2010年7月26日月曜日

Dropbox でファイルを共有する場合、パスの記述に環境変数を利用する

Windows において Dropbox でファイルを共有している。共有しているファイルへのパスを文書中に記述し、ファイルの所在に関する情報も共有しておきたい。

例えば、`テスト.txt’ が以下の場所に置いてあるとする。

C:\Users\ユーザ名\Documents\My Dropbox\テスト.txt

このパスを何処かへ書いておき共有しようとしても、ユーザ名や Windows のバージョンによって絶対パスが異なるため、このままでは適切にリソースを指し示すことができない。

 

環境変数の設定

「コンピュータ > プロパティ > システムの詳細設定 > 詳細設定 > 環境変数」で、Dropbox のあるフォルダの位置を環境変数として設定しておく。

環境変数ダイアログにおいて、新規ボタンを押してユーザ変数を追加。「変数名」は適当に

DROPBOX

とした。

変数値」は、Windowsの環境変数 によると、

USERPROFILE
現在のユーザのユーザプロファイルフォルダのパス名が設定されている。例: C:\Documents and Settings\%USERNAME%

よって、Windows Vista の場合、
%USERPROFILE%\Documents\My Dropbox
Windows xp の場合、
%USERPROFILE%\My Documents\My Dropbox

とする。

環境変数を確認するにはコマンドプロンプトで、

echo %DROPBOX%

により表示。

 

ショートカットキーで素早く開く

設定をしたら、Dropbox 上に置いてあるフォルダを指し示すのに以下の形式で文書中に記述できる。

%DROPBOX%\フォルダ名

フォルダを開くには

  1. 上記文字列をコピーし、
  2. Windows キー + R で 「ファイル名を指定して実行」ダイアログを表示させ、
  3. ペーストして OK バタンを押せば、

素早く目的のものに到達する。