2015年3月23日月曜日

RAMDA で OS 管理外のメモリ領域を RAM ディスクとして活用

1. 32 bit OS でメモリを有効活用したい

古いデスクトップPC には Windows 7 32 bit をインストールしてある。そして、無駄にメモリを 6G 積んでいたことをすっかり忘れてた。(+_+)

Windows TIPS:Windows OSでサポートされている最大物理メモリサイズは? - @IT によると、

多くの32bit Windows OSでは、OSの仕様上の制約により4Gbytes以上のメモリを利用できないが、実際のPCシステムではもっと少なく、… 3Gbytes程度までしか利用できない。

この理由は、4Gbytesのアドレス空間のうち、末尾の0.5Gbytes~1Gbytes程度が、グラフィックスデバイスなどによって占有されているためである。32bit Windows OSは物理アドレス空間の先頭から4Gbytesまでの領域しかアクセスできないので、このようになる。

 

2. RAMDA でOS管理外領域を RAMディスクに割当てる

RAMDA は、OS の管理外にあるメモリ領域を RAM ディスクとして活用できる。

窓の杜 - 【NEWS】電机本舗、無償で使えるRAMディスク作成ソフト「RAMDA」v1.2を公開 によると、

… 64bit環境の“Home Premium”エディションを利用している場合に、16GBを超えたメモリをOS管理外メモリとして活用できる機能が追加されているほか、32bit環境のOS管理外領域へRAMディスクとして割り当てられるメモリが最大32GBに拡張されている。

dnki.co.jp より、アンケートに答え、RAMDA をダウンロードし、インストールして、再起動。

RAMDA を起動し、RAM ディスク基本設定において、

  • J ドライブ指定 (コンピュータの直下を確認して、利用されてないドライブレターを選択すること)
  • 2048 MB (サイズ)
  • RAM-DISK の自動保存/リロードにおいて、以下にチェックを付けた。
    • リカバリ
    • バックアップ
    • Sync フォルダのみ, PC 終了時のみ

SnapCrab_No-0018

リカバリとバックアップの対象と、バックアップするタイミングは、保存したい対象の重要度によって決めれば良い。

 

a. PAE を有効化

次に、「高度な設定タブ」を開くと、PAE を有効にするよう促される。

SnapCrab_No-0014

PAE とは、物理アドレス拡張 – Wikipedia によると、

物理アドレス拡張(ぶつりあどれすかくちょう、Physical Address Extension)、略称、PAEインテル社のIA-32アーキテクチャで4GiB以上のメモリを扱う技術。

PAE の設定確認と、有効化の方法は以下の通り。

Windows7で物理アドレス拡張PAEが有効かどうかを確認する - 旧山pの楽しいお勉強生活 によると、

下の手順で、paeという項目を確認すればOK。
私の環境では項目自体が存在しませんでした。

1. スタートメニューをクリックします。
2. cmd<enter>と入力します。
3. コマンドプロンプトでbcdedit <enter>と入力します。
4. 「pae」という項目を確認します。

Windows OSでPAEを有効にするとNIソフトウェアがロードしない

物理アドレス拡張PAEを強制的に有効にする - @IT によると、

PAEを有効にするには、「bcdedit /set pae forceenable」を実行する。

 

b. OS管理外メモリの設定

PAE を有効にした後、RAMDA の「高度な設定」において、メモリの確保の仕方から「OS管理外メモリ」を選択。

ただし、OS管理外制御関連において、「OSに通知する」のチェックは付けない

OS管理外メモリ 12GBのRAM-DISKを作る「RAMDA」実験 | Windows 高速化,EeePC,ネットブック カスタマイズ・改造・便利なオプション紹介 によると、

RAMDAの設定を述べておく。
2000/XP系とVISTA/Windows7系ではかなり癖が違うようである。
OS管理外メモリの細かい設定はOSを確認し、OSごとに使える機能、使えない機能を誘導する必要があるようだ。
OS管理外メモリ時のオプション2つある。メモリの上限検出は文字通り、実装メモリの最大値を調べるもの。これは2000/XP系とVISTA /Windows7系のどちらでも使えそうである。問題は「OSに通知する」である。これはVISTA/Windows7系ではエラーになるようである。 OFFにする。これがポイントだ

SnapCrab_No-0010

設定後に再起動すると、RAMD-DRIVE (J:) が作成されたのが確認できる。

SnapCrab_No-0019

 

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