1. Firefox で SPDY を有効化
Firefox 11 は、SPDY プロトコルに対応している。Firefox 11.0 リリースノート によると、
ページの読み込みを高速化する SPDY プロトコルに対応し、開発者がテストできるようになりました。(Bug 528288)
ただし、デフォルトで SPDY は無効になっている。将来は、デフォルトで有効になりそう。
「Firefox 13」の「Aurora」版が公開--「SPDY」がデフォルトでオンに - CNET Japan
米国時間3月19日に公開された「Firefox 13」初となる「Aurora」版で、「SPDY」プロトコルがデフォルトでオンにされたのだ。これはSPDYを「Firefox」に搭載するための4カ月以上にわたる取り組みの集大成と言える。
Configuration Mania
Firefox では、Configuration Mania を使い、SPDY を有効にできる。
Configuration Mania の設定より、
- HTTP ネットワーク > 接続
にける「SPDYプロトコルを有効にする」にチェックを入れる。
2. SPDY indicator で見分ける
SPDY プロトコルが使われているサイトを見分けるには、アドオンを利用する。
Twitter、Google提案のSPDYプロトコルを導入 | マイナビニュース によると、
TwitterがSPDYで通信しているかどうかは、SPDYを観測する拡張機能を入れることで確認できる。ChromeはChrome SPDY indicatorを、FirefoxはSPDY indicatorをインストールする。この拡張機能はいずれもSPDYで通信した際に、アドレスバーにグリーンの稲妻アイコンが表示されるようになっている。
3. SPDY は SSL の上にセッションレイヤーを追加する
SPDY の読み方は、SPDY - Wikipedia によると、
SPDY (pronounced speedy)[1]
スピーディー。
SPDY プロトコルとは、Google提唱の新プロトコル「SPDY」とは--SPDYで変わること、変わらないこと - builder によると、
SPDYは2010年に発表され、2011年前半にはブラウザのChromeに実装され、一般のユーザーでも利用できるようになった。…
SPDYではHTTPのアプリケーションレイヤーとTCPトランスポートレイヤーの間に新しいセッションレイヤー(フレーミングレイヤー)を割り込ませてデータの流れをコントロールする。…
TCPとHTTPの橋渡しとなるSPDYのセッションでは、次のような機能が実現される。
- 1つのSPDY接続で同時に複数のリクエストを受け付けることができる。リクエスト数に上限はない。
- クライアントはリクエストに優先度を付けることができる。
- ヘッダはデフォルトで圧縮され、不要なヘッダは削除される。
- サーバプッシュ通信(クライアントからのリクエストを待たずに、サーバ側からデータを送信すること)をサポートする。
SPDY: An experimental protocol for a faster web - The Chromium Projects
SPDY adds a session layer atop of SSL that allows for multiple concurrent, interleaved streams over a single TCP connection.
通信プロトコルについては、以下を参照。
サーバとしては、InfoQ: JettyがSPDYをサポート(2012年3月26日)
Jettyはバージョン7.6.2のリリースで、SPDY™プロトコルをサポートした。当初はバージョン8.2向けに実装されていたが、7.6.2と8.1.2に後方移植された。また、JettyとHightideアプリケーションサーバの今後のバージョンでもサポートされる予定だ。
SPDY™は次世代のHTTP接続向けトランスポートレイヤであり、デフォルトではGoogle Chromeで利用できる。また、Firefox 11ではコンフィグを設定すると有効になる。まだ標準化されていないが、IETFへhttpbisワーキンググループのドラフトとして提案されている。多くのGoogleのサービスはSPDY経由で利用できる。また、一般的なウェブサイトにもSPDYをサポートしているサイト(such as WebtideやTwitterなど)がある。
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