2013年2月16日土曜日

SoftPerfect RAM Disk で RAM ディスクを作成 - シャットダウン時に内容を保存する方法と、内容が削除される設定

1. SoftPerfect RAM Disk はスッキリとしたインターフェイス

RAM ディスクを作成するために Dataram RAMDisk を利用してきた。RAM ディスクにブラウザのキャッシュを置くと、ブラウザの動きがキビキビと動くようになる。

Dataram RAMDisk は、インターフェイスが好きではない。ゴテゴテとした印象を受ける。

SnapCrab_NoName_2013-2-16_10-44-0_No-00SoftPerfect RAM Disk も RAM ディスクを作成するためのアプリケーション。Dataram RAMDisk と比べると、インターフェイスがスッキリしている。

4GB 以上の RAM ディスクを作成できる。サイズに制限がない。 64bit 版も存在する。

【レビュー】ドライブ数・サイズに制限がない無償RAMディスクソフト「SoftPerfect RAM Disk」 - 窓の杜 によると、

RAMディスクは[Disk]メニューから作成し、ログオンと同時にマウントするタイプと、Windowsの起動と同時にマウントするタイプを選べる。…

また、リムーバブルディスクとしてマウントさせるオプションもあり、それをONにしたRAMディスクならエクスプローラ上でアンマウントできる…

作成したイメージファイルとRAMディスクを関連付ければ、Windowsがシャットダウンするタイミングや、任意の間隔でRAMディスク上のデータを自動でイメージファイルへ書き込ませることができる

Dataram RAMDisk から SoftPerfect RAM Disk に乗り換えることにした。

 

ダウンロード

追記(2014/9/16): ソフトの更新履歴のチェックは、SoftPerfect RAM Disk Changelog (Page2RSS) を確認する。

ダウンロードは、以下のいずれかより行う。

 

2. シャットダウン時に RAM ディスクの内容を保存したい

OS をシャットダウンしたときに、RAM ディスクの内容を保存する設定を行う。

a. イメージファイルを作成

SnapCrab_No-1061最初に RAM ディスクの内容を保存するためのイメージファイルを作成する。

  • メニューより、Image > Create Image…

を選択。Create Image ダイアログが表示されたら、Image File Name のフォルダのアイコンをクリック。

イメージファイルの保存先を指定する。ここでは D:\ram.svi とした。

保存するサイズは 1024 MB 。File System は RAW(未フォーマット) に設定。

 

b. イメージファイルを元にRAM ディスクを作成

SnapCrab_No-1064次に、上記のイメージファイルを元に RAM ディスクを作る。

  • ツールバーより、Add a New Disk Mounted on Boot ボタン

を押し、Add/Edit Disk ダイアログを表示する。

Image File Name(optional) のフォルダのアイコンをクリックし、先ほど作成したイメージファイルを指定する。

ここでは作成する RAM ディスクを F: とした。

Save Contents to Image にチェックを付け、シャットダウンするときに RAM ディスクの内容をイメージが書き込まれるようにした。

Mount as Removale にチェックを入れた。

追記(2014/11/12): Mount as Removale にチェックを付けないと通常のディスクとしてマウントされる。

SnapCrab_No-1062

SoftPerfect RAM Disk のウィンドウを閉じると、タスクトレイに常駐していることが確認できる。

 

c. exFAT でドライブをフォーマット

追記(2014/5/18): SnapCrab_No-1063スタートメニューより、コンピューターを開く。

上記でマウントした F ドライブ を右クリック > フォーマット を選択。

ファイルシステムに exFAT を選んでフォーマットする。

Windows TIPS:FATとexFATの違い - @IT によると、

exFAT(extended FAT)」とは、FATファイル・システムをベースに、主に大容量サポートとパフォーマンス改善を目的に開発された、パーソナル・ストレージ向けの新しいファイル・システムである

  • (従来のファイル割り当てテーブルだけでなく)空き領域ビットマップも使って、高速な空きクラスタ管理や高速な削除処理を実現(ファイルの削除ではFATを更新せずに、空き領域ビットマップを更新するだけ)
  • ハッシュ値を使った高速な名前検索の実現
  • ただし、通常のディスクとしてマウントした場合は、このフォーマットは利用できない。

     

    3. RAM ディスクの内容を保存しない場合

    追記(2014/11/7): RAM ディスクの内容を保存したくない場合は、

    • Add a New Disk Mounted on Boot

    SnapCrab_No-1608

    Size を指定して、Drive Letter を設定し、File System Options を選択。ここでは、!024MB, F: ドライブを指定し、リムーバブルディスクとしてマウントし、ファイルシステムは RAW とした。

    SnapCrab_No-1606

    後は、作成したドライブを exFAT でフォーマットした。

     

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