2007年12月20日木曜日

Yahoo! Pipes で、RSS を配信しているサイトから必要な記事のみ抽出してチェックする

情報系のサイトやブログを読んでいると、自分の関心のある記事の脇に、別の記事へのリンクがある。読んでいた内容に類似していて興味を持つものもあれば、逆に、全く関心がなかったけれど、タイトルがおもしろそうで読みたくなることもある。そんなとき、セレンディピティを感じる。新聞や雑誌を読むことのおもしろさは、偶然出会う記事の質に依存している。

しかし、逆に、必要な記事のみ抽出して読めればいいやというときもある。「このサイトで扱っている、この内容の記事だけはチェックしておきたい」というようなときだ。そのようなとき、Yahoo! Pipes を利用すると便利。

 

前提

米Yahoo! の ID を取得している。

 

利用する Pipes のモジュール

Sources > Fetch Site Feed

Operators > Filter

 

Open Tech Press の特集記事の中で、「Firefox」と「OpenOffice」に関する記事があったときだけ、Google Reader に表示されるようにする。

 

Pipes: Rewire the web にアクセスし、Create a pipe をクリックする。

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そうすると、Pipes の画面が表示される。左側には利用できるモジュールが表示され、右側でそれらモジュールを組み合わせる。

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Fetch Site Feed の設定

情報の取得元であるサイトの設定を行う。

 

Sources > Fetch Site Feed を画面の右側の領域にドラッグ&ドロップする。

URL のフィールドに、 http://opentechpress.jp と入力する。このとき、対象サイトの RSS はモジュールが探して取得してくれる。

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Filter の設定

抽出条件を Filter モジュールで設定をする。

 

Filter モジュールを、画面の右側の領域へドラッグ&ドロップする。

指定した単語のいずれかと一致したものを抽出されるように設定。

セレクトボックスを次のような文になるように選択をする。

Permit」 items that match 「any」 of the following

Rules のセレクトボックスでは、item.description を選択し、抽出対象の単語をフィールドに入力する。

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ここで、 item.description 以外に、いくつかの項目が選択できることがわかる。

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item.description を選択した理由は、対象サイトの RSS を見るとわかる。 description タグで、記事の内容の説明が書かれるからだ。

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モジュールの連結

モジュールの下端と上端にある丸印をつなげ、 Pipe Output に情報が流れるようにする。最後に、 Pipe Output をクリックすると、画面下に抽出された情報が出力される。

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Pipe の保存と起動

作成した Pipe を右上にある Save ボタンを押すことによって保存する。

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その後、 Run Pipe... のリンクが表示されるのでクリックすることによって、今作成した Pipe を動作させることができる。

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Pipe を動作させると次のような画面が表示されるので、 Google Reader に登録する場合には、 Google のボタンをクリックして、登録作業を続ける。

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