2012年10月23日火曜日

Dropbox 内のファイル・フォルダに対する操作が異常に遅い場合、アプリケーションデータを削除する

1. Dropbox 内のファイル・フォルダに対する操作が異常に遅い

SnapCrab_NoName_2012-10-23_10-24-45_No-00Dropbox が管理しているフォルダ内で、ファイルやフォルダを移動・コピー・削除すると反応が遅くなった。操作をしてから、数秒待たないと処理されない。ただし、Dropbox フォルダ以外の場所で同じ操作をしても全く問題ない。

Dropbox を再インストールしたが、反応速度は変らなかった。使っている Dropbox のバージョンは 1.4.17。Windows 7 64bit。

 

2. アプリケーションデータを削除する

DropBoxのせいでPCが重くなったときの対処法 | MONOSEN - iPhoneとガジェット時々Apple によると、Dropbox をアンインストールした後に、OS を再起動し、

通常であれば、C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application DataにDropBoxフォルダがあるのでフォルダごと削除します。

Dropbox が利用していたフォルダを削除した後に、再インストールする必要があるとのこと。

 

a. Windows 7 におけるアプリケーションデータの場所

Windows 7 の場合、

  • %AppData%\Dropbox

(C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Dropbox) フォルダを削除する。

%AppData% を開くには、Win キー + R で「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、名前フィールドに %AppData% を入力して OK ボタンを押す。

このフォルダを削除した後に Dropbox を起動すると、再び設定ファイルが作り直される。

What do I do if Dropbox is stuck syncing, won't launch, or reports an error? – Dropbox

On Windows Vista or Windows 7

  1. Quit Dropbox by right-clicking on the Dropbox menu from the system tray and selecting Exit
  2. Uninstall Dropbox and restart your computer
  3. In any Windows Explorer window (the program that you view files on your computer with), type or copy and paste the following code into the location bar at the top of the window and press return:
    %APPDATA%
    This will take you to your Application Data folder
  4. Move the folder named Dropbox to the recycle bin
  5. Reinstall Dropbox
  6. Restart Dropbox from Start > Program Files > Dropbox

Once Dropbox loads, the application will rebuild your settings files and you will be asked to relink to your account.

 

b. Unlocker で削除

SnapCrab_NoName_2012-10-23_10-30-21_No-00Dropbox のアプリケーションデータを削除するには、一度 OS を再起動する必要がある。しかし、面倒だったので Unlocker を利用して削除した。

一部削除できないフォルダがあったが、Dropbox を再インストールした後、Dropbox 内にあるファイル・フォルダを普通に操作できるようになった。

ただし、安全に操作を行いたい場合は、再起動してから %AppData%\Dropbox を削除したほうが良いだろう。

2012年10月13日土曜日

Comodo Internet Security の設定が壊れて、インターネットにアクセスできなくなった

1. ネットワークに接続されているが、インターネットにアクセスできない

突然、インターネットに接続できなくなった。

ブラウザにはサイトに接続できない旨が表示され、ネットに接続する他のアプリケーションも接続できないまま。しかし、ネットワークには接続できている。タスクトレイにあるインターネットアクセスの状態を確認したら、問題はない。

ただし、ファイアーウォールの状態を確認したら、いつもと状態が違った。

利用しているファイアーウォールは、Comodo Internet Security 。普段なら、タスクトレイに常住しているアイコンが見当たらない。そこで、タスクマネージャーを起動し、プロセスから cfp.exe を終了し、アプリケーションを再起動した。

アプリケーションを起動したら、

comodo firewall is being initialized...

と表示されたままだった。

 

2. 一度、別のConfiguration を選ぶ

これに対して、タスクトレイより、

  • Comodo のアイコンを右クリック > Configuration

において、COMODO – Firewall Security を選択した。

これにより、インターネットにアクセスするアプリケーションを起動すると、アプリケーションを許可するか選択するダイアログが表示されるようになった。

上記の設定は、COMODO を起動したら、More > Manage My Configuration からも行える。

ブラウザなどのアプリケーションが接続できなくなった理由は、ファイアーウォールの設定が何らかの原因でリセットされたからだったようだ。

この後、上記の Configuration を COMODO – Internet Security に戻しても、正常に動作した。

 

3. その他

ファイアーウォールとして、COMODO を4年前から使っている。

使い始めたときと比べると、機能とインタフェースが随分変わった。

COMODO Internet Security – Wikipedia によると、性能は今でも高く評価されているようだ。

アンチウイルスファイアウォール、Defence+と呼ばれるホスト型侵入防止システム(HIPS)の3つの機能を持つ。このDefence+の機能の一つとして、バージョン4.0からは未知のアプリケーションを隔離するサンドボックス機能を搭載している。…

Comodo Internet Securityは、Matousecによる「Proactive Security Challenge」テストにおいて現在第1位となっていて、このテストで使用される148種類のファイアウォールテストをすべてクリアしており、継続的に1位あるいは1位タイ(大抵の場合、相手はOnline Armorである)を達成している唯一のファイアウォール・侵入検知システムである。2008年6月にリリースされたバージョン3.14.13009は、3年以上経った今でもこのテストで100%を達成しており、同時期の競合製品の中で70%を超えた唯一の製品でもある

2012年10月12日金曜日

VirtualBox 4.2.0 で USB 機器を使うとスリープから復帰できないのでバージョン 4.0.XX を利用する

1. VirtualBox 4.2.0 で USB を利用すると、スリープから復帰できない

VirtualBox に USB 機器を割り当てると、ホスト OS をスリープさせた後、復帰できない。

利用している VirtualBox バージョンは、

環境は Windows 7 64bit 。

具体的には、VirtualBox の Windows XP 上で USB 接続のTVチューナーを使った場合、ホストOS をスリープさせると、スリープから復帰できず、電源が切れた状態となる。

スリープから復帰できなくなるのは、VirtualBox で起動する OS, USB 機器の種類を問わなかった。

追記(2013-10-13)VirtualBox 4.2.18 ではスリープから復帰できるようになっていた。アップデートに問題がでた場合、以下を参照。

 

USB 機器を外すと、スリープできる

ただし、VirtualBox から USB 機器の割り当てを取り除くと、スリープから正常に復帰できる。USB 機器の割り当てを解除するには、VirtualBox のメニューより、

  • デバイス > USBデバイス

において、利用している USB 機器 のチェックを外す。

SnapCrab_NoName_2012-10-12_2-0-49_No-00

 

2. VirtualBox 4.0.XX では問題ない

同じような現象が、以下で報告されており、

VirtualBox 4.0.XX を使えば、問題がないとのこと。

Download_Old_Builds – Oracle VM VirtualBox より、古いバージョンをダウンロードしてインストールした

これにより、上記の問題が解消された。

 

アップデートを無効にする

デフォルトでは、VirtualBox が定期的にアップデートを確認するので、これを無効にしておく。

VirtualBox のメニューより、

  • ファイル > 環境設定... > アップデート

において、「アップデートを確認」のチェックを外していおいた。

SnapCrab_Desktop_2012-11-12_9-10-10_No-00

 

3. その他

それにしても、USB 機器はデリケートだなぁ。

ちなみに、PC が落ちた原因をイベントビューアーで探ったけれど、よく分からなかった。

2012年10月9日火曜日

Virtual PC の XP モードを VirtualBox で動作させるために VMLite プラグインを利用する

1. Virtual PC の XP モードを VirtualBox で利用したい

SnapCrab_NoName_2012-10-9_21-34-51_No-00Windows Vista と XP を比較すると、XP の方が圧倒的に動作が軽い。

SnapCrab_NoName_2012-10-9_21-34-30_No-00仮想マシンである VirtualBox に Windows Vista をインストールしてみたら、Virtual PC で Windows XP を使う場合よりも反応が遅かった

自分の環境では Virtual PC と VirtualBox を同時に起動するとブルースクリーンとなってしまう。 Linux を VirtualBox で動作させているので、Virtual PC の XP モードを VirtualBox で利用したい。

 

2. VMLite プラグインを使い、VirtualBox で起動する

a. VMLiteWorkstationPluginSetup.exe を利用する

SnapCrab_NoName_2012-10-9_18-42-21_No-00Virtual PC の XP モード」を VirtualBox で利用するには、VMLite のプラグインを使う。

Windows7のXPモード代替環境 - チラシのうらによると、

VMLiteには2種類あります。
私はまずこれではまりました。
「VMLiteWorkstationSetup.exe」と「VMLiteWorkstationPluginSetup.exe」です。
「VMLiteWorkstationSetup.exe」は単独でXPモードが使えます。
しかし、USB機器がサポートされていません。

そこで、VMLiteWorkstationPluginSetup.exe を利用することにした。

最初に VMLite Home Page より、

をダウンロードする。ただし、予め Registration でユーザ登録する必要がある。

 

b. 古いバージョンの VirtualBox をインストールしておく

VMLiteWorkstationPluginSetup.exe を起動したら、VirtualBox が必要であるとの旨がダイアログで通知され、インストール作業を続けることができなかった。

SnapCrab_VMLite Workstation_2012-10-9_10-45-0_No-00

自分の環境には、VirtualBox 4.2 for Windows hosts x86/amd64 がインストールされている。

XPモード+VMLite+VirtualBoxを設定する 個人的な徒然日記。 によると、

・VirtualBoxのインストール
- VirtualBoxの最新が3.2.12だが,後述のVMLiteの対応の関係で
新しいバージョンではインストール出来ない.
-- 3.1.2をold versionから導入した

参考にした Install XP Mode with VirtualBox Using the VMLite Plugin - How-To Geek における VirtualBox のバージョンは 3.1.2 だった。

Install VirtualBox

Next you’ll need to install VirtualBox 3.1.2 or higher if it isn’t installed already.

そこで、Download_Old_Builds – Oracle VM VirtualBox より、古いバージョンの VirtualBox をダウンロードしてインストールした。これにより、既存の仮想マシンは起動しなくなったが、VMLiteWorkstationPluginSetup.exe をインストールすることはできた。

 

c. VMLite XP Mode を起動する

その後の作業は、Install VMLite XP Mode Plugin の說明にあるように、インストールウィザードに従い、デフォルトの設定でインストールする。設定をした項目は、Windows XP を起動するときのパスワードのみ。

VMLiteWorkstationPluginSetup.exe のインストールが終わると、

  • スタートメニューより、VMLite Workstation > VMLite XP Mode

を選択すると、Windows XP を起動できる。

SnapCrab_Oracle VM VirtualBox マネージャー_2012-10-9_13-27-14_No-00VirtualBox を起動すると、仮想マシンの一覧に VMLite XP Mode が追加された。

 

d. VirtualBox のバージョンを最新へ戻す

その後、VirtualBox を元のバージョンへ戻した。

ただし、USB 2.0 がサポートされるために、Downloads – Oracle VM VirtualBox より、

VirtualBox 4.2 Oracle VM VirtualBox Extension Pack All platforms

をインストールした。

 

関連記事

2012年10月8日月曜日

VirtualBox に CentOS をインストールして、Linux 標準教科書を学ぶ

1. Linux標準教科書で使われている CentOS を試す

Linux を体系的に学習するためのに最適な教科書がある。

LPI-Japanが「Linux標準教科書Ver2.0.0」の無償提供、新たにEPUBでも公開:ITpro によると、

LPI-Japanは2012年10月1日、「Linux標準教科書Ver2.0.0」の無償提供を開始した。実習例として利用するOSを従来のCentOS5.1からCentOS6.3に変更。

追記(2013/10/09)ニュース - 「Linuxセキュリティ標準教科書」、LPI-Japanが無償公開:ITpro (2013/10/02)

エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は2013年10月1日、「Linuxセキュリティ標準教科書」を無償公開した。… LPI-Japanはこれまでにも「Linux標準教科書」「Linuxサーバー構築標準教科書」「高信頼システム構築標準教科書」「オープンソースデータベース標準教科書」を無償公開している。

自分は、UNIX 系の本としては、

しか、まともに読んだことがないので、Linux標準教科書に目を通しておきたい。

LPIC – Wikipedia とは、Linux 技術者の認定資格のこと。LPI (Linux Professional Institute) が運営している。

LPICとは、Linux技術者認定を中立公正な立場で行うための特定非営利活動法人(NPO)であるLPI (Linux Professional Institute) によって運営されているLinux技術者の技術者認定資格の名称。「Linux Professional Institute Certification」の略であり、公式には「エルピック」と発音する。…

LPICの特徴として、ベンダー・メーカーに依存しない「中立」な資格であること、「世界規模」で実施されており、「世界最大」のLinux技術者認定資格であることを挙げている。

 

a. CentOS とは

SnapCrab_NoName_2012-10-8_2-20-56_No-00この教科書で使われている Linux のディストリビューション特徴は、レッドハット系で、サーバーの運用に向いた安定したバージョンをリリースすること。

CentOS – Wikipedia によると、

CentOS(セントオーエス)は、Red Hat Enterprise Linux(以下「RHEL」と呼ぶ)との完全互換を目指したフリーのLinuxディストリビューションである。…

CentOS という呼び名は「コミュニティベースで開発された、エンタープライズクラスのオペレーティングシステム」(Community ENTerprise Operating System)に由来する。…

最近では、大手レンタルサーバ会社の低価格プランで、FreeBSDUbuntuと共にCentOSが採用される事例が多数ある。…

CentOSはいわゆるRPM系Linuxに属しており、パッケージ管理システムとしてYumを採用している。…

サーバ用途を考慮したRHELのクローンであるため、メンテナンス更新期限はRHELと同じく約10年(CentOS 4以前は約7年)程度[4]と非常に長くなっている。

CentOSとは - はてなキーワード

Linuxディストリビューションとしては、先端的な面影はなく、安定性を重視した場合に向いている。

 

b. 他の Linux 系 OS との比較

これに対して、レッドハット系で更新が早く、最新バージョンのアプリケーションを積極的に取り込み、デスクトップ向けと言われるのが Fedora

レッドハット - Wikipedia

レッドハット(Red Hat)は、2012年現在最大手の、Linuxディストリビューションを製品として配付・サポートしている会社である。

オープンソースソフトウェアを利用したビジネスを展開しており、ソフトウェアライセンス料は無料、ソフトウェアのアップデート・アップグレード・保守サポート・バグデータなどを一体化したサブスクリプション(年間契約費)で販売する事業モデルで成長を続けている。

Fedora – Wikipedia

Fedora(フェドラ)は、レッドハットが支援するコミュニティー「Fedora Project」によって開発されている、RPMLinuxディストリビューションである。… Fedoraは、UbuntuopenSUSE同様、最新の技術を積極的に取り込むディストリビューションとして知られている。

レッドハット系のディストリビューションと双璧をなすのが Debian

Debian – Wikipedia

Debian(発音:[ˈdɛbiən] デビアン)またはDebian Projectは、ボランティアの集まりによってフリー/オープンオペレーティングシステム (OS) を作成しようとするプロジェクト。… 歴史が長く保守的なLinuxディストリビューションのDebian GNU/Linuxが最もよく知られている。

Debian も安定したバージョンをリリースする。Fedora に相当する、最新のアプリケーションを積極的に取り込むのが Ubuntu

Ubuntu - Wikipedia

Ubuntuのパッケージは、基本的にDebianのテスト版を元に作られており、Debian と同様に、パッケージファイル形式としてdebを、パッケージ管理システムとしてAPT/Synapticを使うことができる。ただし、Ubuntu と Debian のパッケージの間に「バイナリ互換性」は完全には保証されていない[34]

6か月ごとにリリースされる[37]ために、比較的頻繁にアップデートされるオペレーティングシステムとなっている。

 

c. VPS での使用例

CentOS は VPS で使用されているのをよく見かける。

バーチャル・プライベート・サーバ – Wikipedia とは

VPSとは、個々のユーザーに仮想機械内において管理者権限 (root) を付与し、共用サーバにおいて専用サーバのような環境を実装するものである。これによって管理者権限を必要とするソフトウェアインストール等が可能になる。

例えば、レンタルサーバー老舗の「さくらインターネット」の VPS(仮想専用サーバ)

サービス仕様 | VPS(仮想専用サーバ)は「さくらのVPS」 で使われている標準の OS を確認すると、

CentOS 6 x86_64

となっている。

今後、仮想化技術の利用は避けて通れないので、その意味でも CentOS をいじっておけば、役に立つかもしれない。

さくらVPSでスタートダッシュ決めるには結局どーすりゃいいの? | ぷらすぶろぐ によると、

VPSが登場して以来、UNIX出来る人は当たり前のようにVPS。ホームページだけ公開できれば良い人はレンサバって住み分けがハッキリしてきました。

 

2. 仮想マシン VirtualBox に CentOS をインストールする

SnapCrab_NoName_2012-10-8_1-50-44_No-00CentOS を試すために、Windows 上で仮想マシンを作成する。仮想マシンとして

を利用する。 Downloads – Oracle VM VirtualBox より、

  • VirtualBox 4.2 for Windows hosts x86/amd64
  • をダウンロードして、インストール。

    CentOS は、Linux標準教科書(Ver2.0.0)(p11) によると、

    をダウンロードする。

    OS をインストールするためには、

    1. VirtulaBox で新規に仮想マシンを作成し、
    2. ダウンロードした ISO イメージを CD/DVD ドライブで選択して、起動する。

    詳しくは、以下を参照。

     

    3. Guest Additions のインストールして、マウスの統合機能を有効にする

    CentOS を起動したら、マウスの動きがおかしい。 VirtualBox のウィンドウ内でクリックすると、マウスの形が CentOS で表示されるマウスの形状になり、仮想マシンのウィンドウからでれなくなる。

    マウスポインタをウィンドウの外に出すためには、右 Ctrl キーを押す。

    SnapCrab_VirtualBox - 情報_2012-10-6_23-31-14_No-00

    マウス統合機能がサポートされていないことが通知される。

    SnapCrab_VirtualBox - 情報_2012-10-6_23-31-38_No-00

    仮想化された日々:仮想化のススメ(5) VirtualBox Guest Additionのインストール - livedoor Blog(ブログ) によると、

    ゲストOSに、ホストOS上でのマウスの動きや、ウィンドウサイズといった情報を扱わせるためにはVirtualBox Guest Addition というソフトのインストールが必要なのだ。
    そんなことした記憶はない、と言うかも知れないが、
    それは、Ubuntuの場合、Guest Additionがインストール済みの仮想ハードディスクを配布していたからに過ぎない。
    他のゲストOSの場合、一からインストールすることになるが、この場合は、自分でGuest Additionのインストールも行わなくてはならないのである。

    Guest Additions を導入するには、VirtualBox のメニューより、

    • デバイス > Guest Additions をインストール…

    を選択すると、自動的にインストールがされる。

    インストールが完了し、再起動すると、マウス統合機能がサポートされたことが通知される。

    SnapCrab_VirtualBox - 情報_2012-10-6_23-34-26_No-00

     

    4. ネットワークを有効にする

    CentOS 上でブラウザを起動したが、ネットワークに接続できなかった。理由は、VirtualBox のネットワークの設定がされてなかったため。

    • 仮想マシンの設定から、ネットワーク > アダプター1

    において、「割り当て」を NAT にし、「ケーブル接続」のチェックを付ける。

    SnapCrab_NoName_2012-10-7_15-29-19_No-00

    次に、CentOS の上部のメニューにあるネットワークの接続で、有効になった接続を選択する。

    ただし、このままでは、OS を起動するたびにネットワークを選択する必要がある。そこで、

    • システム > 設定 > ネットワーク接続

    を表示し、有線タブにあるネットワークを選択し、編集ボタンを押し、「自動接続する」にチェックを付けておく。

    SnapCrab_NoName_2012-10-7_15-43-51_No-00

     

    NAT について

    VirtualBox では、ネットワークの設定は、NAT がデフォルトの設定となっている。ホスト、ゲスト OS ともに何も設定は必要ない。

    Oracle VM VirtualBox®Chapter 6. Virtual networking によると、

    Network Address Translation (NAT) is the simplest way of accessing an external network from a virtual machine. Usually, it does not require any configuration on the host network and guest system. For this reason, it is the default networking mode in VirtualBox.

    NAT とは、ネットワークアドレス変換 – Wikipedia によると、

    元来、インターネットに接続される全てのルータホストには、それぞれ固有のIPアドレス(グローバルIPアドレス)が割り当てられていた。しかし、インターネットに接続されるホストが著しく増えたため、約43億個を上限とするIPアドレスは枯渇するようになった。こうした状況へ対応するため、LAN内のホストにはプライベートIPアドレスを割り当て、インターネットに接続するときだけグローバルIPアドレスを使用する技術が開発された。このときに用いられる技術がNATである。

    VirtualBox のネットワークエンジンがルータの役割を果たし、トラフィックをさばいてくれる。このため、利用者はネットワークの設定について考えなくて良い。

    Chapter 6. Virtual networking

    A virtual machine with NAT enabled acts much like a real computer that connects to the Internet through a router. The "router", in this case, is the VirtualBox networking engine, which maps traffic from and to the virtual machine transparently. In VirtualBox this router is placed between each virtual machine and the host. This separation maximizes security since by default virtual machines cannot talk to each other.

    ゲストOS に接続する必要がない場合、NAT を選択すれば良い。

    VirtualBoxやVMwareFusion等の、仮想化ソフトのネットワーク設定について | Macとかの雑記帳 によると、

    irtualBoxでNATを選択した場合のネット接続は以下の様になります。

    1. ネットサーフィンや、メールのやりとり等できる。OK
    2. ゲストOS → 他のPCへ接続できる。OK
    3. ゲストOS → ホストOSへ接続できる。OK
    4. ホストOS → ゲストOSへ接続できる。NG
    5. 他のPC → ゲストOSへ接続できる。NG

    VirtualBox に Windows Vista をインストールする

    1. VirtualBox で複数の仮想マシンを起動する

    SnapCrab_NoName_2012-10-8_1-50-44_No-00Windows 7 64 bit 上で Virtual PCVirtualBox を同時に起動したら、ブルースクリーンになった。

    Virtual PC を使う目的は、手持ちのワンセグが Windows 7 64 bit に対応していないため。テレビを視聴するときだけ Windows XP モードを利用している。VirtualBox は、色々な Linux のディストリビューションを試すときに使っている。

    VirtulBox は複数の仮想マシンを起動できる。そこで、Virtual PC を利用するのをやめ、Windows Vista と Linux を VirtualBox で起動することにした。

    ただし、Oracle VM VirtualBoxを使う(後) - @IT によると、

    複数の仮想マシンを実行する場合に物理コア数を超えてしまうと、大幅なパフォーマンスの低下を引き起こすこともある。

    マシンパワーを考えて、同時に起動する仮想マシンの数を考えなければならない。

     

    2. VirtualBox に Windows Vista をインストールする

    VirtualBox 4.2 を起動し、新規ボタンを押して、仮想マシンを作る。細かいことは、ウィザードの說明に従う。

    Windows Vista をインストールするために、DVD ドライブを使えるよにする。

    • 仮想マシンの設定より、ストレージ > ストレージツリー

    において、属性を ホストドライブ E: とした。

    SnapCrab_Windows Vista - 設定_2012-10-8_1-43-53_No-00

    これにより、仮想マシンを起動すると、Windows Vista をインストールできるようになる。

    SnapCrab_Windows Vista [実行中] - Oracle VM VirtualBox_2012-10-7_11-8-44_No-00

     

    3. 低解像度を維持するために、仮想マシンの状態を保存

    Windows Vista の解像度を 640 × 480 に設定して使用している。しかし、Vista を終了すると解像度が 800 × 600 に戻ってしまう。

    仮想マシンを閉じるときは、「仮想マシンの状態を保存」を選択すると良い。

    SnapCrab_NoName_2012-10-8_11-16-36_No-00

     

    関連記事

    Windows Vista, XP の解像度を 640 × 480 に設定する

    1.  Windows の解像度を 640 × 480 にしたい

    SnapCrab_NoName_2012-10-8_0-43-5_No-00PC でテレビを見るためのチューナーとして、GV-SC300 | IODATA を使っていた。古いものなので、Windows 7 64bit 用のドライバがない。そのため、仮想マシンである VirtualBox に Windows Vista をインストールして、テレビを視聴している。

    GV-SC300 はワンセグなので、画質が良くない。Windows Vista 上でフルスクリーンで表示すると、字幕が読めない。画像の解像度を低くし、フルスクリーンでもある程度映像がボケないようにしたかったが、800 × 600 の設定が下限だった。 Virtual PC に Windows XP をインストールしたときは、640 × 480 の解像度にできた。Windows Vista でも同じ解像度に設定したい。

     

    2. Windows Vista の場合、ブートオプションで 640 × 480 の解像度を有効にする

    Windows Vista の解像度を 640 × 480 にするためには、ブートオプションで設定する必要がある。

    画面の解像度を変更して低解像度にしたい によると、

    いまどきのPCはる通常起動ではそこまで低解像度にはならないので、
    F8を押して起動してVGAモードを有効にするで起動する必要があります。
    Vistaでは「低解像度ビデオ(640x480)を有効にする」。

    Windows Vista を起動している場合、一度終了する。次に、起動した後直後、

    F8

    を押す。これにより、ブートオプションが表示されるので、

    低解像度ビデオを有効にする

    を選択する。

    SnapCrab_Windows Vista [実行中] - Oracle VM VirtualBox_2012-10-7_23-12-24_No-00

     

    3. Windows XP の場合、画面のプロパティからアダプタのモードを設定する

    Windows XP で解像度の最小値が 800 × 600 である場合、以下の操作を行う。

    デスクトップで右クリック > プロパティ を選択して、画面のプロパティを表示する。

    1. 画面のプロパティで、「設定」タブを選択。
    2. 「詳細設定」ボタンをクリック。
    3. 「アダプタ」タブを選択。
    4. 「モード一覧」ボタンを押す。
    5. 640 × 480 の解像度を選択する。

    SnapCrab_VMLite XP Mode [実行中] - Oracle VM VirtualBox_2012-10-9_13-36-1_No-00