1. Windows 10 にアップグレードすべきか ?
数年間、Windows 7 を利用していた。今では最も馴染がある OS。
これに対して、Windows 8 は UI が取っ付きにくそうだったので、アップグレードを見送った。
そこへ、Windows 10 無償アップグレードの到来。さて、どうしよう。(@_@ … と迷った末、好奇心に抗えず、リリースされて間もなくアップグレードした。
最初に感じたことは、動作が軽く、Windows 7 よりもメモリ管理が優れていること。Windows 7 でメモリが限界な状況にあっても、Windows 10 では 60% くらいのメモリ使用量だった。
しかし、残念ながら、11月の大型アップデート Threshold 2 を待たずして、OS のクリーンインストールを余儀なくされてた。このとき、Windows 10 の「初期化」すら受け付けてくれない状態になった。(T_T
やはり、数年以上使用している PC には、クリーンインスールすることが望ましかったようだ。
a. Windows 7 のサポート終了日
Windows 10 へのアップグレードが可能になった当初、サポートが切れるギリギリまで Windows 7 を使い続けるつもりだった。
しかし、Windows 7 メインストリーム サポート終了のお知らせ – Microsoft によると、現在、メインストリームサポートは修了し、延長サポートに突入している。
b. Windows 10 は 7 よりメモリ管理が優れているようだ
Windows 7 の「延長サポートの終了」は 2020.1.14。サポート終了まで、まだまだ期間がある。このままの状態を保つべきか、それとも、Windows 10 へ移行すべきか悩んだ。
Windows 7 の動作は、年を経るごとに緩慢になっている。メモリを 16G 搭載しているが、ブラウザでタブをたくさん開いただけでメモリ使用量が 90% を超えてしまう。
もし、Windows 10 でこの状態が改善されるようなら、アップグレードすることに価値はあると思った。結果、前述した通り、メモリ使用量で悩まされなくなった。
2. 期間限定アップグレードと MS の戦略は?
a. 1年間の期間限定後のアップグレード?
さて、Windows 10 リリース日は、
2015年7月29日
Windows 10 は 1年間の期間限定で無料でアップグレードできる。その後はどうなってしまうのだろうか?
ニュース - 「Windows 10」へのアップグレードは1年間無償、Windows 7以降から:ITpro (2015/01/22) によると、
米Microsoftは現地時間2015年1月21日、次期Windows「Windows 10」に関するイベントを開催し、リリース後1年間は「Windows 7」「Windows 8.1」「Windows Phone 8.1」から無償でアップグレードできるようにすると発表した。
無料でアップグレードできる期間が終った後、もし、Windows 10 を新規インストールしたくなったら、どうすればいいのだろうか?
MS幹部、「Windows 10」無料アップデート期間終了後の料金は「分からない」 - CNET Japan (2015/05/01) によると、
最初の1年が経過した後、Windows10はどのように入手すればよいのだろうか。この点についてBelfiore氏は、サンフランシスコで開催中のMicrosoft年次開発者カンファレンス「Build 2015」の報道機関向けイベントで、「分からない」と述べた。
うーん。。(@_@;
これに対して、アップグレード後の Windows 10 再インストールについて - マイクロソフト コミュニティ (2015/6/22) によると、
Q:Windows 10 に無償アップグレードした後、Windows 10 をクリーンインストールするにはどうすればいいですか?
A:無償アップグレードを利用し、一度、あなたのデバイスを Windows 10 にアップグレードして自動オンライン認証を行えば、無償アップグレード提供の期間中および期間終了後に、そのデバイスにアップグレードした時と同じエディションの Windows 10 をクリーンインストール (すなわち、メディアからブートして Windows 10 をインストールすること) が可能になります。Windows 10 を購入したり、アップグレード前のバージョンの Windows に戻したりする必要はありません。
ただし、気をつける点は、
Q:Windows 10 デバイスのハードウェア構成を変更すると、何が起こりますか?
A:Windows 10 デバイスのハードウェアの構成を変更した場合 (例えば、マザーボードの交換など)、そのデバイスの Windows の再認証が必要になると考えられます。これは以前のバージョンの Windows (Windows 7 や 8.1 など) と同様の動作です。無償アップグレードでは、このようなハードウェア変更の認証リセットのシナリオは Windows 10 の認証に適用されません。
ということは、新しく PC 組み立てたときには、Windows 10 を購入する必要があるってことかな?
b. Windows as a Service
ところで、昨今の MS 凋落ぶりを見ると、Windows 10 で起死回生を狙っていることは間違いない。この流れで OS が格安になることを願うばかり。
News & Trend - 止まらぬWindows無償化の流れ、「10」で巻き返しを図るマイクロソフト:ITpro (2015/01/23) によると、
日本マイクロソフトによると、「デバイスのサポート期間中であれば、メジャーアップデートに相当する場合でも無償で最新の機能を提供する見込み」という。これは同社がOSのメジャーアップデートによる収入を捨ててでも、Windows 10への移行を進めたいとする意向の表れだ。ナデラCEOはこの戦略を「Windows as a Service」と称した。
~インストールから設定・活用まで~ すべてが分かるWindows 10大百科 (1) Windows 10大百科 - 目次 | マイナビニュース (2015/07/29)
Microsoftが本気でWindows 10をプラットフォーム化もしくはサービス化するのであれば、完全無償化という選択肢もあり得るが、現実的には新規インストール用のパッケージを別途用意するのが妥当だろう。さらにその後はOffice 365のようなサブスクリプション制を選択する可能性も拭い切れない。
だが、これらの不安に関してOSG(Operating Systems Group)FundamentalsチームのエンジニアリングジェネラルマネージャーGabriel Aul氏は、Twitterで「年会費は必要ない」と噂を否定している。
ストアアプリで収益を上げることを考えているようだが、本当にできるのだろうか?
5分でわかる!Windows 10【新機能 発売時期 価格 無償アップグレード 発売日 変更点 - NAVER まとめ によると、
"今後は、Windows の更新料より、Windows ストアの
アプリや映画、音楽の販売で利益を確保していくようです。"
c. 金融機関で使う場合、ちょっと気をつける
Windows 10 へアップグレードした場合、MS において今後デフォルトのブラウザとなる Microsoft Edge の使用は慎重になった方が良い。
一部銀行、Windows 10へのアップグレード「控えて」 - ITmedia ニュース (2015年07月29日) によると、
ネット専業のジャパンネット銀行やソニー銀行は、Windows 10は「推奨環境ではない」とし、一部機能が使えない可能性があると告知。住信SBIネット銀行は「プレビュー版で動作確認しているが、一部で正しく動作しない機能がある」とし、「Internet Explorer 11」で利用するかアップグレードを控えるよう呼び掛けている。
Norton Antivirus、Microsoft Edgeを使わないようユーザーに促す | スラド セキュリティ (2015年07月27日)
Norton Antivirusではブラウザーの拡張機能を使用して危険なWebサイトをフィルターし、ユーザーを保護する。しかし、現在のEdgeでは拡張機能がサポートされていないので、十分な保護機能が提供できないのだという。
まあ、そもそも、ブラウザは Firefox と Google Chrome しか使わないから、自分には関係ないけれど。
なお、自分が Windows 10 にアップグレードしたのは、半年ほど前だから、今では状況が変っているようだ。
3. Windows 10 にアップグレードした
a. アップグレードする前に必ずバックアップしておく
Windows 10 にアップグレードする前に、
このひと手間を惜しまなかったため、サブ PC のデータが消えずに済んだ。
b. インストール用の DVD を作成する
次に、Windows 10 のアップグレード用のファイルをダウンロード。サブ PC もアップグレードするために、Windows 10 のイメージファイルを DVD-R に焼いておく。
ニュース - Windows 10のISOファイル公開。手動ですぐにアップグレード可能:ITpro によると、
手動でインストールするためのツールが、同社の「Windows 10のダウンロード」というページ(図1)に用意されている。「ツールを今すぐダウンロード」というボタンをクリックして専用ツールをダウンロードし、これを実行すると、セットアップウィザードが起動する(図2)。
上記のファイルを実行し、「他の PC 用にインストール メディアを作る」を選択する。
言語、エディション、アーキテクチャを選択。(現在は「この PC におすすめのオプションを使う」を選択しておけば良い。)
使用するメディアでは、ISO ファイルを選択すると、Windows 10 のダウンロードが始まる。
ダウンロードが完了したら、「DVD 書き込み用ドライブを開く」を実行する。
後は、Windows 10 にアップグレードする。
この後、設定がリセットされたり、慣れない操作に戸惑いながら、最終的にトラブルに見舞われ、クリーンインストールを余儀なくされた。。