2012年7月31日火曜日

メガネの視界周辺が歪んで見える原因は、目の端からレンズまでの距離だった

1. 鼻あてを交換したら、視界周辺が歪んで見えるようになった

先日、メガネの鼻あてを交換してもらった。それ以来、見え方が悪くなった。まっすぐに前を見ているときは、問題ない。しかし、眼球を左右に動かすと視界が歪み、頭が痛くなる。

しばらくしたら見え方に慣れると思っていたが、一行に良くならない。

自分で鼻あての角度を調整したけれど、全く改善されない。角度をどのように変えても、レンズの縁辺りを見ると吐き気がした。

 

2. メガネを調整するときのポイント

自分ではこれ以上どうすることもできなかったので、メガネを購入した店で直してもらうことにした。

店員さん曰く、調整のポイントは、次の3点。

  1. まっすぐ正面を見たときに、歪みなく見えること。
  2. 目の中心から、レンズまでの距離が適正であること。
  3. 目の端から、レンズまでの距離が適正であること。

最初に、メガネの両脇に付箋を貼り、正面を見たときの見え方をチェックした。

DSC05187

正面を見るときは、それほど見え方は悪くはなかったが、付箋をつけたらより違和感が軽減し、目が楽になった。

次に、目からレンズまでの距離がやや離れていたので、鼻あてをレンズに近づけてもらった。

DSC05184

しかし、相変わらず眼球を左右に動かすとクラクラする。何度も調整したが直らない。

 

3. フレームを曲げて目の端から距離を調整する

店員さんが「うーん…」と唸り、調整を諦めたかに見えた。自分もこれ以上は無理かなと思っていたら、「もう一つだけ試したいことがあります。」と言われた。

直してもらったのは、目の端からレンズまでの距離。大げさに表現すると、下図のように弓なりになっていたフレームを直線に近づけた。ただし、見た目には全く変化が分からない程度の調整。

描画

これにより、視野周辺の歪みが消え、普通に見えるようになった。

メガネをぶつけて鼻あてが曲がった場合、自分で鼻あての角度を直すことはよくある。それでも、見え方が良くならない場合、フレームの歪みも考慮に入れなければならない。見た目には全く分からなくても、ちょっとの曲がりで見え方が全然違う。自分で応急処置をするときは、今回教えてもらったことが役に立ちそう。