2014年9月30日火曜日

「新しいタブ」が右隣に開かない - Firefox のアドオン Tab Mix Plus の開発版をインストール

1. 「新しいタブ」が右隣に開かない

SnapCrab_No-1545Firefox でタブの細かな動作を設定をするために、アドオン Tab Mix Plus を利用している。

  • Tab Mix Plus のバージョンは 0.4.1.5.1(September 22, 2014)
  • Firefox のバージョンは 32.0.3。

 

a. 新しいタブを現在のタブの直後に開く

Tab Mix Plus には、現在アクティブになっているタブの右隣に「新しいタブ」を開く設定がある。

  • Tab Mix Plus の設定 > イベント > 新しいタブ

において、「新しいタブを現在のタブの直後に開く」にチェックを入れる。

SnapCrab_No-1550

しかし、この設定をしても「新しいタブ」が右端に開いてしまう。

例えば、現在「アドオンマネージャ」のタブを開いているとする。この状態で右端にある + ボタンで「新しいタブ」を開く。もしくは、ショートカットキーである Ctrl + T を押してみる。

SnapCrab_No-1543

上記の Tab Mix Plus の設定をしているにも関わらず、「新しいタブ」が右端に開いてしまう。

SnapCrab_No-1544

この設定は、ロケーションバーの about:config における

  • extensions.tabmix.openNewTabNext

に対応している。設定値が true であることを確認したが、設定値通りの動作にならない。

追記(2014/10/11): バージョン 0.4.1.5.2 で不具合が修正された。

Changes in Version 0.4.1.5 によると、

  • Fixed: "Open new tabs next to current one" option is not working in version 0.4.1.5.1.

 

b. タブで右クリックして、「新しいタブ」を開く

ただし、現在開いているタブの「タイトル」を右クリックし、

  • 新しいタブ」(このタブの直後に)

を選択すると、正常に動作する。

SnapCrab_No-1548

 

2. 開発版をインストールする

これに対して、開発版の Tab Mix Plus 0.4.1.6 ではバグが修正されている。

Changes in Version 0.4.1.6 によると、

Fixed: "Open new tabs next to current one" option is not working in version 0.4.1.5.1.

そこで、Tab Mix Plus の「開発チャンネル」より開発版をインストールした。

SnapCrab_No-1546

もしくは、Tab Mix Plus :: Versions より、バージョン 0.4.1.6pre.140926a1 をインストールする。

SnapCrab_No-1547

これにより、「新しいタブ」が現在開いているタブの右隣に開くようになった。

 

正式版をチェックしておく

Tab Mix Plus の 0.4.1.6 系列の正式版が出たらインストールし直すために、バージョン情報をフィードリーダーに登録しておいた。

2014年9月28日日曜日

フォームに入力した内容を自動保存 - Firefox の Form History Control

1. 復元しても、閉じてしまえば消えてしまうフォームの内容

Firefox でフォームに入力している最中、アプリケーションが落ちても元の状態に復元してくれる。

ただし、そのためには、

  • オプション > 一般 > 起動 > Firefox を起動するとき

において、「前回終了時のウィンドウとタブを表示する」を選択しておく必要がある。

SnapCrab_No-1538

しかし、復元されたタブ・ウィンドウを閉じてしまえば、フォームの内容は元に戻らない。

 

2. Lazarus から Form History Control に乗り換えた

これに対して、Lazarus Fom Recovery でテキストエリアに入力した文字を自動保存していた。利用できる最新の Lazarus は、バージョン 2.3。リリース日は August 4, 2011 と古い。また、Lazarus 3 は相変らず使えない。

SnapCrab_No-1539そこで、同じ機能を持つ Form History Control に乗り換えることにした。現在、最新のバージョンは 1.3.3.0。 February 7, 2014 にリリースされている。

このアドオンは Lazarus のように、フォームに入力した文字列を自動で保存してくれる。そのため、ブラウザがクラッシュしたときや、誤ってウィンドウを閉じてしまっても、入力したテキスト復元することができる。

Form History Control: Introduction to Form History Control によると、

This plugin also stores text from editor fields as you type, so you never have to loose your work when disaster strikes. Recover your lost work after session timeouts, network failures, browser crashes, power failures, and all other things that will destroy the hard work you just put into writing that important email, essay or blog post.

 

a. フォームの内容を復元

フォームに入力した内容を復元するには、

  • 復元したいフォームで右クリック > Form History > Restore editor field

より、保存された時刻と内容を確認し、復元対象を選ぶ。

SnapCrab_No-1540

 

b. 自動保存する条件を設定

フォームに入力した内容は、条件に応じて自動的に保存される。

自動保存されるタイミングを設定をするには、

  • 適当なページで右クリック > Form History > Options

を選択する。

SnapCrab_No-1541

  • Editor fields > Configuration > Version control

において、「最後に保存されてから ◯◯ 分経過したら保存」「◯◯ 文字以上入力したら保存」を選択肢から選ぶ。

SnapCrab_No-1542

 

c. フォームに入力した内容を検索

もし、復元したいフォームがどこのページか分からなくなっても、履歴から検索できる。

  • 適当なページで右クリック > Form History > Form History Control > Editor History タブ > Search フィールド

において、復元したいフォームに入力した単語を入れて検索。

SnapCrab_No-1538 (2)

保存された Content をダブルクリックし、表示されたダイアログの下部にある Copy to clipboard で内容をコピーし、Open Link でリンク先 を開くことができる。

SnapCrab_No-1538 (3)

 

d. テキストフィールドに入力したことにより、保存されデータをを確認

Firefox では、フォームのフィールドに入力した内容は保存される。

フォームの自動補完 | Firefox ヘルプ によると、

Firefox は、あなたが Web ページ上のフォームに入力した内容を記憶しています。フォームはテキストフィールドとも言います。Web ページ上の (検索ボックスなどの) フォームに何かを入力すると、次回そのページを開いた時、以前入力した内容を再利用できます。

Form History Control では、この内容を一覧し、特定の条件で抽出し、編集・削除することができる。

Form History Control: Introduction to Form History Control によると、

This plugin displays all form data that has been saved by the web browser with options to filter the data either by keyword, active page, active field or cleanup criteria. It is furthermore possible to sort the data by parameter including form field name, value, date or popularity.

  • 適当なページで右クリック > Form History > Form History Control > Show History タブ

を開く。詳細な条件で検索するには、Advanced Search ボタンをクリック。

SnapCrab_No-1539 (2)

保存されたくないデータ行で右クリックすると、データを削除することができる。また、逆にデータを挿入することも可能。

2014年9月22日月曜日

定期的に一時ファイルを削除する Easy Temp File Cleaner

1. 自動的に TEMP, TMP フォルダを削除したい

SnapCrab_No-1502 アプリケーションの一時的な作業用フォルダを RAM ディスクへ移動した。RAM ディスクの容量が小さかったためか、いつの間にかディスクの空き容量がなくなり、アプリケーションを開けなくなってしまった。 (+_+)

環境変数 TEMP で指定したフォルダを自動的に削除するユーティリティを併用する必要があるようだ。

 

a. Easy Temp File Cleaner をインストール

Easy Temp File Cleaner--オールフリーソフト・Windows 7/8対応のフリーソフト-- によると、

Easy Temp File Cleanerは自動でTempフォルダ内の一時ファイルを削除してくれる
ソフトです。

Big Star Software > Download、または、Softpedia よりダウンロードして、インストールして実行。

 

b. Easy Temp File Cleaner の実行

SnapCrab_No-1500

手動で一時ファイルを削除するには、 Clean ボタンを押す。

 

定期的に実行する設定

定期的に一時ファイルを削除するには、

  • メニューより、Auto Clean > Every XX Hours

を選択。設定する時間は、RAM の容量と一時ファイルのを見て適当に選ぶ。

最後に Exit ボタンを押す。このボタンを押さずにウィンドウを閉じてはダメなようだ。

追記(2014/10/14): 定期的な一時ファイルの削除により、アプリケーションが影響を受けることがあるので注意。例えば、ブログを書くのに、Windows Live Writer を利用している。下書きを書いている最中に、Auto Clean が実行されると、挿入した画像ファイルが消えてしまう。

 

c. 常駐の確認

タスクトレイには Easy Temp File Cleaner のアイコンSnapCrab_No-1501が表示されいてることが確認できる。

また、msconfig を「ファイル名を指定して実行」 (Win + R) し、スタートアップを確認すると、Easy Temp File Cleaner Timer が登録されているのが分かる。

これは、Startup Delayer でも把握することができる。

 

3. RAM ディスクに関わるアプリケーションの設定

a. ブラウザのキャッシュに制限をかける

Firefox と Google Chrome のキャッシュを RAM ディスクへ移動させるている。そのため、ブラウザのキャッシュ容量を制限することにした。

Firefox の場合、

  • オプション > 詳細 > ネットワーク > キャッシュされた Web ページ

Google Chrome の場合、起動オプション - Google Chrome まとめWiki によると、

ディスクキャッシュの容量を指定します。単位はバイトです。有効な値は1以上の整数です。

--disk-cache-size=104857600 ディスクキャッシュの容量を100MBに設定します。

 

b. デフラグの前に一時ファイルを削除

2014年9月20日土曜日

CPU のシリコングリスを塗り直し、放熱効果を高める

1. 数年前に購入した PC がよく落ちる

マザーボードは、GIGABYTE - GA-MA78GM-S2H (rev. 1.0)

BIOS の設定をデフォルトに戻したが、OS の起動中に電源が落ちる。そのため、CPU Clock Ratio を抑えて利用。

しかし、あまりにも動作がモッサリするのでストレスを感じる。 (+_+)

 

2. CMOS をクリア

試しに CPU Clock Ratio を通常よりも高い値に設定したら、BIOS すら起動しなくなってしまった。そのため、CMOS のクリアしなければならない事態に。 (@_@;

ランドの場合のショート手順としては、まずマイナスドライバーのような先のまっすぐな導電性の有るものでランド上の半田の盛り上がりをショートさせて下さい。

上記のマザーボード上で CLR_CMOS を探し、ランドをラジオペンチでショート。

 

時刻を合わせる

CMOS クリアしたので Windows 上の時刻がリセットされた。そのため、インターネットに接続できない。

そこで、手動で現在の時刻に合わせた後、桜時計で正確な時間と同期させた。

 

3. CPU のグリスを塗り直した

PC が落ちるタイミングは CPU に負荷がかかり、 CPU の温度が下がらないときらしかった。そこで、CPU と CPU ファンを密着させるグリスを塗り直すことにした。

CPU ファンを外したら、案の定、グリスがカピカピになっていた。

グリスを塗り直した結果、OS は起動するようになった。しかし、アプリケーションを利用してしばらくすると落ちてしまう。

HWiNFO で CPU の温度を監視すると、まだ、やや高めだった。

 

電圧を下げる

仕方がないので、BIOS で CPU の電圧を 0.15 V 下げた。

これにより、PC の動作が安定するようになった。 ^^

2014年9月18日木曜日

アプリケーションの一時的な作業用フォルダを RAM ディスクへ移動

1. 一時的な作業フォルダをは環境変数 TEMP, TMP で指定される

SnapCrab_No-1494これまで、ブラウザ のキャッシュだけ RAM ディスクへ移動させていた。これに加えて、「アプリケーションが利用する一時的な業フォルダ」も RAM ディスクへ移動することにした。

アプリケーションが利用する一時的な作業フォルダは、環境変数 TEMP, TMP によって指定されている。

@IT:Windows TIPS -- Tips:Tempフォルダの場所を変更する によると、

アプリケーションが一時的な作業用のファイルを作成する場合、通常はこのTEMP環境変数の指し示す場所(以下「tempフォルダ」と呼ぶ)に作ることが多い。…

一時フォルダの場所を指すための環境変数には、TMPとTEMPの2種類がある。もともとMS-DOSではTEMP変数が使われることが多かったが、TMP変数を参照するアプリケーションも少なくない(UNIXの一時フォルダは/tmpなので、これを意識している)

 

2. 環境変数 TEMP, TMP を変更

SoftPerfect RAM Disk で RAM ディスクを作成 し、F: ドライブに割当てている。ここに予め `tmp’ フォルダを作成した。

  • スタートニューよりコンピュータを右クリック > プロパティ > システムの詳細設定 > 環境変数

を表示する。

SnapCrab_No-1496

「ユーザー環境変数」と「システム環境変数」の TEMP, TMP には、各々以下のように指定されていた。

  • %USERPROFILE%\AppData\Local\Temp
  • %SystemRoot%\TEMP

これを f:\tmp に置き換えた。その後、PC を再起動すると一時フォルダの位置が変更される。

 

関連記事

2014年9月16日火曜日

SoftPerfect RAM Disk のアップデート

1. 最新版のダウンロード

SnapCrab_No-1494 SoftPerfect RAM Disk の更新履歴は、SoftPerfect RAM Disk Changelog でチェックする。

フィードリーダーに Page2RSS を登録しておくと良い。

最新版のダウンロードは、以下のいずれかより行う。ただし、更新履歴と見比べ、最新版であるか確認すること。

 

2. 最新のバージョンに更新

古いバージョンの SoftPerfect RAM Disk がインストールされていると、新しいバージョンをインストールできない。

SnapCrab_No-1488

 

a. 設定をエクスポート

最初に、現在インストールしてある SoftPerfect RAM Disk を起動。

予め、設定をXML ファイルにエクスポートする。

  • メニューより、File > Export Disks

を選択。

SnapCrab_No-1485

 

b. SoftPerfect RAM Disk をアンインストール

タスクトレイより、SoftPerfect RAM Disk のアイコンを右クリック > Exit でアプリケーションを終了させる。

SnapCrab_No-1486

SoftPerfect RAM Disk をコントロールパネルより、アンインストールし、PC を再起動。

SnapCrab_No-1487

 

c. 新しいバージョンをインストールし、設定ファイルをインポート

新しいバージョンの SoftPerfect RAM Disk をインストールし、起動する。

前回の設定をインポートするために、

  • メニューより、File > Import Disks

を選択し、先ほどエクスポートしたファイルを指定する。

SnapCrab_No-1490

 

d. ディスクをマウント

次にディスクをマウントするために、対象のドライブを右クリック > Mount を選択。

SnapCrab_No-1491

ディスクのマウントには少し時間がかかる。

SnapCrab_No-1492

ディスクがマウントされると、対象のドライブに緑色のチェックマークが付く。

SnapCrab_No-1485

2014年9月14日日曜日

Twitter でウェブページ中の文章を引用してコメント - bitly の +bitlmark を活用

1. Twitter で文章を引用したい

Twitter でウェブページの特定箇所を引用し、それに対してコメントを付けたい。その場合、どのような書き方をするのが一般的なんだろう?

ウェブページへのリンクをツイートする際によく見かける形式は、

コメント / “タイトル” URL

この書き方は、はてなブックマーク x Twitter 連携機能 を利用しているのかな?

ブックマークをTwitterへ投稿する際の書式を変更しました - はてなブックマーク日記 - 機能変更、お知らせなど (2011-09-15) によると、

エントリー「はてなブックマーク」に「旬の話題がすぐにわかる」というコメントをつけてTwitter投稿した場合:

これまで
旬の話題がすぐにわかる / はてなブックマーク http://htn.to/
これから
旬の話題がすぐにわかる / “はてなブックマークhttp://htn.to/

3 年ほど前からこのスタイルが「はてブ」で定着しているようなので、これを真似ることにした。つまり、

コメント / “ここに引用したい文章” URL

という形式で文章を引用することにした。

 

2. Bitly の+bitlmark を利用してツイートする

bitly の登録と設定

これを簡単に行うには、短縮 URL サービスである Bitly を使うと良い。

このサービスを利用したいことがない場合、予め登録が必要となる。

SnapCrab_No-1478

登録は Twitter で認証を行っておけば良い。 ログインする場合は、 Bitly. sign in から。

SnapCrab_No-1479

設定で気をつけることは、settings において、Default Bitlink privacy を Private にしておくこと。これにより、bitly で短縮した URL が公開されなくなる。

SnapCrab_No-1482

 

ブックマークレットの設定

bit.ly には読んでいるページをシェアするためのブックマークレットが用意されている。

より、 +bitmark の画像をブックマークツールバーにドラッグした。

SnapCrab_No-1481

このブックマークレットの利点は、選択した文章をダブルクォーテーションで囲んで引用してくれること。

 

ブックマークレットの使い方

例えば、以下のページにおいて、引用したい文章を選択したとする。

SnapCrab_No-1475

ここで +bitmark のブックマークレットを押すと、ダイアログが表示されるので、Share ボタンを押す。

SnapCrab_No-1476

ダイアログが SHARE TO… に変化すると、先ほど選択した文章がツイートする内容が書かれたフィールドにダブルクォーテーションで囲まれて入力されている。SnapCrab_No-1474

この先頭にコメントを入れることにより、

コメント / “ここに引用したい文章” URL

というツイートができる。最後に Tweet ボタンを押して投稿。

今後は Twitter Cards が公式のやり方して活用されると思うが、今はこの方法で行くことにした。

2014年9月13日土曜日

TweetDeck が起動しなくなった場合に削除するフォルダ

Twitter のデスクトップクライアントとして使っている TweetDeck が起動しなくなった。 (+_+)

SnapCrab_No-1461

いつまで経っても、画面中央にくるくると読み込み中のマークが表示されている。

これに対して、以下のフォルダを削除した。

  • %APPDATA%\..\Local\twitter\TweetDeck

これにより、TweetDeck の初期画面が表示されるようになり、ログインすることができるようになった。

SnapCrab_No-1466

もし、これでめダメな場合、TweetDeck より、インストーラーをダウンロードし、TweetDeck をアンインストールする。その後、上記のフォルダを削除し、再インストールをする。

2014年9月11日木曜日

Linux を USB メモリから起動してデータを救出 - UNetbootin でお手軽に作成

1. USB メモリから Linux を起動するにはブートローダが必要

1 台の PC が突然壊れた。OS が起動しなくなり、リカバリをしなければならない。(+_+)

その前にデータを救出するために、Linux の Live CD を作ることにした。しかし、ちょうど手持ちの DVD-R, CD-R が切れていたので、USB メモリを利用して Linux を起動することにした。

Live CD を DVD ドライブから起動する場合、特に何も考えることはない。OS の ISOイメージを DVD-R に焼き、BIOS で DVD ドライブからブートするように設定するだけ。

これに対して、USB メモリから Linux を起動する場合、ブートローダを設定する必要がある。

1CD LinuxをUSBメモリから起動するには - @IT によると、

まず、SYSLINUXというブートローダをhttp://syslinux.zytor.com/からダウンロードする。SYSLINUXは、フロッピーメディア用として開発されたブートローダだが、USBメモリにもインストール可能だ。

ブートローダとは、OS をメモリ上に読み込む役割を持つ小さなプログラムのこと。

 ブートローダ – Wikipedia によると、

多くのコンピュータシステムでは、メモリ(ROMまたはRAM)上の実行コードだけを実行できる。しかし、最近のオペレーティングシステムはハードディスクドライブLive CDフラッシュメモリUSBメモリなど)に格納されている。つまり、コンピュータの電源を入れた直後、メモリ上にはオペレーティングシステムは存在しない。

コンピュータのハードウェアだけではオペレーティングシステムがやっているような複雑なことはできないので、ディスクから任意のプログラムをロードするというようなことはできない。ここで『オペレーティングシステムをメモリにロードするためには、オペレーティングシステムがメモリに存在していなければならない』というパラドックスが生じる。

このパラドックスの解決法は、ブートローダ(またはブートストラップローダ)と呼ばれるROM上にある特殊な小さいプログラムを使うことである。このプログラムはオペレーティングシステムの全ての機能を持っているわけではないが、オペレーティングシステムをロードして起動するための別のプログラムをロードするには十分な機能を持っている。

ブートローダの一種である SYSLINUX – Wikipedia は、

SYSLINUX は軽量なブートローダで、主にLinuxカーネルを起動するために使用される。

HDDにインストールされたLinuxの起動にSYSLINUXを用いる例は少ない。なぜなら、Linuxは通常FATファイルシステムにはインストールされないからである。いっぽう、起動ディスクやレスキューディスク、Live USB、そのほか軽量システムのブートにはよく利用されている。

DVD-R で起動する方法と比べると面倒だなぁ。。 (@_@;

 

2. UNetbootin で USB メモリに OS をインストール

SnapCrab_No-1453これに対して、UNetbootin は、OS のダウンロードから、ブートローダの設定まで一括で面倒を見てくれる。

窓の杜 - 【REVIEW】さまざまなOSのインストール“USBメモリ”を手軽に作成できる「UNetbootin」 によると、

「UNetbootin」は、さまざまなOSのインストールパッケージをWebから取得してUSBメモリなどの外部メディアに書き込み、起動可能なインストールメディアを作成できるソフト。 …

利用方法は簡単で、OSの種類とバージョンを指定するだけ。あとは本ソフトが自動でインストールパッケージをWebから取得し、USBメモリなどの外部メディアに書き込んで、起動可能なインストールメディアを作成してくれる。

cf. UNetbootinでUSBメモリから起動可能(ブータブル)なLinuxを簡単・手軽に作成できた記録 – WHOOMS

特徴は、UNetbootin – Wikipedia によると、

  • クロスプラットフォーム(Windows、Linux、Mac OS X)である。
  • SYSLINUXを用いた非破壊的な(デバイスをフォーマットしない)インストールが可能である。
  • 主要なLinuxディストリビューションをサポート。例えばUbuntuFedoraopenSUSECentOSDebianGentooLinux MintArch LinuxMandrivaMEPISSlackwareをサポート。それ以外にもFreeDOSFreeBSDNetBSDにも対応している。
  • Ophcrack英語版)やBackTrack等のシステムユーティリティをロード可能。
  • 他のOSでも、ダウンロードしたISOイメージやフロッピーディスク、ハードディスクのディスクイメージから起動可能。
  • 全てのリムーバブルデバイスを自動的に認識。
  • リブートしてもLive USB上で書きこまれたファイルを維持する機能に対応(この機能はUbuntuのみ)

最初に USB メモリを Windows 上でフォーマットした。形式は FAT32 。

SnapCrab_No-1452

もし、この後、上手く USB でブートできない場合、クイック フォーマットのオプションを外す。

UNetbootin より、Windows 用をダウロードして、実行。

SnapCrab_No-1447

今回、動作の軽い Lubuntu を選択。インストール先の USB メモリを選択して、OK ボタンを押す。

SnapCrab_No-1449

後は放っておけば、ブートローダまでインストールしてくれる。

SnapCrab_No-1451

準備が整ったので、データを救出したい PC に USB メモリを挿し、起動。

BIOS 画面で USB メモリからブートできるように設定。(USB メモリの選択は、ハードディスクの設定の中でプライオリティを変更した。)

Lubuntu の起動後は、別の USB メモリを挿し、データをコピーした。

 

参考記事