2014年10月10日金曜日

Firefox でウェブページの「タイトル」と URL を得る Easy Copy。短縮 URL には FireLink。

0. 目次

 

1. Make Link から、Easy Copy と FireLink に移行

a. Easy Copy で Ctrl + Q

ウェブページの「タイトル」と「URL」をコピーするために、Make Link 系のアドオン・拡張機能を利用してきた。

Make Link をキー入力で素早く呼び出す工夫をしているが、マウスやキーボードのホームポジションから手を離さなければならないので不満を感じていた。

SnapCrab_No-1537それを解消するために Easy Copy を利用することにする。これからは、

Ctrl + Q キー

を押下するにより、ウェブページの「タイトル」または「選択文字列」と「URL」の組み合わせをコピーできる。

Make Link の開発は March 23, 2011 で止まっているが、Easy Copy の最新版は June 11, 2014 。Make Link よりも細かな設定ができる点も良い。

 

b. FireLink で Ctrl + C

SnapCrab_No-1538ただし、Easy Copy では、ページの「タイトル」と「短縮URL」をテキストで得ることができない。これを補完するために、FireLink を併用する。FireLink では、

Ctrl + C キー

を押下することにより、「ページのタイトル」と「短縮URL」を得ることができる。

Easy CopyFireLink のどちらかに絞りたかったが、Easy Copy は短縮URL に対応しておらず、FireLink は Make Link で言うところの HTML エンティティを使用できない。

 

2. Easy Copy の設定

a. ショートカットキーの変更

SnapCrab_No-1537最初に、Easy Copy のショートカットキーを変更する。

デフォルトで用意されている、ウェブページの「タイトル」または「選択文字列」と「URL」の組み合わせをコピーする `Title Link’ のショートカットキーは Ctrl + Shift + Y 。これを

Ctrl + Q

に変える。⇒ Firefox の keyconfig でショートカットキーをカスタマイズ

Easy Copy :: Add-ons for Firefox によると、

Keyboard shortcuts are configurable with Keyconfig.

ただし、Easy Copy ではショートカットキーを変更できないことに注意。

 

b. 変数の意味

`Title Link’ の設定は、

  • 右クリック > Easy Copy > Options > Templates

より、確認することができる。

SnapCrab_No-1456

`Title Link’ の Templates には、以下のように記載されている。

<a href="%url%">%title%</a>

利用できる変数は Variables を参照。

ここで使われている url と title 変数はコンテストによって意味が変わる。

ウェブページ中の文字列を選択していなければ、ページの URL とタイトルが指し示される。もし、文字列を選択していたら、その文字列と URL が指し示される。

`Type’ はコピーしたテキストを HTML エンティティとして扱うか、プレーンテキストで扱うか指定できる。

SnapCrab_No-1596

例えば、タイトルと URL をテキストとして得たい場合は、以下のように設定する。

  • Name: Title と URL
    • Template:

      %title% %url%

    • Type: text

 

c. 文章の引用

Make Link で作成した 「文章を引用」する形式 を移行した。

  • Name: Quote
    • Template:

      <a href="%page_url%">%page_title%</a> によると、
      <blockquote>%selection%</blockquote>

    • Type: html
  • Name: Quote2
    • Template:

      <blockquote>
      <p>%selection%</p>
      <p>(<a href="%page_url%">%page_title%</a> より)</p>
      </blockquote>

    • Type: html

 

d. Google Spreadsheets の設定

同様に、Make Link で作成した Google スプレッドシートのリンク を移行した。

    • Name: Google Spreadsheet
      • Template: =hyperlink("%url%";"%title%")
      • Type: html
    • Name: Google Spreadsheet (Selection)
      • Template: =hyperlink("%url%";"%selection%")
      • Type: html

 

3. FireLink の設定

SnapCrab_No-1538次に、FireLink の設定を行う。

FireLink では短縮 URL の機能のみ利用する。

  • New!! 短縮URLサービスの選択
    • is.gd : http://is.gd/api.php?longurl=%URL%
    • tinyurl : http://tinyurl.com/api-create.php?url=%URL%
    • bit.ly : http://api.bit.ly/v3/shorten?format=txt&login=username&apiKey=XXX&longUrl&longUrl=%URL%
  • 短縮 URL として bit.ly を利用している。 settings | Bitly. The power of the link. より、Login:, API key を控えておき、下記の username と XXX を置き換える。

    http://api.bit.ly/v3/shorten?format=txt&login=username&apiKey=XXX&longUrl&longUrl=%URL%

    ページの適当な場所で、

    • 右クリック > FireLink > 設定

    を開き、フォーマットを short のみ設定する。

    利用できる変数は FireLink - Variables を参照。

    %text% %short%

    Shortening service には、上記の URL を入力する。

    SnapCrab_No-1539

    これにより、一度、ページの適当な場所で、

    • 右クリック > FireLink > (1) short

    を選択すると、その後、

    Ctrl + C

    を押下するだけで、「ページのタイトル」と「短縮URL」をテキスト形式で得られるようになる。

    追記(2015/3/16): Firefox でウェブページの「タイトル」と短縮 URL を得る Cutyfox URL Shortener に乗り換えた。

    Firefox の keyconfig でショートカットキーをカスタマイズ

    1. keyconfig でショートカットキーを設定

    SnapCrab_No-1592Firefox のアドオン keyconfig を用いると、デフォルトで割当てられているブラウザやアドオンのショートカットキー変更することができる。

    Keyconfig extension - MozillaZine Knowledge Base によると、

    The Keyconfig extension (available here) allows you to configure keyboard shortcuts. It works with Firefox, Thunderbird, and (probably) Mozilla Suite/SeaMonkey.

    keyconfig 20110522 • mozillaZine Forums より、keyconfig をクリックしてインストール。

    アドオンの設定画面より、keyconfig の設定をクリックするか、または、

    • メニューより、ツール > キーボードショートカットのカスタマイズ

    を選択する。

     

    2. アドオン Easy Copy のショートカットキーを上書きする例

    例えば、アドオン Easy Copy に割当てられているショートカットキーを変更してみる。

    keyconfig の設定画面を開き、Easy Copy の操作の一つに割当てられている Copy Title Link を選択する。この操作にはデフォルトでは Ctrl + Shift + Y が利用されている。

    SnapCrab_No-1535

    左下にあるショートカットが記載されているフィールドを選択し、新しいショートカットキーを入力。ここでは、

    Ctrl + Q

    とした。

    SnapCrab_No-1536

    これにより、変更後からすぐに新しいショートカットキーを使えるようになる。

    2014年10月4日土曜日

    フォームに入力した文字数のカウント - Word Count Tool

    1. 文字数をカウントしたい

    EC サイトでレビューを投稿する際、文字数の制限に引っかかることがある。

    例えば、楽天トラベルのレビューには、

    情報の文字数は全角1000文字以内で入力してください。

    SnapCrab_No-1534

    という制約がある。

    このような場合、予め文字数の上限を気にしながら、文章を書かなければならない。

     

    2. LibreOffice で文字数をカウント

    SnapCrab_No-1534

    SnapCrab_No-1540これに対して、文字数をカウントするために LibreOffice Writer で下書きをする。

    LibreOffice の画面下には、単語と文字数が表示される。

    a. 改行は含まれない

    ただし、表示される文字数は「改行」が含まれないことに注意。

    上記の楽天トラベルでは改行も文字としてカウントされるため、複数の改行を含んだ状態で、1000 文字ギリギリまで書いてしまうとエラーとなる。

    改行を文字数に含めてカウントしたい場合、

    • メニューより、ファイル > プロパティ > 統計

    表示し、段落数を確認する。

    SnapCrab_No-1536

    この情報を利用して、以下を計算すれば良い。

    改行を含む文字数 = 文字数 + (段落数 – 1)

     

    b. 「段落内の改行」(段落を替えない改行) はカウントされる

    ところで、Shift + Enter キーで入力する

    「段落内の改行」(段落を替えない改行)

    は文字数としてカウントされる。

    以下の例では、「ほげ」「ぴよ」の後で Shift + Enter キーを押している。この場合、画面下の文字数が 8 となっていることに注目。

    SnapCrab_No-1534

     

    3. リアルタイム文字数カウント表示簡易エディタ

    リアルタイム文字数カウント表示簡易エディタ を使えば、もっと簡単に文字数を数えられる。このエディタでは、「改行の数え方」を指定することができる。

    画面右上にある

    • 1文字として数える

    を選択することにより、上記の要求を満たせる。

    SnapCrab_No-1535

     

    4. ブラウザのアドオン・拡張機能 Word Count Tool

    わざわざ文字を数えるためだけにアプリケーションを起動したくない場合、Word Count Tool を利用すると良い。このサイトでは、フォームに入力した文字数をカウントしてくれる。

    このサイトでは、改行が1文字として扱われる。

    SnapCrab_No-1537

     

    a. ブラウザのアドオン・拡張機能

    SnapCrab_No-1535Word Count Tool には、Firefox のアドオン、Google Chrome の拡張機能が提供されている。

    これを利用すれば、フォームの入力中に「入力した文字を選択する」ことにより、文字数を知ることができる

    Firefox の場合、数えたい文字列を選択し、

    • 右クリック > Word Count Tool > View word count statics

    SnapCrab_No-1536

    The Addon Bar (restored) を利用して Word Count Tool の情報を表示しておくと、文字列を選択するだけで済む。

    SnapCrab_No-1551

    Google Chrome の場合、文字列を選択し、右クリック > Word Count Tool を選択するとポップアップで情報を表示してくれる。

     

    b. フォームに入力した文字を自動保存

    長文を入力中にブラウザがクラッシュすると困るので、Word Count Tool を利用する場合、フォームに入力した内容を自動保存する Firefox の Form History Control を併用すると良い。

    Google Chrome の場合は、Lazarus: Form Recovery - Chrome ウェブストア

    2014年9月30日火曜日

    「新しいタブ」が右隣に開かない - Firefox のアドオン Tab Mix Plus の開発版をインストール

    1. 「新しいタブ」が右隣に開かない

    SnapCrab_No-1545Firefox でタブの細かな動作を設定をするために、アドオン Tab Mix Plus を利用している。

    • Tab Mix Plus のバージョンは 0.4.1.5.1(September 22, 2014)
    • Firefox のバージョンは 32.0.3。

     

    a. 新しいタブを現在のタブの直後に開く

    Tab Mix Plus には、現在アクティブになっているタブの右隣に「新しいタブ」を開く設定がある。

    • Tab Mix Plus の設定 > イベント > 新しいタブ

    において、「新しいタブを現在のタブの直後に開く」にチェックを入れる。

    SnapCrab_No-1550

    しかし、この設定をしても「新しいタブ」が右端に開いてしまう。

    例えば、現在「アドオンマネージャ」のタブを開いているとする。この状態で右端にある + ボタンで「新しいタブ」を開く。もしくは、ショートカットキーである Ctrl + T を押してみる。

    SnapCrab_No-1543

    上記の Tab Mix Plus の設定をしているにも関わらず、「新しいタブ」が右端に開いてしまう。

    SnapCrab_No-1544

    この設定は、ロケーションバーの about:config における

    • extensions.tabmix.openNewTabNext

    に対応している。設定値が true であることを確認したが、設定値通りの動作にならない。

    追記(2014/10/11): バージョン 0.4.1.5.2 で不具合が修正された。

    Changes in Version 0.4.1.5 によると、

    • Fixed: "Open new tabs next to current one" option is not working in version 0.4.1.5.1.

     

    b. タブで右クリックして、「新しいタブ」を開く

    ただし、現在開いているタブの「タイトル」を右クリックし、

    • 新しいタブ」(このタブの直後に)

    を選択すると、正常に動作する。

    SnapCrab_No-1548

     

    2. 開発版をインストールする

    これに対して、開発版の Tab Mix Plus 0.4.1.6 ではバグが修正されている。

    Changes in Version 0.4.1.6 によると、

    Fixed: "Open new tabs next to current one" option is not working in version 0.4.1.5.1.

    そこで、Tab Mix Plus の「開発チャンネル」より開発版をインストールした。

    SnapCrab_No-1546

    もしくは、Tab Mix Plus :: Versions より、バージョン 0.4.1.6pre.140926a1 をインストールする。

    SnapCrab_No-1547

    これにより、「新しいタブ」が現在開いているタブの右隣に開くようになった。

     

    正式版をチェックしておく

    Tab Mix Plus の 0.4.1.6 系列の正式版が出たらインストールし直すために、バージョン情報をフィードリーダーに登録しておいた。

    2014年9月28日日曜日

    フォームに入力した内容を自動保存 - Firefox の Form History Control

    1. 復元しても、閉じてしまえば消えてしまうフォームの内容

    Firefox でフォームに入力している最中、アプリケーションが落ちても元の状態に復元してくれる。

    ただし、そのためには、

    • オプション > 一般 > 起動 > Firefox を起動するとき

    において、「前回終了時のウィンドウとタブを表示する」を選択しておく必要がある。

    SnapCrab_No-1538

    しかし、復元されたタブ・ウィンドウを閉じてしまえば、フォームの内容は元に戻らない。

     

    2. Lazarus から Form History Control に乗り換えた

    これに対して、Lazarus Fom Recovery でテキストエリアに入力した文字を自動保存していた。利用できる最新の Lazarus は、バージョン 2.3。リリース日は August 4, 2011 と古い。また、Lazarus 3 は相変らず使えない。

    SnapCrab_No-1539そこで、同じ機能を持つ Form History Control に乗り換えることにした。現在、最新のバージョンは 1.3.3.0。 February 7, 2014 にリリースされている。

    このアドオンは Lazarus のように、フォームに入力した文字列を自動で保存してくれる。そのため、ブラウザがクラッシュしたときや、誤ってウィンドウを閉じてしまっても、入力したテキスト復元することができる。

    Form History Control: Introduction to Form History Control によると、

    This plugin also stores text from editor fields as you type, so you never have to loose your work when disaster strikes. Recover your lost work after session timeouts, network failures, browser crashes, power failures, and all other things that will destroy the hard work you just put into writing that important email, essay or blog post.

     

    a. フォームの内容を復元

    フォームに入力した内容を復元するには、

    • 復元したいフォームで右クリック > Form History > Restore editor field

    より、保存された時刻と内容を確認し、復元対象を選ぶ。

    SnapCrab_No-1540

     

    b. 自動保存する条件を設定

    フォームに入力した内容は、条件に応じて自動的に保存される。

    自動保存されるタイミングを設定をするには、

    • 適当なページで右クリック > Form History > Options

    を選択する。

    SnapCrab_No-1541

    • Editor fields > Configuration > Version control

    において、「最後に保存されてから ◯◯ 分経過したら保存」「◯◯ 文字以上入力したら保存」を選択肢から選ぶ。

    SnapCrab_No-1542

     

    c. フォームに入力した内容を検索

    もし、復元したいフォームがどこのページか分からなくなっても、履歴から検索できる。

    • 適当なページで右クリック > Form History > Form History Control > Editor History タブ > Search フィールド

    において、復元したいフォームに入力した単語を入れて検索。

    SnapCrab_No-1538 (2)

    保存された Content をダブルクリックし、表示されたダイアログの下部にある Copy to clipboard で内容をコピーし、Open Link でリンク先 を開くことができる。

    SnapCrab_No-1538 (3)

     

    d. テキストフィールドに入力したことにより、保存されデータをを確認

    Firefox では、フォームのフィールドに入力した内容は保存される。

    フォームの自動補完 | Firefox ヘルプ によると、

    Firefox は、あなたが Web ページ上のフォームに入力した内容を記憶しています。フォームはテキストフィールドとも言います。Web ページ上の (検索ボックスなどの) フォームに何かを入力すると、次回そのページを開いた時、以前入力した内容を再利用できます。

    Form History Control では、この内容を一覧し、特定の条件で抽出し、編集・削除することができる。

    Form History Control: Introduction to Form History Control によると、

    This plugin displays all form data that has been saved by the web browser with options to filter the data either by keyword, active page, active field or cleanup criteria. It is furthermore possible to sort the data by parameter including form field name, value, date or popularity.

    • 適当なページで右クリック > Form History > Form History Control > Show History タブ

    を開く。詳細な条件で検索するには、Advanced Search ボタンをクリック。

    SnapCrab_No-1539 (2)

    保存されたくないデータ行で右クリックすると、データを削除することができる。また、逆にデータを挿入することも可能。