される中の「注目のニュース・特集」の部分を消したいとする。
2. Firebug で HTML の要素を特定する
最初に、アドオン Firebug を使い、消したい部分を特定する。
方法は、
- 消したい部分で右クリック
- 「要素を調査」を選択。
これにより、Firebug の HTML要素を調査するためのペインが、ウィンドウ下部に表示される。
消したい範囲の要素を特定するために、Firebug の中で HTML 要素を選択。選択すると、HTML の対応するウェブサイトの要素が青色で示される。
例の場合、「注目のニュース」というタイトルの部分と、その「一覧」に対して、要素と属性が指定されている。
- div --- id : news-P_M
- div --- class : main-ctn cfix ---------- タイトル
- table --- id : pickupNews-Box ---------- 一覧
つまり、この要素に対しては、class と id によって要素を指定することができる。
CSS による、要素の指定方法について、詳しくは以下を参照。
3. Stylish に CSS を記述
Firebug で消したい対象が特定できたので、Stylish の記述を行う。
- Firebug で特定した、要素の属性 id または class を控えておく。
- Stylish のアイコンを右クリック > 「スタイルを書く > www.nikkei.co.jp 用」を選択。
- 「スタイルを追加」ウィンドウが表示されるので、以下を記述して保存。
#news-P_M > .main-ctn, #pickupNews-Box {display: none !important;}
display で要素を消す
CSS で、特定の要素を消すためには、
{display: none !important;}
none という指定は、The 'display' property によると、
none This value causes an element to generate no boxes in the formatting structure (i.e., the element has no effect on layout).
( cf. 6.4.2 !important rules )
CSS の要素を組み合わせて指定する
id と class については「クラス、idによる定義の局所化」を参照。
例において、「一覧」の方は id で指定されていた。よって、同一ページの中で pickupNews-Box と id が付けられている要素はない。id に対しては、接頭辞に `#’ をつけて指定する。
「注目のニュース」というタイトルの部分は、class で指定されていた。よって、同一ページの中で、他にも main-ctn という class を付けることができる。
main-ctn の親要素を調べたら、id 属性が付けられていた。よって、要素の親子関係を利用して、CSS を指定する。
Selectors W3C Working Draft 15 December 2005 の 2. Selectors を参考にした。
E F
an F element descendant of an E elementE > F
an F element child of an E elementE + F
an F element immediately preceded by an E elementE ~ F
an F element preceded by an E element(Selectors より)
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