1. Switcher でウィンドウのサムネイルを表示する問題点
Mac の Expose のように、ウィンドウを一覧表示にするアプリケーションとして Switcher を利用していた。
Switcher の問題点は動作が不安定なこと。マウスを画面の隅に移動させたときに Switcher が起動する設定しても動作しないことがある。
Switcher History を見ると、最終的なリリースが 7 年前。
2007-10-28: Released 2.0.0.2705.
使い勝手の面で不便な点は、アプリケーション単位のウィンドウ一覧を表示するショートカットキーを設定できないこと。全てのウィンドウを一覧した後に、対象のアプリケーションを絞りこまなければならない。
アプリケーション単位のウィンドウ一覧は、Windows 7 Taskbar Thumbnail Customizer を使えばカスタマイズできる。ただし、サムネイルの表示が小さいので、Expose と比べると視認性が劣る。
2. シンプルな使い勝手の SmallWindows に乗り換えた
Expose と同じような機能を持つアプリケーションはいくつかある。
- 「全ウィンドウを縮小表示して一覧」などMac風のウィンドウ管理ができるWindows用ツール
- Mission Control / Expose Clone W7
- WindowsにもExposéライクな機能を「SmallWindows」
この中から商用でなく、ウィンドウ一覧に機能が絞られた SmallWindows を使うことにした。
a. マウスとキーボードショートカートキーの設定
SmallWindows を起動すると、タスクトレイにアイコンが表示される。
- アイコンを右クリック > Settings
を選択すると設定画面が表示される。
最初にマウスを画面の隅に移動すると、ウィンドウ一覧を表示する設定を行った。Hot-zone の欄において、
- 画面左上隅 : 「すべてのウィンドウ一覧」を表示するために ALL を選択。
- 画面右上隅 : 「アクティブなアプリケーションのウィンドウ一覧」を表示をするために Related を選択。
次にキーボードショートカットキーを設定した。Hotkey Activation の欄において、
- 「すべてのウィンドウ一覧」を表示するために Miniature All: Alt + C を設定。
- 「アクティブなアプリケーションのウィンドウ一覧」を表示をするために Miniature Related: Alt + X を設定。
その他に、ウィンドウ一覧から対象のウィンドウを選択するとき、ズームしてほしくなかったので、Zoom windows when miniaturized のチェックを外しておいた。
b. SmallWindows の使い方
- 上記で設定したマウスやキーボードショートカットキーにより、SmallWindows を起動する。
- ウィンドウ一覧が表示された後、マウスで対象のウィンドウを選択する。もしくは、ウィンドウの左下隅に表示された数字をキーボードから入力する。
ただし、最小化しているウィンドウのサムネイルは表示されない。この仕様を上手く利用して、ウィンドウ一覧から選択すると良い。
ウィンドウ一覧が表示されているときに、数字以外のキーを入力すると、ウィンドウタイトルの検索フィールドが表示される。ここに文字を入力するとウィンドウが絞りこまれ、その後、Enter キーを押すと選択できる。
c. Rainmeter とマウスオーバーを併用している場合
Rainmeter のサイドバーを利用していてRainmeter のサイドバーを利用していて、マウスオーバーでウィンドウをアクティブにする設定している場合、画面右隅にマウスを移動させると、Rainmeter のサイドバーがアクティブになった後に、SmallWindows が起動してしまう。
この場合、Rainmeter のサイドバーを使わないようにする。
3. 仮想デスクトップ Dexpot と併用
SmallWindows は画面上のウィンドウを俯瞰できる。このアプリケーションと仮想デスクトップを利用するための Dexpot を併用すると、たくさんのウィンドウをストレスなく扱えるようになる。
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