1. Flash Player をデフォルトでブロックしたい
Firefox 22.0 がリリースされた。以前より明らかに動作が軽くなった。 ^^
しかし、残念なことに、Adobe Flash Player 11.7.700.224 との相性を確認したところ、相変わらず「ウィンドウが非アクティブ」になる現象が生じる。そのため、「保護モード」を無効にして Flash Player を利用せざるを得ない。問題の生じない過去のバージョンを使用したいけれど、もうすぐサポートが打ち切られてしまう。
そこで、Flash Player を利用したサイトが下火になって現在、デフォルトで Flash Player をブロックすることにした。
2. Click to Play で「プラグイン」の読込みをコントロールする
Flash Player をブロックする定番のアドオンと言えば、
これに対して、Firefox 14 から `Click to Play’ と呼ばれる、プラグインの読み込みをコントロールする機能が実装されている。
Firefox、プラグイン向けに「click-to-play plugins」を実装 | 開発・SE | マイナビニュース
「click-to-play plugins」は、Firefoxのプラグインを制御する機能。この機能はすでにFirefoxのナイトリーチャンネル(Firefox 14)に導入されているという。
この機能はFirefox 14に実装されているが、標準では無効となっている。有効にするには、アドレスバーで「about:config」を入力し、オプション「
plugin.click_to_playplugins.click_to_play」のvalue値をfalseからtrueにする必要がある。(訂正は引用者による)
古い Flash Player は、Click to Play の対象となっている。
Mozilla、「Adobe Flash Player」の旧バージョンを“Click-to-Play”の対象に - 窓の杜
今回無効化されたのは「Adobe Flash Player 10.2」以前の古いバージョンで、既知の脆弱性が存在するかどうかに関わらず“Click to Play”機能が有効になる。
Flashblock と違い、Click to Play は全てのプラグインをコントロールの対象としている。
プラグインのコントロールはユーザの手に | Mozilla Japan ブログ
Mozilla は、Flash、Java、Silverlight など、サードパーティ製のプラグインを Firefox で読み込む方法を変更します。この変更は Firefox のパフォーマンスと安定性の向上に役立ち、セキュリティ上も大きなメリットがある一方、プラグインに対するユーザのコントールをより強化することができます。…
設計が不十分なサードパーティ製プラグインは、Firefox がクラッシュする最大の原因であり、ユーザの Web 体験を著しく損なうことがあります。このような状況は、プラグインのロードやアンロード中の一時的な停止、Web サイト閲覧中にメモリ使用率が高くなったとき、その他、予期しない Firefox のクラッシュが生じたときによく見られます。
about:config で設定する方法
最新バージョンの Flash Player も対象にするには、Click to Play を有効にする必要がある。
- ロケーションバーで about:config を入力
- plugins.click_to_play を検索
- 「値」ダブルクリックして、false から true に変更
Click to Play を有効にしたときの表示
Click to Play を有効にすると、プラグインを必要とするサイトでは、ロケーションバーの左側に「ブロックの形をアイコン」が表示される。
例えば、Youtube の動画にアクセスすると、ロケーションバーの左側にブロックの形をしたアイコンが表示される。
プラグインを有効にしたい場合は、「ブロックの形をしたアイコン」クリック。
- 一時的に有効にしたい場合、表示された吹き出しに表示される「有効化」ボタンを押す。
- 永続的に有効にしたい場合、「すべてのプラグインを有効化」ボタンを押し、「このサイトでは常にプラグインを有効にする」を選択する。
もしくは、一時的に有効にしたい場合、ブロックされたプラグインが表示するコンテンツの中に表示される「再生ボタン」をクリックする。
3. Click to Play を管理するアドオン
about:config の設定は面倒であるし、ブロックしたサイトを管理できない。そこで、お手軽に Click to Play のオン・オフを切り替え、ホワイトリストを管理するためのアドオンを利用することにした。
インストールしたのは、以下の2つのアドオン。
- Switch plugins.click_to_play : Click to Play のオン・オフを切り替える。
- Click-to-Play Manager : ホワイトリストを管理する。
Switch plugins.click_to_play
Switch plugins.click_to_play をインストールすると、アドオンバーにアイコンが表示される。
このアイコンをクリックすると、Click to Play のオン・オフを切り替えることができる。
アイコンに「矢印」が表示されているとき、Click to Play が有効となる。もう一度クリックすると、「矢印」が消え、Click to Play が無効になる。
Click-to-Play Manager
Click-to-Play Manager を併用すると、ブロックしたサイトを管理することができる。
- メニューより、ツール > Click-to-Play Manager
を選択すると、現在、許可されている「ドメイン」と「プラグイン」の一覧が表示される。
許可してあったドメインをブロックしたい場合、対象を選択し、Remove ボタンを押す。
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