2008年2月9日土曜日

「あとちょっとだけ調べる...」をやめるには - 予定通りにタスクがこなせい場合に

調べごとに夢中になると、悪循環にハマる

080209-050時間を忘れ、調べごとに夢中になることがある。…と言えば聞こえはいいが、そういう話ではない。

  1. 問題を解決できないために、
  2. 方法をいろいろと考え、
  3. 試し、
  4. さらに考え、試し...

そんな繰り返しによって、やめどころ、切り上げるタイミングを逃している状態。

ネットが発達したことによって、わからないこと、気になることはすぐ調べることができる。便利な反面、どこまでも深く潜っていけてしまう。誰かがそれを外から眺めていて、辿っている方向が正しいのか、そうではないのか教えてくれるなら、何の問題もない。しかし、そんな都合のいいエージェントはいない。

 

「もう少しでわかりそう…」の罠

ブラウザは、通常複数のウィンドウ、タブを開くことができる。そのため、

  1. 何か気になる言葉があれば、
  2. 今見ているウィンドウから離れなくても、別のウィンドウで検索だけさせておき、保留する。
  3. ある一つの単語から、調べたいこと、深めたいことが樹状に広がっていく。

これには際限がない。

そこに罠がある。いつでも、もう少しでわかりそうな気がする。

「あの一つさえクリアできれば、全てうまくいくはずなのに...」

そんな誘惑になかなか勝てない。現実は、一つクリアしても、次の問題が見えてくることの方が多い。早めにキリをつけ、頭を休めた方が良い。無理をして我慢して続けているも、トータルで効率がいいと思う。

 

悪循環を断ち切る方法

目的は、方向の定まらない、回りだした歯車を止めること。

「もうちょっとで...」

という誘惑に負けないようにしなければならない。

そのためにはどうするか?

1. 集中していると、時間がすぐに過ぎてしまう。まず、これを自覚させる。

かけている時間の割には、成果が上っていないことは、往々にしてある。他のやらなくてはならないことと天秤にかけ、時間に対するコスト意識を呼び覚ます。

2. 先送りするための手順を踏む

ただし、問題を放置するわけではない。 GTD であれば、粒度に応じて「プロジェクト」にしたり、「アクション」にしたりする。当分できそうにない、または、見たくないと思ったら、「いつかやる」。未来のある時点で、再度考えるということをスケジュールしておくことによって、できなかったことに対するストレス緩和させ、「やめれない症状」を抑える。

3. 先送りしたら、どこまでやったかを簡単に書く

詳細に書こうと思うと面倒になり、「もうちょっと」という気持ちを抑えられなくなる。この点に注意。

4. 解決できなかった理由を考える。

その中で、自分だけでは解決できない要素が、どのくらい含まれていたのか、また、不確定な要素がどのくらいあったのか考える。これにより、できなかった原因を、不当に自分に帰属させるのを回避する。

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最後に、やばそうな悪循環にはまりつつあるとき、上記 1 ~ 4 を実行することを思い出す。 (すぐに忘れる... ^^; )

追記 (2011.10.25) : この記事、書いたの忘れてた。