2009年8月20日木曜日

オールステンレス一体構造の包丁 - GLOBAL

家の包丁が相当切れなくなってきた。砥石を買って研いでいた当初はそれなりに切れ味が戻った。しかし、もう素人ではどうにもならないレベル。。。 (+_+)

 

電動砥ぎ器

たまたま買物に行ったとき、京セラの電動砥ぎ器「ファインシャープナー」の宣伝ビデオを見て物欲がメラメラと。 (@_@)

「ファインシャープナー」は、耐摩耗性に優れたファインセラミックス製の砥石が1秒間に150回以上振動する音波振動により、素早く簡単に刃物を鋭く研ぐことができる、金属刃物用の電動研ぎ器です。

(毎秒150回以上振動するファインセラミック砥石で、刃物のお手入れが簡単に、 京セラ初の電動研ぎ器「ファインシャープナー」新発売 | ニュースリリース | 京セラ より)

しかし、砥ぎ器で切れ味が復活するかわからなかったので、今回は新しく買い換えることに。

 

木屋、正広の包丁

今使っているのは 木屋 の包丁。 木屋ホームページ によると、

刃物の木屋の創業は寛政四年四月とされています。

というように歴史が長い。母曰く「悪くない包丁なので、ちゃんと砥げば良く切れるようになる」と。刃の部分の長さは 16 cm と小振り。長年使っていてメンテナンスが行き届いていないので、刃の一部がやや凹んでいる。研いで切れるようにならないのも致し方なし。 ^^;

もう一つ通販で買ったという正広 の包丁があるのだけれど、こちらは刃の部分が 20 cm くらいあり、小さな母の手では扱いづらい。自分はこれくらい大きい方が重くて使いやすい。 (cf. 正広・本刃付け万能包丁(ペティナイフつき) :: 火曜だよ、通販生活)

【株式会社マサヒロ】 |会社案内| によると、

当社は刃物で有名な岐阜県関市にあります。
関市は古くは刀都と呼ばれ、刀鍛冶で750余年の伝統があります。その技術を今日に伝え、現在包丁の生産量は全国の約60%を占めています

 

新潟の金属加工技術

ところで、包丁で有名なところはどこだろう? 日本国内の主な生産地 によると、

右記は経済産業大臣指定伝統的工芸品の名称

新潟と言えば、iPod の金属の加工をしいてるメーカーがあると友人から聞いたことがある。

上記の新潟県「燕市」は、CiNii -  地域貢献としての新潟・金属加工市構想(一般講演2) によると、

… 燕金属加工業は、過去300年以上にわたっていろいろの社会情勢の変化に翻弄されてきたが、その都度団結して新たな技術、新たな製品分野に果敢にチャレンジし、それを克服し発展してきたのである。現実に燕市の事業所は約80%が金属加工業関連であることは、それをよく物語っている。

(p21, 太字は引用者による)

アクセサリーを作るときのペンチのような形をした「やっとこ」も、新潟の ANEX の製品が良いそうだ。なんでも「安物と違い精密で、しっかりと挟むことができる。これ以外は使いたくない」らしい。(cf. ピンセット&クラフトツール 製品紹介 │ ANEX - 総合ドライバーメーカー株式会社兼古製作所)

 

GLOBAL

ここまで来ると、今回は新潟の包丁が欲しくなってきた。ちなみにどこのメーカーが有名なのかと聞いてみたら、吉田金属工業株式会社 | GLOBAL(グローバル)包丁 が良いらしい。

 YOSHIKIN | YOSHIKINとは? によると、

… テーブルナイフで培ったノウハウを活かして、オールステンレス一体構造包丁の「GLOBAL」を世に送り出すに至りました。現在では数十カ国に市場を拡大、世界のシェフに高い評価と支持を受けています。

(太字は引用者による)

オールステンレスなので衛生面から見ても良さげ。家の包丁、持つところが結構汚ない。 (+_+)

YOSHIKIN | モノ造りへのこだわり を見ると、

刃付け
GLOBALの断面を見るとハマグリ型をしています。峰から刃先に向かって直線的に鋭くなるのではなく、緩やかなカーブを描きます。切れ味は鋭く、切った物の刃離れがよくなります

(太字は引用者による)

こういう工夫も興味深い。

楽天でよく売れているショップの評価を見たら、

レビュー総数が 211 件もあるのに 4.79 と非常に評価が高い。

 

三徳包丁

後はどのタイプの包丁にするかが問題。YOSHIKIN | 製品紹介:GLOBAL Gシリーズ を見ると非常にたくさんの種類があるのがわかる。この中で買うとしたら「牛刀・文化・三徳」のいずれか。

 

 

 

 

 

 

 

 

今使っている包丁に一番良く似ているのが「三徳」で、名前も万能な感じがするのでこれにした。

     

早速購入。ステンレス一体構造なのでカッコイイ。 ^^

最初に梨をむいてみた。さすがに切れ味がいい。また、切った梨の表面がつるっとしていた。気のせいかと思い、以前の包丁を使ってみると、表面がざらざらしている。これがハマグリ型の威力なのだろうか?

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次にじゃが芋をむいてみた。すーっと皮が切れる。滑らか。梨をむいたときよりも、じゃが芋の方が包丁の切れ味が良いのを実感した。 ^^

ただし、この包丁、以前のものと比べると幅がある。自分の手も大きくないので、果物をむくとき、普通に柄を握ると使いにくかったので、柄は中指までで持ってむいている。やはり、専用のナイフを買うべきか。^^;

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セットで買ってもよかったかも。